親が亡くなった直後から7日目までにやるべきこと:準備と手続きの具体的な案内

親・家族が亡くなってから7日目までにやるべきこととは?

親や家族が亡くなることは、どんな人にも起こり得ることです。しかし、悲しみにくれる暇もなく、親が亡くなった直後からやるべきことが多く発生します。ご遺族にとっては、一番多忙な時間を過ごす時期ともいえます。

そこで今回は、親が亡くなった翌日から、7日目までにやることを時系列に紹介していきます。

ご遺族にとって親が亡くなられてから7日目までの時期は、葬儀のことや諸々の手続きや手配など、迅速な決定をしなければならないことがいくつかあります。悔いが残らないお見送りをするためにも、心に余裕を持ち、葬儀社をはじめ参列者に対して冷静に対応できるよう、この記事を読み、事前にやるべきことを把握しておきましょう。

亡くなった翌日〜2日目にすること

亡くなった翌日から2日目までにやるべきことは、以下2点になります。

1.葬儀社との打ち合わせ

2. 死亡届の提出、火葬許可証の取得

1. 葬儀社との打ち合わせ

まずは、葬儀の準備をするために葬儀社と打ち合わせを行います。打ち合わせの場所は、葬儀社、式場ホール、ご自宅、または近隣のファミレスなど、希望する場所を葬儀社にお伝えしましょう。

打ち合わせでは、家族や親戚の信仰宗派の確認、1日葬または家族葬、火葬式など、葬儀の形式や通夜と告別式の日程、火葬場の場所、供花、棺や祭壇など、細かな部分まで決めていきます。

また、葬儀で振る舞う料理や香典返しの手配も準備していきます。ご家族や親族には、葬儀の準備が整うまでの間に連絡をしていきましょう。亡くなった親が勤めていた会社については、所属の部署に連絡して訃報を伝えます。近年増えている家族葬を行う場合は、トラブルを防ぐためにも、香典や弔電を受け取らない旨を伝えることを忘れないようにしましょう。

 葬儀の日程や場所が決まったら、ご友人や知人に訃報連絡をします。葬儀会社には、訃報の案内や葬儀場の地図等が記載された雛形が用意されているため、簡単に連絡をすることができます。また、香典や弔電、供花の手配もメールやLINEで行うことができます。 

2. 死亡届の提出、火葬許可証の取得

火葬手続きを行うためには、重要な手続きが2つあります。1つ目は死亡届の提出、2つ目は火葬許可証の取得です。

しかし、多くの葬儀会社がこれらの手続きを代行してくれます。死亡届の提出期限は、亡くなってから7日以内となっていますが、万が一、期限を過ぎてしまった場合は、最大で5万円以下の罰金が課せられます。死亡届の提出先は、死亡者の本籍地、届け人の住所地、死亡場所のいずれかの役所になります。役所に死亡届を提出すると、火葬許可証を受け取ることができます。

火葬許可証がないと火葬することができませんが、幸いにも葬儀社のスタッフが死亡届の提出と火葬許可証を取得するために役所に行ってくれるので安心です。

死亡届を提出すると、故人の口座が凍結されるかもしれないと心配される方もいるかもしれませんが、そのようなことはありませんので、安心して手続きを行いましょう。

亡くなった3日目から7日目までにすること

亡くなった3日目から7日目までにやるべきことは、以下の2点になります。

  1. お葬式、火葬、収骨

2. お骨を後壇で安置する

1. お葬式、火葬、収骨

葬儀の手続きは、死亡3日目から7日目以内に行うのが一般的です。その間には、葬儀関連の準備が主に行われます。

まずは、葬儀会社と打ち合わせをし、お通夜、葬儀・告別式、香典返し、初七日、出棺、火葬、収骨の日程などを決めます。しかし、人口の多い地域では火葬場が混んでいるため、火葬を1週間以上待たなければならない場合もあります。その場合は、お葬式も死亡から7日以上先に行われる場合があります。

近年、葬儀業界では3つの変化が見られます。

1つ目は、香典返しをお葬式当日にお返しする「即日返し」が増えていること。

2つ目は、初七日法要を告別式終了後に併せて行うことが多くなっていること。

3つ目は、通夜を行わず、近しい家族だけで行う家族葬が増えていることです。

現在では、通夜を行わず、告別式から火葬までを1日で行う「1日葬」が主流となっています。告別式では僧侶が約30分お経をあげ、その後すぐに初七日法要の読経を約10分あげます。その後、棺にお花を入れて故人とお別れする時間を20分ほど設けるため、1日葬は約1時間で終了します。

火葬を行う日は、役所で受け取った火葬許可証を火葬場に提出する必要があります。一般的には、葬儀社のスタッフが行いますので、確認してください。火葬後は、火葬場から埋葬許可証を受け取り、骨壺と一緒に桐箱に保管されるケースが多いです。この際、書類を無くさないように注意してください。

最後に、火葬代金のお支払いがあります。カード決済をする方も増えてきていますが、多くの場合は、亡くなってから2週間以内に支払う必要があります。

2.  お骨を後飾り祭壇で安置する

火葬後、お骨は火葬場から持ち帰ることになります。そして、自宅で後飾り祭壇と呼ばれる台の上に遺影写真と一緒に安置し、49日法要まで大切にお守りします。この期間中、家族は毎日お水やお花を供え、お線香をあげます。

このように、故人とのお別れは葬儀だけでなく、49日法要までの期間や1周忌など、様々な儀式によっても弔うことができます。

親が亡くなってから7日目までにやるべきことの時系列まとめ

親が亡くなった翌日から7日目までにやることを時系列でまとめると、以下のようになります。

1 葬儀社との打ち合わせ

2 死亡届の提出、火葬許可証の取得

3 お葬式、火葬、収骨する

4 お骨を後飾り祭壇で安置する

これらは、亡くなった後、すぐに行う必要がありますが、葬儀社のスタッフが手助けをしてくれるため、多くの負担を軽減することができます。

葬儀社は、常に皆様に寄り添い、お力になりたいと考えています。皆様の身近な存在でありたいと願っています。お困りの際は、お気軽にご相談ください。

葬儀に関するお問い合わせは「多摩中央葬祭・森の風ホール」へ、お願いいたします。

24時間365日、専門スタッフがお客様のサポートをいたします。

この記事はYoutube動画「多摩おそうぎch」から作成しました

この記事は弊社Youtubeチャンネル「多摩おそうぎch」の動画から作成した記事です。動画の方もぜひご視聴ください。

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