それ、老害です。お葬式編 知っているか知らないかで、あなたの品格が変わる

「老害」という言葉は、決して誰かをバカにしたいわけではありません。むしろ、50代以上の人生経験豊かな方にこそ読んでいただきたい内容です。

お葬式の現場で一番、人間性が出る瞬間、いつだと思いますか?答えは、「お葬式が始まる前と、終わった後」です。式の最中は、誰もが静かにしています。でも、始まる前と後のたった1時間ほどの間に、人の優しさも、見栄も、昔の常識も、全部ふっと表に出てくる。

老害をやっている本人は、悪気がゼロなんです。「気を遣ってあげた」「教えてあげた」「励ましてあげた」と思っている。悪気がないからこそ、誰も止められない。今日は、葬儀の現場で実際に起きた老害エピソードを4つ、お伝えします。

1. どうぞ!前へどうぞ!

お葬式では、スタッフが「前のお席から詰めてお座りください」とご案内します。ところが、年配の方が後ろの席に座り、知り合いが来ると手招きして「どうぞ、前へ前へ」と声をかける。あれは式場運営の妨害になっています。手招きを見た周囲の人たちは「私も遠慮しよう、後ろでいいや」となるんです。結果、後ろから席が埋まっていく。さらに、ご遺族から式場を見ると、前の席だけガラガラで後ろだけ混み合っている光景が見えます。ご遺族からすると、「来てくださった方が少ないのかな?」と感じてしまうことがある。お葬式の席は、自己判断で仕切らない。スタッフに任せる。これが一番スマートです。

2. その髪型、服装、どうなの?

久しぶりに会った親戚の若い子を上から下まで見て、「あら、髪の毛茶色いわね。そんな色でいいの?」と言う。本人に悪気はない。「教えてあげている」という善意です。でも、言われた若い子はびっくりして、委縮してしまいます。お葬式でまず見るべきなのは、服装・見た目の完璧さではなく、来てくれた気持ちです。

3. 焼香指導おじさん・おばさんに要注意

お焼香の前に「こうやるのよ」と教えてくれる方がいます。でも問題は、その内容が間違っていることもあるという点です。お焼香の回数は、宗派によって違います。焼香作法は宗派で異なるため、一つの形だけが絶対の正解とは言えません。焼香のやり方がわからなければ、葬儀社スタッフに聞くのが正解です。

4. しっかりしなさい!

親を亡くした喪主の方に「しっかりしなさい」と言う年長者がいます。でも今は違います。喪主は、病院対応、葬儀社との打ち合わせ、親族連絡、式中の挨拶……。悲しむ時間もないまま、何十人・何百人というお客様の対応をしています。それだけで十分すぎるくらいしっかりしているんです。一番いい声かけは、「大変でしたね」「よく頑張りましたね」この一言。

おわりに

人は歳を重ねるほど経験値を積む一方で、アップデートが難しくなるのかもしれません。アップデートをやめたとき、経験は老害に変わっていくと私は思います。人は、気づいた瞬間から変われます。

多摩中央葬祭 森の風ホール(立川・府中・国立・昭島)1979年創業。事前相談・お見積もり随時受付中。

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