通夜 ご葬儀に贈る花とは枕花・供花・花輪・献花 コレはやめて!

ご葬儀における花は、枕花・供花・花輪・献花などがあり、注文方法や送るタイミングを知らないと、ご遺族に迷惑をかけるってことをご存知ですか?

亡くなった方の 家族やお知り合い、またお仕事の関係者などに、お花を贈る機会もあると思います。社会人として初めての弔い・弔事では、特にこれまでの経験がない方も多いでしょう。

お花をいつ贈ればよいのか?どのような花を選び、どのくらいの予算で贈るべきか?どこで注文すればよいのか?これらについて迷われる方もいらっしゃるかもしれません。誤った選択は、せっかくの気持ちがご遺族に負担をかけてしまう可能性があります。大切なのは故人を弔う気持ちと、ご遺族の心に寄り添うお気持ちです。

またお悔やみの花には、宗教や地域によって適した種類があり、守るべきマナーも異なります。突然の訃報を受けた際に失敗しないよう、事前にそのような場面に備えて確認し、大人のお葬儀マナーに対応できるようにしましょう。

本日の目次1:葬儀に使用する花は主に「枕花・供花・花輪・献花」の4種類

目次2:葬儀で贈る花、依頼する所はどこ?

目次3:注文時に伝えるべき大切なこと

目次4:本日のまとめ

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目次1:葬儀に使用する花は主に「枕花・供花・花輪・献花」の4種類です

最初に枕花(まくらばな)からです。枕花は、ご遺体を安置されているご自宅や葬儀場で亡くなられた直後から、ご遺体のそばに飾るお花です。故人と縁のあった方、お身内、近しい方に一番最初に亡くなったという訃報のお知らせがいきます。故人の魂を鎮めるためや、遺族の悲しみに寄り添う意味もあるので、親しい間柄の方が贈るのが一般的です。お送りする方は、遺体が安置されている場所を確認し、訃報を受けてから通夜が始まる前までに贈りましょう。ゆっくりしていられません。

花の色合いは白に限定することはなく、落ち着いた色調にまとまれば、淡いピンクやクリーム、ブルーなどの花を入れることもあります。家族や親族が枕花を用意するときには枕元の両サイドに1対(2基)を配置しますが、親しい人や遠方の人が会葬の代わりとする場合には1つで贈っても大丈夫です。

豪勢な枕花を贈るのは「予め訃報を予期していた」ことになり失礼です。花は控えめなアレンジで故人の枕元に供えます。

金額の相場は約5千円~2万です。

次に供花です。

この供花が皆さんも一番多く目にされています。供花とは、通夜や葬儀で故人の祭壇に供える花のことです。「きょうか」または「くげ」と読み、故人の霊を慰め、遺族にお悔やみの気持ちを伝える目的があります。

また供花は、贈り主が書かれた名札をつけて、故人と関係の深い方から順番に並べます。会場の祭壇や棺の周りにお供えします。都合で通夜や葬儀に参列できない近親者や会社関係者や、遺族が香典を辞退した場合など、故人への哀悼やご遺族へのお悔やみを伝えるために贈ることが一般的です。生前の故人への感謝と弔いの気持ちを表します。弔いの気持ちがあり、葬儀に供花を出したいならば、故人と生前に親しかった友人・知人が出しても構いません。また通夜や葬儀に参列してお香典を持参していても、参列者が望むならば、お香典に加えて供花も出すことも一般的です。

金額の相場は1基で約1万5千円から3万円です。

目次2 葬儀で贈る花、依頼する所はどこ?

 ここで注文先はどこにしたらいいのか?疑問に思う方もいらっしゃると思います。全てのお花に関しての注文先は葬儀を担当する葬儀社に花の依頼をします。ネットや生花店からの宅配のお花にされたい場合もあると思います。直接依頼する場合も、先に葬儀社にその希望を伝えましょう。葬儀の実施を専門としているため、故人の宗派や供花ごとで贈るタイミングなどを考慮したり、遺族が希望する葬儀スタイルがあり、それに沿った花や祭壇を葬儀社が用意しているため、葬儀社へ依頼すれば、「自分だけ他と全然違う雰囲気の供花を準備してしまった」という事態も防げるからです。祭壇・お花は統一感が大切です。また葬儀社によっては提携している生花店以外からの供花を設置できないこともありますので、必ず事前に葬儀会社に確認をしてください。

目次3 注文時に伝えるべき大切なこと

注文時には「喪主名」「葬儀の日時」を忘れずに確認し手配しましょう。飾る順番にも決まりがあるので、送り主は名義や故人との関係性もハッキリと提示することが大切です。覚えておいていただきたいことですが、そもそも供花を出していただいた方にご遺族はお返しをしなければならないというしきたりは特別ありません。

供花については 亡くなられた故人に対して 生前中の感謝の意を表してお供えをさせていただくもの・故人に対して贈るものでお香典のように、ご遺族に贈るということではありません。

つまりお返しをしなくてはいけない決まりはないのです。そう考えると、お返しが 帰ってくると考える方が逆におかしいわけなので、お香典を出した時のように香典返しのようなしきたりはございません。身内を亡くし葬儀などで多忙なご遺族の負担を少しでも減らすために、「返礼品を辞退する」といった心遣いを見せると良いでしょう。返礼品を受け取ってから送り返すわけにもいかないため、供花を贈ったタイミングで「供花の返礼品は辞退する旨」を一言添えると、ご遺族の負担を減らせます。

次に花輪です。

花輪とは、通夜や葬儀会場の入り口に飾る花のことです。屋外に設置することもあります。生花や造花で作った輪を、背の高いスタンドの上に設置して飾ります。配色や意味合いは異なりますが、お店の開店祝いで飾られる大きな花をイメージすると良いでしょう。

花輪の真ん中に「弔」の文字が入っていることもあります。

花輪については個人で贈るよりも、故人が所属していた会社や親交のあった組織、親族代表などが団体として贈ることが多いです。供花と同じように、スタンドの部分に贈り主の名札がつきます。住宅密集地域や都市部の斎場では、スペース問題や景観の規定などから近年、花輪は辞退される傾向があります。

今現在の主流相場は、10,000円~15,000円程度となっています。

次に献花です

献花とは、参列者が葬儀や告別式で、ひとり一輪ずつ祭壇に供える花のことです。主にキリスト教や無宗教の葬儀で、焼香の代わりに行われます。祭壇ではなく、棺の故人の顔周辺にお供えすることもあります。

供花・枕花・花輪と異なり、お葬式中に直接葬儀場でお供えすることが一般的です。花は葬儀社側が用意するため、参列者が贈る必要はありません。

近年では、キリスト教や無宗教以外でも、葬儀の演出として献花を行うケースもあります。

本日のまとめ

葬儀で贈る花には、供花や枕花などさまざまな種類があります。それぞれで使う場面が異なったり、また、ご遺族の意向や故人の宗教にも気を配り、故人の宗教に合わない花を贈ることは避けるべきです。もし供花の受け取りを辞退しているなら、相手の意思を尊重することが最優先です。実際に花を準備する際は、葬儀社に必ず確認してネットで送ったり花屋さんからの宅配など送りたい場合は「自分で花を用意して大丈夫か?」と事前に確認をお願いいたします。

何を贈ろうかと、喪主や遺族に確認したくなるかもしれませんが、なるべく葬儀社に相談し、ご遺族にご負担をかけないよう配慮をお願いいたします。

⬇️枕花・供花・花輪・献花⬇️

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