訃報を知らせるにはどうすれば良いか、また誰が連絡すべきか
訃報連絡を受けた場合、どの程度の関係性まで葬儀に参列するのか!
目 次
⒈訃報の知らせ方
2. 誰が訃報を知らせるか
3. 葬儀に参列するかどうか
4. まとめ
1. 訃報の知らせ方
1. 電話で伝える
もっとも直接的な方法が、電話で訃報を伝えることです。
親しい友人や取引先に訃報を伝える際は、できる限り電話で直接伝えることが望ましいです。電話なら、相手の反応を見ながら丁寧に話を進めることができます。まず簡潔に用件を伝え、少し時間を取りながら相手の反応に合わせて詳細を話します。「急なご連絡で恐縮ですが、○○さんが亡くなられました。」という言い方が適切です。
2. メールやメッセージアプリを使う
遠方の人や、直接話す時間が取れない場合は、メールやメッセージアプリを使って連絡をします。
慎重に言葉を選び短い文面で簡潔に訃報を伝え、必要な情報を伝えます。
突然のご連絡失礼いたします。誠に遺憾ながら、○○さんがご逝去されました。ご冥福をお祈り申し上げるとともに、葬儀の日程が決まり次第、改めてご案内させていただきます。
3. 書面での連絡
正式な場面では、書面を用いた連絡が求められます。特に取引先や、少し距離がある関係者に対しては、丁寧な訃報通知の書面を送ることが一般的です。
葬儀の詳細や故人の経緯をきちんと記載し、敬意を示す文面を心がけましょう。
「拝啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。さて、誠にご通知申し上げにくいことではございますが、○○が〇月〇日に永眠いたしました。ここに生前のご厚情を深謝申し上げますとともに、謹んでご報告させていただきます。」
2. 誰が訃報を知らせるか
1. 家族や親族が中心となって連絡するケース
基本的には、故人の家族や親族が訃報の連絡を担当します。家族の代表者や、親しい親族が連絡を取り合い、各方面に知らせるのが一般的です。たとえば、親や配偶者、兄弟姉妹がその役を担うことが多いです。
もしあなたが訃報を伝える立場にいる場合は、できるだけ落ち着いた状態で、慎重に相手に伝えるよう心がけます。親しい方へは逝去後すぐに何時何分に丸々が逝去しました。これから葬儀の打ち合わせを行います。葬儀の詳細が決まりましたら連絡します。と伝えます。
それ以外の方へは葬儀の詳細が決まってから連絡をします。
2. 代理として友人や同僚が連絡するケース
家族が精神的な負担で連絡できない場合や難しい時には、親しい友人や同僚が代理で訃報を伝えることもあります。
3. 学校や会社での連絡は組織の責任者が行う
学校や会社の場合、組織の責任者や管理職が中心となって、関係者に訃報を伝えます。
3. 葬儀に参列するかどうか
①家族や親族の場合は基本的に参列するのは一般的です。特に近親者(親、兄弟、祖父母、配偶者、子供)は当然のように参列が求められます。たとえ遠方であっても、できるだけ参列することがマナーで可能な限り駆けつけるようにしましょう。
② 疎遠だったり、特に深い交流がなかった場合は、参列しないという選択肢もありますが、親族間で事前に相談することが大切です。
③親しい友人が亡くなった場合、葬儀に参列します。友人の関係性が深ければ深いほど、参列が求められます。特に、長年の友人や、定期的に交流があった友人であれば、礼を尽くして葬儀に参列することがマナーです。
④疎遠な友人の場合はケースバイケースで疎遠になっていた友人や、長い間交流がなかった場合は、必ずしも参列が必要とは限りません。しかし、訃報を受けた際に深い悲しみを感じたり、どうしても最後のお別れをしたいと感じた場合は、参列することが自然な流れです。
⑤同僚や仕事関係者の場合
関係性の深さによって判断します。特に、毎日顔を合わせていた同僚や、プロジェクトで一緒に仕事をしていた場合は、参列することが一般的です。また、取引先などの場合は、ビジネスマナーとして上司や同僚と相談しながら参列を決めることが大切です。
⑥周囲の目線を気にする必要はあるのか多くの人が気にするのが「周囲の目線」です。参列するかどうかで周囲にどう思われるかを気にすることは、特に職場やコミュニティではよくある悩みです。
葬儀は、故人との最後のお別れの場であり、自分がどうしたいかが最も大切です。周囲の意見や期待も考慮に入れるべきですが、最終的には自分の感情を大切にしましょう。
組織や地域の習慣に従う
職場や地域社会には、それぞれの慣習やマナーが存在します。例えば、上司や同僚が参列する場合、一緒に参列することでビジネスマナーを守ることにもつながります。また、地域社会での葬儀参列は、地域の慣習や絆が強く影響することがあります。こうした場合は、周囲の意向にある程度従うことも重要です。
⑦参列しない場合 葬儀の日程が分からなかった場合
仕事や家庭の事情、遠方に住んでいるなどそして訃報が届かず、葬儀に参列できない場合でも、適切な対応が必要です。
1. お悔やみの言葉を伝える
電話や手紙、メールなどでお悔やみの言葉を伝えることが大切です。特に親しい関係であれば、遺族に直接お悔やみを伝えることで、参列できなかったことに対する誠意を示すことができます。
2. 香典や供花を送る
香典や供花を送ることで、故人や遺族への思いを示すことができます。この場合も、遺族に事前に連絡し、適切な方法で対応することが重要です。
3.後日お悔やみに訪問する
もし葬儀に参列できなかった場合、後日遺族の自宅を訪問してお悔やみの挨拶をすることも重要です。突然の訪問は避け、事前に連絡を入れてから訪問するようにしましょう。遺族の気持ちに寄り添いながら、故人を偲ぶ場を設けることで、心を込めた対応ができます。 訪問時には、長時間の滞在は避け、手短にお悔やみの言葉を述べるように心がけます。また、軽いお土産や供物を持参することも、故人や遺族への敬意を示す方法です。
4. まとめ
訃報の伝え方、動き方について紹介しました。訃報はまず近親者から伝えますが危篤の段階で近親者に伝えることは多くあります。会社や学校関係は伝えやすいのですが友人関係への訃報案内は漏れることが多くありますので、伝えてほしい場合は親しい友人に拡散してもらいましょう。オンライン葬儀というシステムを利用するとLINE等のSNSで一気に拡散することもできるので便利です。