【直葬の罠】プロだけが 知っている 言えない直葬・火葬式の闇

まりな:こんにちは〜新人社員、19歳 まりなです。今日は、今 増えている**『直葬・火葬式』**について、みなさんが 一番気になっている「お金の裏側」と「後悔しないための本音」を、社長に 遠慮なく ズバズバ聞いていきます!

社長:「直葬・火葬式が選ばれる一番大きな理由は、やはり“費用を ぐっと 抑えられる”ことです。ただ、その裏側では、『親族から“直葬なんて冷たい”と言われて つらかった』こうした“心のしこり”の相談が、本当に増えています。

本日は ネットやSNS情報にはない 直葬・火葬式のリアルな真実・最新版を お伝えします。

それでは本日のお題です。

目次

直葬はどこも同じ!?

まりな:社長、直葬(火葬式)は 通夜や告別式をしない、火葬のみのシンプルな形式ですよね。でも、シンプルすぎて、どの葬儀社に 頼んでも同じなのかなって思ってしまいます。

社長: まりなさん、その考えは非常に危険です。直葬や火葬式は、葬儀社や地域によって やり方がバラバラで、統一されていません。

つまり葬儀社によって やり方が かなり違うんです。

まず法律で死後24時間以内の火葬は禁止されていますから、病院で亡くなった場合 どこかに ご遺体を安置しないといけません。

まりな: 病院ではなく、自宅か葬儀社などの 安置施設ですね。

社長:はい 直葬・火葬式の場合、お葬式をしない分、故人さまと会う時間、親族で 故人を偲ぶ時間が取れにくい現実があります。安置期間中の ご面会や お別れを希望したとしても「お顔はいつでも見られますよ」と面会を許可してくれる葬儀社もあれば、「お顔は見せられません」と断言する葬儀社も存在します。

また CMでも有名な大手◯◯お葬式ですと、面会するのに11,000円お支払いをすれば面会できるという 会うだけで 有料なところもあります。これは一般葬、家族葬にしたとしてもなんです。

まりな:面会が有料なんて信じられません。親に会うだけで費用がかかるなんて…面会ができるかどうかで、心の準備が全然違ってきますね!お葬式にかかる総額の費用も変わってきますね。

社長: 全くその通りです。また、費用を抑えるために、棺も一番安価なものを使うことが多いですが、お別れの花(納棺時のお花)の有無一つをとっても、葬儀社のプラン次第で違ってきます。

ある葬儀社では、直葬でも シンプルなプランだと寂しいからと「他の方のお棺は お花でいっぱいなのに、自分のところだけ無いと みじめですよ」と オプションを勧められたという事例もあるほどです。

つまり、直葬を成功させるためには、ご自身が頼む葬儀社が どこまでしてくれるのかを、事前に徹底的に確認することが 一番の正解なのです。

病院と葬儀社 未だにズブズブの関係・・・?

まりな:社長、率直に聞きます。病院と葬儀社って  今も“ズブズブの関係”ってあるんですか?直葬を考えていても、病院から紹介された葬儀社が『直葬は儲からないから嫌がる』とか、『家族葬にしませんか?』って、高いプランに誘導してくるっていう話をネットやYouTubeでよく見るんですけど…本当なんでしょうか?

社長:まりなさん、そしてご覧の皆さんが不安になるのは、当然だと思います。まず事実として、直葬は一般葬に比べると売上が下がるので、 “できれば単価の高い葬儀にしたい”と考える葬儀社があるのも現実です。大手紹介サイト経由の仕事では、紹介手数料が重くて利益が出にくく、そこを埋めるために 過剰な追加費用を勧めるという、深刻なトラブルも全国で起きています。

まりな:やっぱり、嫌がる葬儀社さんもあるんですね…。

社長:一部にはあります。ただ、それが“業界の標準”だとは思ってほしくないんです。少なくとも、私たち多摩中央葬祭は “直葬だから手を抜く”ということは一切ありません。どんな形式でも、ご縁をいただいた以上、同じように丁寧にお送りする。それが、地域の葬儀社として、地元の方の最期を丁寧にお送りしようと決めている 私たちの1番大切にしていることなのです。

まりな:でも、病院と葬儀社の“癒着”って、本当にもうないんですか?病院に旅行をプレゼントして紹介をもらうなんて話も見ました。

社長:東京に限って言えば、お金や旅行で病院から紹介を買うようなやり方は、ほぼ無いと断言できます。

20年以上前は、正直“黒い話”もありました。でも今はコンプライアンスの時代、SNSで一瞬で拡散される時代です。もし不正がバレたら、病院も葬儀社も一発で信用を失います。

ですから、東京ではそうした あからさまな癒着は、リスクが大きすぎて成立しません。

まりな:なるほど…。でも、言葉で「直葬は成仏できない」「ちゃんと式を」って プレッシャーをかけて、家族葬や高いプランに誘導されるケースは、まだあるんですよね?

社長:そこは、残念ながら今も全国であります。葬儀社も商売ですから、“売上第一”の会社だと、『直葬はやめた方がいい』という言葉を使って、単価の高いプランに誘導する こともあるでしょう。

だからこそ、本音と、倫理・コンプライアンスのバランス を どう取るかが、葬儀社側に強く問われている時代です。

 それからもうひとつ、菩提寺(お寺)との関係がある方は要注意です。『直葬にしたら納骨を断られた』というケースも、実際にあります。

ですので、お寺にお墓がある方・菩提寺がある方は、直葬を決める前に、必ず先にお寺へ相談する。これを、ぜひ覚えておいていただきたいと思います。

本日のまとめ

社長:忘れられないご家族がいます。お母さまの入院費と看病で生活が限界になり、「直葬しか選べなかった」と涙ながらに話してくださいました。でも、その方は続けてこう言ったんです。

 『生きているうちに、いっぱい顔を見て話しました。だから、お別れはもう、生前に済んでいるんです』その言葉を聞いた瞬間、胸が熱くなりました。

 式の規模や豪華さよりも、どれだけ想いを込めて向き合ってきたか‥それこそが、最も尊い弔いなのだ と。

まりな:形式や費用じゃなくて、“どんな気持ちで送り出すか”が大切なんですね。

社長:まさにその通りです。葬儀は、悲しみを受け止め、故人の生きた証を家族で共有する 心のプロセス なんです。だから直葬こそ、担当者の姿勢と力量がそのまま遺族の体験を左右します。

 価格だけで選ぶと、大切な人が“流れ作業”のように扱われてしまう危険もあります。

大事なのはただ一つ。

 『家族として どう送りたいか』を真剣に 聞いてくれる葬儀社かどうか…ここを必ず見てください。

まりな:実際、同じ直葬でも“淡々と終わる式”もあれば、家族の気持ちに寄り添ってくれる式もあります。その差が本当に大きいと、現場に出て感じています。私も、そんな担当者になりたいです。」

社長:大事な気づきですね。そして 人は“いざ”という時に冷静ではいられません。深夜の病院、突然の知らせ…その瞬間に考えようとしても、心が追いつかないんです。

だからこそ今、この穏やかな時間のうちに 正しい知識・マナーを持っておくことが、未来の自分を救います。

直葬を選ぶかどうかより大切なのは——『悔いのないお別れができた』と 心から思えるかどうか。

今日の情報が、いつか大切な人を見送るその日に、あなたの支えになることを願っています。

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