近年、「家族葬」を選ばれる方がとても増えています。
「家族だけで静かに送りたい」
「大げさなお葬式にはしたくない」
「できるだけ費用を抑えたい」
「親しい人だけで、気をつかわずに見送りたい」
こうしたお気持ちは、とても自然なものです。
しかし、葬儀の現場で多くのご家族をお手伝いしていると、家族葬について 大きな勘違い をされている方も少なくありません。
特に多いのが、次のような思い込みです。
「家族葬だから、家族だけでいい」
「家族葬だから、誰にも連絡しなくていい」
「家族葬なら、必ず安く済む」
実はこの思い込みが、葬儀後の親族トラブルや、費用面での後悔につながることがあります。「家族葬なら小さいし、気楽でしょ?」
「家族だけだから、そんなに気をつかわなくていい。」
そう思っていませんか?
実は、この”よかれ”という思い込みが、大切なお別れを台無しにする落とし穴になることがあります。

勘違い①「家族葬=家族だけ。連絡しなくていい」は危険
家族葬を選ぶ理由で最も多いのが、「静かに、こぢんまりと送りたい」というお気持ちです。そのお気持ちはまったく自然なことです。
ただ、そこで生まれやすいのが「誰にも知らせなくていい」という大きな誤解です。
家族葬と聞くと、
「本当の家族だけで行うもの」
「親戚や近所の方には知らせないもの」
「誰にも連絡せず、静かに済ませればいい」
と思われる方がいらっしゃいます。
しかし、ここに大きな落とし穴があります。
まず知っておいていただきたいのは、家族葬には法律上の明確な人数制限はないということです。
10人でも家族葬です。
20人、30人であっても、親しい方を中心にお呼びする形であれば、家族葬と呼ばれることもあります。
つまり、家族葬で大事なのは、
「家族だけに限定すること」ではありません。
本当に大切なのは、
誰に、どのようにお別れの機会を残すか
ということです。
大事なのは、家族だけにすることではないんです。
「誰に、どうお別れの機会を残すか?」
私は、そこが本質だと思うんです。

「呼ばない」と「知らせない」は、まったく違います
家族葬でよくある後悔の一つが、
葬儀後に親戚や知人から責められてしまうことです。
たとえば、立川のあるご家族で、
「家族葬だから静かに送ろう」と、親戚やご近所の方にほとんど知らせずに葬儀を行ったケースがありました。
ご家族としては、悪気はありません。
故人様を静かに見送りたい。
周囲に気をつかわせたくない。
そんな思いからの判断でした。
ところが葬儀が終わった後、親戚や知人から次々と電話が入ります。
「どうして教えてくれなかったの?」
「最後にひと目会って、手を合わせたかった」
「ずっとお付き合いがあったのに、知らされなかったのは寂しい」
ご遺族は、そこで初めて気づかれるのです。
静かに済ませたかっただけなのに、相手には“冷たくされた”ように伝わってしまった。
ここが、家族葬の難しいところです。
家族葬だから参列をご遠慮いただく。
これは決して悪いことではありません。
しかし、
訃報そのものを知らせない
ということとは、まったく別の話です。
“断る”ことが失礼なんじゃなくて、”黙ってしまう”方が、相手を傷つけることもあるんですね。

人は「葬儀に呼ばれたか」より「どう扱われたか」を覚えています
本当にそうなんです。人は、葬儀の席数よりも、自分がどう扱われたかを覚えているんです。だからこそ、言いにくい時ほど、ひと言の礼儀が大事なんです。
「今回は近親者のみで執り行わせていただきます」
「故人の遺志により、家族中心で静かに見送りたいと思います」
「葬儀後に改めてご挨拶申し上げます」
このように、丁寧にお伝えしておくだけで、その後の人間関係は大きく変わります。
📍 うまくいったご家族のケース
ある ご家族では、事前に「近親者のみで執り行います」と丁寧にお伝えしていました。
すると、参列はなくても、お手紙が届いたり、お花が届いたり。
「お気持ちだけ届けさせてください」というあたたかいお悔やみの言葉が届いたんです。
「ちゃんと伝えておいてよかったです」と、そのご家族はおっしゃっていました。
💡 連絡しなかったあとに起きること
- 故人と親しかった方が、次々と自宅へ弔問に来られる
- 「なぜ連絡してくれなかったの?」と責める電話が続く
- 「なぜ亡くなったの?」などの質問対応で何日もぐったり
- 悲しむ時間より、来客対応に追われて疲弊してしまう
小さくしてもいい。でも、心まで閉じてしまわない。
それが、現代の大人の家族葬マナーだと、私は思うんです。
家族葬こそ、誰をお呼びするかだけでなく、誰に、どうお伝えするかまで考えておく。それが、後悔のないお別れへの第一歩です。
✅ 知らせ方の正しいポイント
- 「参列をご遠慮いただく」と「訃報を伏せる」は別物と認識する
- 「近親者のみで執り行います」と事前にひと言伝えるだけでよい
- 葬儀後に挨拶状や訃報葉書を送る(これだけで印象が大きく変わる)
- どう伝えたらよいか迷ったら、葬儀社に文面から相談する

家族葬後に自宅弔問が増えて、かえって大変になることも
「家族葬にすれば、対応が少なくて楽になる」
と思われる方も多いのですが、必ずしもそうとは限りません。
葬儀に呼ばれなかった方が、後日、ご自宅に弔問に来られることがあります。
もちろん、お悔やみのお気持ちで来てくださるのですが、ご遺族にとっては、葬儀後の疲れが残る中での対応になります。
「なぜ知らせてくれなかったの?」
「いつ亡くなったの?」
「病気だったの?」
「最後はどうだったの?」
こうした質問に、何度も何度も答えなければならないことがあります。
結果として、
葬儀を小さくしたはずなのに、葬儀後の対応で疲れ果ててしまう
ということもあります。
人数を減らせば、必ず楽になる。
そう単純ではないのです。

家族葬は「心まで閉じる葬儀」ではありません
家族葬は、決して悪い葬儀ではありません。
むしろ、故人様とご家族がゆっくり向き合える、とても温かな形です。
ただし、家族葬を選ぶときに大切なのは、
人間関係まで閉じてしまわないことです。
小さく行ってもいい。
静かに送ってもいい。
でも、故人様が生前に大切にしてきたご縁まで、突然断ち切ってしまう必要はありません。
故人様がどんな人生を歩まれたのか。
どんな方々とお付き合いがあったのか。
誰にお知らせすべきなのか。
どのような言葉でお伝えすればよいのか。
そこまで考えることが、現代の家族葬に必要な大人のマナーです。
“こぢんまり”と行うことと、“冷たくする”ことは違います。

勘違い②「家族葬は安い」は半分が罠!逆転現象の正体
家族葬を選ぶ理由の第二位が、「お金が安くなるはず」という期待です。家族葬を選ぶ理由として、費用面を挙げる方は多くいらっしゃいます。
「家族葬なら安く済む」
「人数が少ないから、一般葬よりずっと安いはず」
「老後の貯金を考えると、できるだけ費用を抑えたい」
このお気持ちはよくわかります。
しかし、ここでも注意が必要です。
家族葬は、半分は正解で、半分は罠です。
確かに、参列者が少なければ、飲食や返礼品の費用は抑えられます。
しかし、葬儀費用全体が必ず大きく下がるとは限りません。
葬儀費用は、大きく分けると次のような項目があります。
- 葬儀社に支払う基本費用
- 式場使用料
- 火葬に関する費用
- 安置料・ドライアイス代
- 搬送費
- お寺様へのお布施
- 飲食接待費
- 返礼品費用
このうち、人数が減ることで大きく下がりやすいのは、主に 飲食接待費や返礼品費用 です。
一方で、式場費、火葬費、搬送費、安置費、基本的な人件費などは、人数が少なくなっても大きく変わらないことがあります。
つまり、家族葬は
“安い形式”ではなく、“設計で差が出る形式”
なのです。
「家族葬の逆転現象」に注意してください
家族葬で特に気をつけたいのが、
最終的な持ち出し費用が、一般葬より高く感じられるケースです。
これを、私たちは「家族葬の逆転現象」とお伝えすることがあります。
一般的なお葬式では、参列された方からお香典をいただくことがあります。
そのお香典を葬儀費用に充てることで、ご家族の実質的な負担が軽くなる場合があります。
一方、家族葬では参列者が少ないため、お香典の総額も少なくなります。
また、最近では「香典辞退」をされるご家族も少なくありません。
すると、葬儀費用そのものは抑えたつもりでも、
最終的にご家族が自己負担する金額は思ったより大きくなる
ことがあるのです。
ここを見落としてしまうと、
「安く済むと思って家族葬にしたのに、結局こんなにかかるの?」
という後悔につながります。
大切なのは、表示価格だけを見ることではありません。
最終的に、家族の持ち出しがいくらになるのか。
ここまで確認することが大事です。
ネットの格安プランだけで決めると、後から不安になることも
実際に、府中のお客様で、ネットの格安パックを見て家族葬を決められた方がいらっしゃいました。

最初に見た表示金額は、とても安く感じられたそうです。
ところが、実際に話を進めていくと、
- 火葬までの日数分の安置料
- ドライアイス代
- 式場使用料
- 搬送費の追加
- 必要な備品の追加
- 人員対応費
こうした費用が次々と加算され、最終的には一般葬とあまり変わらない総額になってしまいました。
しかも、家族葬で参列者が少なく、お香典もほとんどなかったため、ご家族の持ち出しは想像以上に大きくなりました。
その方は、疲れた表情でこうおっしゃいました。
「安いと思って決めたのに、一番不安になりました」
葬儀は、やり直しができません。
だからこそ、最初の表示金額だけで判断するのは危険です。
家族葬で後悔しないために確認すべきこと
家族葬を検討するときは、次の点を必ず確認してください。
1. 誰に知らせるのか
参列していただく方だけでなく、
「葬儀にはお呼びしないけれど、知らせておくべき方」
を整理しておくことが大切です。
親戚、近所の方、故人様の友人、職場関係、趣味の仲間など、故人様のご縁を振り返ってみましょう。
2. どのような言葉で伝えるのか
「近親者のみで執り行います」
「故人の遺志により、家族中心で見送ります」
「葬儀後に改めてご挨拶申し上げます」
このように、失礼のない文面でお伝えすることが大切です。
3. 葬儀後の弔問対応をどうするのか
葬儀後に自宅へ弔問に来られる方がいる場合、誰が対応するのか、どのようにご案内するのかを考えておきましょう。
4. 総額はいくらになるのか
家族葬プランの基本料金だけでなく、式場費、安置料、火葬料、搬送費、ドライアイス代、返礼品、飲食費などを含めた総額を確認しましょう。
5. 家族の実質負担はいくらになるのか
香典を辞退するのか、受け取るのか。
参列者は何人くらいなのか。
最終的に家族がいくら支払うことになるのか。
ここまで確認しておくと、後悔を防ぎやすくなります。
多摩中央葬祭が大切にしている家族葬
多摩中央葬祭では、家族葬を単に「小さい葬式」とは考えていません。
大切なのは、
故人様らしく、ご家族が後悔なくお見送りできること
です。
そのために、私たちは次のようなことを大切にしています。
- どなたにお知らせするべきか
- どのような文面で伝えるのがよいか
- 親戚やご近所との関係をどう守るか
- 葬儀後のご挨拶をどうするか
- 費用の総額はいくらになるか
- ご家族の持ち出しはいくらになるか
- 無理のない形で、温かく送れる方法は何か
家族葬は、ただ人数を減らせばよいというものではありません。
故人様の人生と、ご家族のこれからの関係を守るためのお葬式
であるべきだと考えています。
たまチュウ安心クラブで、式場費・安置料の不安を軽く
家族葬で費用がふくらみやすい項目の一つが、式場使用料と安置料です。
多摩中央葬祭の たまチュウ安心クラブ では、対象となる方に対して、
自社式場の使用料とご安置料を無料 とすることで、ご家族の費用負担をできるだけ軽くしています。
「家族葬にしたいけれど、費用が心配」
「ネットの格安プランだけでは不安」
「何が追加費用になるのかわからない」
「親にもしものことがあった時、慌てたくない」
このような方は、事前にご相談いただくことで、実際にどのくらいの費用が必要なのかを具体的に確認できます。
目先の安さだけで決めるのではなく、
総額で納得できること
家族が安心して見送れること
が大切です。

まとめ|家族葬は「小さいから簡単」ではありません
家族葬は、今の時代に合った、とても大切なお葬式の形です。
しかし、次のような勘違いには注意が必要です。
家族葬だから、誰にも知らせなくていい
家族葬だから、必ず安く済む
人数を減らせば、すべて楽になる
ネットの表示価格だけ見れば大丈夫
これらは、葬儀後の後悔につながることがあります。
家族葬で本当に大切なのは、
人数を減らすことではありません。
誰に、どう伝えるか。
どのように故人様を見送るか。
家族のこれからの関係をどう守るか。
最終的な費用をきちんと理解しておくか。
ここまで考えてこそ、後悔の少ない家族葬になります。
小さくても、温かい。
静かでも、失礼がない。
費用を抑えても、寂しくならない。
そんな家族葬を実現するために、私たち多摩中央葬祭は、ご家族の想いに寄り添いながら、最適な形をご提案いたします。
家族葬で迷われたら、多摩中央葬祭へご相談ください
立川市・府中市・国立市・昭島市を中心に、家族葬、一日葬、直葬、一般葬のご相談を承っております。
「家族葬にしたいけれど、誰に連絡すればいいかわからない」
「親戚にどう伝えれば失礼がないか知りたい」
「費用がどれくらいかかるのか不安」
「式場代や安置料を抑えたい」
「事前に相談しておきたい」
このようなお悩みがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
家族葬は、準備の仕方で大きく変わります。
知らずに進めるより、知ってから選ぶ。
それが、ご家族を守る一番の近道です。
では実際はどうでしょうか。現場では、家族葬の方が最終的な持ち出しが高くなるケースが頻繁に起きています。
やっぱり一番気になるのは「お金」の話です!家族葬って、普通のお葬式より絶対に安くなりますよね?それが一番の魅力なんですけど……。
しかし その考え方は、「半分は正解で、半分は罠」なんだよ。家族葬の方が、最終的な持ち出し費用が高くなるケースが本当によくある。これを私は「家族葬の逆転現象」と呼んでいます。
葬儀費用の3つの柱を知っておく
葬儀費用の内訳イメージ
① 葬儀社・火葬の費用(式場代・スタッフ代など)人数減っても大きく変わらない
② お寺・宗教者へのお布施人数に関係なく固定
③ 飲食接待費(料理・返礼品)人数が減れば安くなる ✔
⚠️ 最大の落とし穴:お香典が入ってこない問題
一般葬では参列者からお香典をいただき、葬儀費用の一部に充てられます。

ところが家族葬では——
- 「香典辞退」をされるご家族も多い
- 辞退しなくても、参列者が少なければ香典総額は少なくなる
- 結果、ご家族の実質的な「持ち出し」が増える
葬儀の表示金額だけを見て安心するのは、危険です。
| 比較項目 | 一般葬(参列者50名) | 家族葬(参列者10名) |
|---|---|---|
| 葬儀社・火葬費用 | 約120万円 | 約100万円 |
| 飲食接待費 | 約50万円 | 約10万円 |
| お布施 | 約50万円 | 約50万円 |
| 合計(支出) | 約220万円 | 約160万円 |
| お香典(収入) | 約120万円 | 約10万円 |
| 実質「持ち出し」 | 約100万円 | 約150万円 |
※上記はあくまでイメージです。実際の金額は地域・葬儀社・プラン内容によって大きく異なります。
📍 実際のエピソード|府中市のお客様
ネットの格安パックに飛びついたお客様がいました。
表示金額は安かったのですが……
・火葬まで数日の安置料が加算された
・ドライアイス代が別途かかった
・式場使用料がオプション扱いだった
結果、一般葬と変わらない総額に。さらにお香典がないから大赤字。
「安いと思って決めたのに、一番不安になりました」と、疲れ果てた顔で相談に来られました。
「家族葬=安い」じゃなくて、どこで、どんな内容でやるかで変わってきます。
📋 費用比較で必ず確認すべき5項目
- 安置料(搬送から葬儀まで何日かかるか)
- ドライアイス代は含まれているか
- 式場使用料はプランに込みか、別途かかるか
- 火葬場への搬送費は含まれているか
- 香典辞退を選んだ場合の最終持ち出し額を試算してもらう
目先の「格安パック」という罠に惑わされず、
トータルでいくらかかるのかを、正直に説明してくれる葬儀社を選ぶ。
それが、残された家族の生活を守る大人の知恵です。
📌 今日のまとめ:家族葬で後悔しないための2大チェック
- 「呼ばない」と「知らせない」は別物。訃報は最低限、事前か事後に伝える。
- 「小さい=心を閉じる」ではない。誰に、どう伝えるかまで設計する。
- 「表示金額」ではなく「実質持ち出し額」で比較する。
- 「香典辞退」を選ぶ場合は、費用を最終トータルで試算してもらう。
- 悩んだら、葬儀社に文面相談・お見積もり相談を早めに行う。
▶️
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「実際にいくらかかるか、正直に教えてほしい」
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大切な方を想うお気持ちが、きちんと伝わる形を一緒に考えます。お気軽にご相談ください

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