~50代から気をつけたい
お葬儀会場で“知らずに嫌われる”振る舞い4選〜【老害】と言われないために・・・
社長と新人スタッフ・まりなさんの掛け合いで、現場でリアルに起きている「知らずにやってしまいがちな行動」をズバリお伝えします。
「え、これってNGだったの?」と気づいた方——今日から変われます。ぜひ最後まで読んでみてください。📋 この記事の内容
はじめにーー「お葬式の現場で、人間性が出る瞬間」
まず社長に、こんな質問をしてみました。
まりな
社長……今日のテーマ「それ老害です お葬式編」って……。これ、言って大丈夫なんですか?
社 長
大丈夫。ただし、今日は誰かをバカにしたいわけじゃない。むしろ逆です。50代以上の、人生経験豊かな大人の方ほど、ぜひ聞いてほしいお話なんです。
お葬式の現場で、一番”人間性”が出る瞬間はいつだと思いますか?
お焼香のとき……と思った方も多いのではないでしょうか。でも社長の答えは少し違いました。
「答えは、『お葬式が始まる前と、終わった後』なんです。式の最中は、みなさん静かにしている。でも始まる前と終わった後の、たった1時間くらいの間に、人の優しさも、見栄も、昔の常識も——全部、ふっと表に出てくる。」
そして、もっとも大切なポイントがここです。
⚠️ ポイント老害をやっている本人は、悪気がゼロなんです。むしろ「私はいいことをしてあげた」「気を遣ってあげた」「教えてあげた」「励ましてあげた」と思っている。
悪気がないからこそ——誰も止められない。
では、現場で実際に起きているエピソードを見ていきましょう。
「どうぞ!前へどうぞ!」席の 仕切り おじさん・おばさん問題
お葬式の席——どこに座るのが正解?
まりな
お葬式の席って、どこに座るのが正解なんですか?
社 長
葬儀社スタッフは、一般のご会葬者の方に対してよく「前のお席から詰めてお座りください」とご案内します。
※ただし、ご親族席・会社代表・来賓の方など、あらかじめ決まっている席は別です。
一般のご会葬者は、前から順番に座っていただくことで、式がスムーズに進むんです。
「どうぞ、前へ前へ」——これが、なぜNGなのか
ところがここで起きるのが、年配の方が後ろの席に陣取り、知り合いを見つけるたびに「どうぞ!前へどうぞ!」と手招きするシーンです。
本人は完全に「気遣いのできる人」を演じているつもり。でも現場では……

実際に起きていること
- 「どうぞ」の手振りを見た周囲の人が「私も遠慮しよう、後ろでいいや」となり、後ろの席から埋まっていく
- 式が始まり、遅刻した方を後ろに案内したくても後ろは満席・前はガラガラという事態に
- 遅刻した方が前まで進むために座っている人の前を横切り、ご遺族の前を横切る羽目になる
社 長
祭壇の近くに座っているご遺族が式場を見渡したとき、前の席だけがガラガラで後ろだけが混んでいたら……どう感じると思いますか?
まりな
少し……寂しく見えます。
社 長
そう。ご遺族は「来てくださった方が少ないのかな?」「前に座りたくない雰囲気なのかな?」と感じてしまうこともある。
悲しみの中で必死に座っているご遺族に、そんな景色を見せてしまうのは——私たち葬儀社としても、本当に忍びないんです。
✅ 正解はこれ!お葬式の席は自己判断で仕切らないこと。「私は後ろでいいから」ではなく、スタッフの案内に従うのが正解。それが一番スマートです。
前から座ることは単なる詰め込みではなく、「私はちゃんとお見送りに来ていますよ」というご遺族への気持ちの表れでもあるんです。
❷ 「その髪型・服装、どうなの?」外見チェック問題
親戚の若い子を上から下まで眺めていませんか?
まりな
久しぶりに会った親戚の若い子を、上から下までじーっと見て……「あら、髪の毛茶色いわね。そんな色でいいの?」とか「ストッキングの色、それ大丈夫?」とか。ありますよね。
社 長
そういう場面は多くて、言われた若い子が委縮してしまうんですよね。
お葬式は、人の服装・外見を審査する場じゃない。故人を送り出す場なんです。

言う側には「教えてあげている」という完全な善意があります。でも——
知っておいてほしいこと
- その若い方は、訃報を聞いて急いで駆けつけたのかもしれない
- 学校や仕事の都合で、完璧な喪服を用意できなかっただけかもしれない
- 心が弱っているお葬式の場では、普段なら流せる言葉も深く深く刺さることがある
- みんなの前での指摘は、一生残る傷になることもある
社 長
お葬式でまず見るべきなのは、服装・見た目の完璧さではない。
来てくれた気持ちなんです。
✅ 正解はこれ!もしどうしても服装が気になる場合は、直接本人に言わず、葬儀社スタッフにそっと相談してください。私たちは相手を傷つけない伝え方を考えます。親戚同士で直接言うと、感情がこじれることが多いんです。
❸ 「こうやるのよ!」焼香指導おじさん・おばさん問題
心の中でそっと思う……「焼香指導員さんが出動した」
まりな
お焼香の前に「こうやるのよ」って教えてくれる方、いますよね。
社 長
ありますね。私は心の中で「ああ、焼香指導員さんが出動した」と思うことがあります(笑)。
優しさからなら全然いいんですが——問題は、細かく言いすぎること、そして内容が間違っていることもあるんです。
まりな
間違っていることもあるんですか?
⚠️ ポイントお焼香の回数や作法は宗派によって異なります。
・1回の宗派もあれば、2回・3回の宗派もある
・押しいただく、押しいただかない、も宗派で違う
「こうするのが正解!」と強く言うのは危険です。
もし間違った作法を自信満々に教えていたとしたら……逆に恥ずかしい思いをするのは自分自身です。
社 長
しかも、お焼香は故人様に手を合わせる時間です。ジャッジされる場面ではありません。
✅ 正解はこれ!焼香のやり方がわからないときは、葬儀社スタッフに聞くのが正解です。
知らなくて当然。恥ずかしくありません。
知っているフリをして間違いを広める方が、ずっと恥ずかしいことだと思います。

❹ 「しっかりしなさい!」叱咤激励という名の老害
喪主への「励まし」——本当に励ましになっていますか?
まりな
親を亡くした喪主の方に、年長者の方が「しっかりしなさい」って言う方、いますよね。でも、それって励ましですよね?
社 長
言う側は完全に励ましです。「あなたが家を守るんだから」「泣いてばかりじゃダメだ」「長男なんだから、しっかりしなさい」——以前はお葬式の会場で 本当に よく聞いた言葉です。でも今は違います。

喪主が、式当日にこなすこと
式当日、喪主がこなすこと(一例)
- 病院対応・葬儀社との打ち合わせ
- 親族・寺院・会社への連絡と確認
- 何十人・何百人ものご会葬者への対応
- 式中の挨拶・火葬場への移動
- ……そのすべてを、悲しむ時間もないままこなしている
社 長
喪主っていうのは、精神的にボロボロのまま、何十人・何百人というお客様の対応をしなければいけない。
それだけでも十分すぎるくらい「しっかりしている」んです。
そこに「しっかりしなさい」は、いくら悪意なくても「まだ足りない」「もっと頑張れ」と言われているように聞こえてしまうことがある。
✅ 正解はこれ!ご遺族に必要なのは、気合いを入れる言葉ではありません。
もう十分頑張っていることを、静かに認めてあげる言葉です。
一番いいのは——
💬 「大変でしたね」
💬 「よく頑張りましたね」
💬 「何かあれば言ってね」
アドバイスも、激励も、いらない。そばにいて、支える。それだけでいいんです。
おわりに——「経験」が「老害」に変わる瞬間
社長はこう言っています。
「人間は歳を重ねるほど、経験値を重ね、アップデートが難しくなるのかもしれません。
経験は財産。でも——アップデートをやめたとき、経験は”老害”に変わっていく部分もあると私は思うんです。」
葬儀のマナーは、最初から完璧に知っていなくていい。
大切なのは、「知らなかった」で終わらせないこと。
気づいた瞬間から、人は変われます。
お葬式で気をつけたい“老害と言われないために特に気をつけたいこと4つ。
- 「前へどうぞ」と自己判断で席を仕切らない
- 若い人の髪型や服装をその場で直接注意しない
- お焼香の作法を強く指導しない
- ご遺族に「しっかりしなさい」と言わない
どれも、悪気があって行われるものではありません。
だからこそ、気づくことが大切です。
お葬式の場で本当に必要なのは、
知識をひけらかすことでも、場を仕切ることでもありません。
ご遺族の悲しみに寄り添い、故人様を静かに見送ること。
その気持ちを忘れなければ、あなたの振る舞いはきっと、品のある大人の所作になると私は思います。
家族を争わせないために、今できることがあります
お葬式で家族が揉めてしまう原因の多くは、亡くなった後に突然生まれるものではありません。
生前に話し合えなかったこと、決められなかったこと、伝えられなかった想いが、葬儀の場で一気に表に出てしまうのです。
だからこそ、元気なうちに少しだけ準備しておくことが大切です。
「誰を喪主にするのか」
「誰に連絡してほしいのか」
「どんな葬儀を望んでいるのか」
「費用はどのくらい必要なのか」
「家族が揉めないために、何を決めておけばいいのか」
こうしたことを事前に整理しておくだけで、残されるご家族の負担は大きく軽くなります。
お葬式は、家族が争うための場所ではありません。
大切な人に、心から「ありがとう」と伝えるための時間です。
その時間を守るために、今できる準備があります。
どうぞお気軽に、多摩中央葬祭へご相談ください。
多摩中央葬祭では、葬儀前のご相談を無料で承っています。
ご相談だけ、式場見学だけでも大丈夫です。
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多摩中央葬祭・森の風ホールは24時間365日いつでもご相談を承っております。
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