お通夜やお葬式に、これから行くんだけれど香典袋には、どう書いたらいいのか?御霊前?御仏前?いくら入れたらいいの?渡し方は?・・・と迷っている方、いらっしゃいませんか?普段の生活では殆ど使わない御香典ですし、最近では水引がついた香典袋がコンビニでも売ってなくなり、入荷ができなくなっているとのことです。もしかしたら水引のついた香典袋自体、無くなってしまうかもしれません!?そして、昔から伝えられている御香典マナーも時代に併せて変化しています。本日は香典袋の正しい選び方、書き方、金額、漢字、包み方、渡し方の、御香典・最新版マナー!のご紹介です。最後まで読んでいただくだけで、周囲から「マナーがある人」と称されることでしょう。
お香典袋は、コンビニやスーパー、100円ショップなどで購入できますが、
使用する香典袋は宗派、宗教によって異なります。
御霊前と御仏前 どちらを購入すればいいのか?迷っていらっしゃいませんか?
実際、多くの方は、お葬式に参列するまで、お葬式の宗教・宗派が分からないことが殆どです。
御霊前?御仏前?どっち?と思う方多いと思います。
でも前もって香典袋を用意しないといけないし、、
結論から言いますと、、、
宗教が分からない場合、一般的には【御霊前】を使いましょう。
信仰されている宗派によってしきたりは若干違うと思いますが
仏教意外の宗教を信仰している、または、無宗教者である場合は
一般的に御霊前、あるいは御香典 または 御香料
のいずれかということを覚えておいてください。
【御霊前】は、全てに使える万能な袋です。
💡しかし仏式でも、ただ1つの宗派を除いては、、になります。
豆知識としてですが、そのただ1つの宗派は、どこかといえば、
浄土真宗です。
浄土真宗は霊の観念がありません。亡くなると同時に成仏・仏になると考えられています。ということで
浄土真宗の封筒の表書は、【御仏前(御佛前)】とするのが正式な書き方とされています。
浄土真宗のご門徒さんの場合は【御霊前】はNG! 使わないでください。
とは言っても、間違えてしまっても、マナー違反にはならないので
心配しなくても大丈夫です。
ご遺族からすれば、お気持ちをいただいた、という考え方ですから、
御霊前で全く問題はありません。
各宗教別の香典袋の表書き 記載方法
各宗教の香典袋の表書き・表の部分ですが、ちょうど伸びた水引と水引の間の記載されている所を表書きと言います。
表書きの記載は、
仏式の場合:御香典 御霊前 御香料
神式の場合:御玉串料(読み:おんたまぐしりょう)、御霊前、御神前料(ごしんせんりょう)
キリスト教は:御花料、御霊前、献花料
無宗教葬では:御霊前、お花料 です。
そして、下段にお香典を包んだ会葬者の名前(フルネーム)をバランスよく記載します。自分の名前は、宗教の違いに関わらず、薄墨の筆ペンか、筆で書きます。
香典金額は、あなたと故人との関係性や、年齢、立場によって変わってきます。まずは、一般的に言われている香典の相場をご紹介しましょう。
香典金額の相場
(1)両親は:5万円~10万円
(2)祖父母ですと:2万円~5万円
(3)兄弟姉妹なら:2万円~5万円
(4)友人、知人、隣人の場合:5,000円~2万円
(5)仕事関係者は:5,000円~2万円
(6)顔見知り程度であれば、3,000円~1万円
金額は上記を目安に、故人との関係性や年齢・立場によっても変わります。
金額の記載方法
金額の記載方法です。
例えば30,000円は このような記載方法になります
金3万円
金参萬円
金参萬圓
金額の後に也 はつけていただいても構いません
最後に香典やご祝儀など冠婚葬祭のお金を渡す場合で、大人として、きちんと使いたいのが
袱紗です。香典などを剥き出しにして渡すのは、非常に恥ずかしくマナーにふさわしくありません。
袱紗は慶事用と、弔辞用、慶弔兼用の3種類あります。
これからご購入される方は、慶弔兼用、どちらにも使える紫をオススメいたします。
袱紗の形は昔ながらの風呂敷タイプのものと、ブックカバーのような形のポケットタイプがあります、ポケットタイプは畳む手間がかからないので人気があります。
香典を渡すときも、むき出しにせず、袱紗に乗せて丁寧に!
最後に大人の香典マナー、大切な渡し方です。 受付で記帳などを済ませたら、香典を渡す時に、バッグやポケットから袱紗ごと、香典を取り出して、袱紗から中身を出し、折りたたんだ袱紗に香典をのせて、両手で渡しましょう。このとき香典は、表書きが相手側から見て正しい向きになるように差し出します。
普段の生活ではあまり使うことのない袱紗ですが、冠婚葬祭の場では必須アイテムです。まだお持ちでない方は、この機会にぜひそろえてみてはいかがでしょうか。
本日は御香典についてお話ししました。
これら御香典大人のマナーを守り、静粛で心温まる振る舞いを心がけることで、周囲から「マナーがある人」と称されることでしょう。大切な方の最後のお見送りを、心をこめて行いましょう。
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