今日はお葬式の新しい形、「直葬・火葬式」についてお話ししたいと思います。最近、都内では約4・5人に1人がこの直葬・火葬式を選んでいます。これって、かなり注目されているお葬式スタイルです。なぜなら、その最大のメリットはなんといっても、費用が格段に安く済むことです。でも、直葬・火葬式を選んだご遺族の中には、後悔や心配の声が上がることもあります。本日は、その理由やメリット・デメリット、そして後悔しない直葬・火葬式の選び方について詳しくお話ししましょう。
直葬・火葬式とは、どのようなお葬式スタイルでしょうか?
まず、直葬・火葬式ってどんなお葬式なのか、ご存知でしょうか?もしくは「直葬」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。実は、最近急速に増えてきた葬儀スタイルなんです。一言で言うと、通夜や葬儀・告別式を行わず、火葬のみを行うシンプルなお葬式です。お身内や友人たちとゆっくり過ごす時間が少ないかもしれませんが、その分、お葬式費用を大幅に節約できるというわけです。
①火葬式・直葬は、火葬の前に通夜や告別式を行わないため、最後のお別れの時間が短くなることが多いです。火葬炉の前で5~10分しかお別れの時間が取れない事です。火葬式・直葬を初めてやる方の多くが驚くのは、この、お別れの時間の短さです。大切な人をゆっくりと偲んだり、お顔を見て静かに別れを告げることはできません。一般葬を経験している人は、火葬式だと供養をしたという実感がわかないという状況に陥ることもあります。葬儀の最中は火葬だけのやり方で納得していても、しばらく経ってから「故人を満足に見送れなかった」と後悔することもあると伺います。
②親戚や故人の友人に、「葬儀のための経済的余裕がない」「火葬式は故人の遺志だった」と事情を説明しても、周囲の理解が得られないことがあります。『なんで最期に会いたかったのに、呼んでくれなかったのか』とか、参列できなかった人から不満が出たと伺うこともあります。
③後から弔問客が来る場合がある火葬式・直葬では限られた親族しか葬儀に参列できないため、「火葬式が終わっていたことを知らなかった」といった弔問客が弔意のために自宅を訪れる場合があります。その対応の際は事前に日程を決めたり、もてなしたりと結構な負担になります。また、弔問客から香典をもらったけどお返しを用意していなかったという事態にもなりかねません。
④菩提寺から納骨を断られることがある。菩提寺と付き合いのある人の場合、注意が必要です。葬儀が火葬式だった場合、菩提寺のお墓に納骨できない可能性があります。なぜなら、新しい葬儀のスタイルである火葬式・直葬では読経を行わないため、菩提寺が認めていない場合が多いからです。菩提寺から納骨を断られた場合、公営墓地や納骨堂に納骨することになります。後にトラブルに発展しないよう、あらかじめ菩提寺に相談しておく必要があります。菩提寺さんへのご確認方法など、弊社、多摩中央葬祭【森の風ホール】にてサポートいたしますので、まずご相談ください。
⑤葬祭費の支給が直葬・火葬式の場合、葬儀をしていない、と言う理由で支払われない自治体もありますので、事前に市区町村に確認をしてください。金額は地域によって違いますが3万円から7万円です。
従来の伝統的なお葬式の形であれば、通夜、告別式と、故人様と最後の時間を十分に確保できます。どういうことかというと、人が悲しみや亡くなったという現実を受け入れていくプロセス、しっかりと悲しみ、しっかりと感謝を伝え、そして遺された者同士で、その想い、繋がりを共有しあう機会を持つことができれば、納得がいくお葬式になるのではないでしょうか。このプロセス、過程があるから、お母さん、お父さんは、死んだんだ、あの世に逝ったんだ、その厳然たる事実を受け入れていくことが出来、人々が死の悲しみから癒されていき、残された者は強く生きていけるのではないでしょうか。。
後悔しない納得の『直葬・火葬式』とは?
最後に本日のメインテーマとなります。後悔しない納得の直葬・火葬式のご紹介です。弊社でも近年、多く選ばれているプランです。好きな音楽を流すなど、形式にとらわれず、各々の想いを優先したお見送りをしていただく【お別れルーム・ご出棺付き火葬式プラン】です。火葬の前に、お身内など近しい方にお集まりいただき、故人を送る、形式にこだわらない葬儀です。弊社、専用の個室ルームにて、好きな音楽を流し、メモリアルコーナーには、生前、ご活躍されていた時の写真などを飾っていただきます。故人さまが好きだった写真、服、大事にしていた人形、好きな食べ物、お酒が好きだった方にはお酒を、故人さまに、たむけていただきます。『このお饅頭、好きだったよね、最後、食べれなかったら、たくさん食べな、、』と言いながら、故人さまに、たむけていただいたり、また、あの世へ逝く際に、1人で寂しくないよう、皆さまにお別れ花を手向けていただき、たくさんのお花に囲まれながら旅立っていただいております。中には、火葬時間がちょうどお昼前後になる場合は、お別れ個室ルームにて皆様と故人さまと、お食事をしていただき、ご生前のエピソードなど懐かしみ、その後、献花などされ、お別れの時間をお過ごしいただいた後、ご出棺という火葬式もございます。
ご家族それぞれに、お別れのお時間を過ごす事ができます。単に直葬と聞くと、親族の中には「故人に対して失礼だ」と反対する方がいるかもしれませんが、このような直葬・火葬式なら、ご納得いただけるのではないでしょうか。
お葬式は、どのようなスタイルであっても“残された人が故人を見送る”という行いは同じです。シンプルなカタチ直葬・火葬式でも、お別れ個室ルームを利用していただき、心を込めて故人を見送ることで、満足・納得のいくお葬式になるのではないでしょうか。
【直葬 火葬式 これをすれば、もう後悔しない】直葬 火葬式の最大のメリットは費用が安く済むことです。これさえをすれば!満足する納得の直葬・火葬式が行えます。