混乱の48時間、最初の電話一本で“その後の全部”が変わります。
深夜だろうと祝日だろうと、最短でご家族を守るのは“段取りが進む電話”です。今日は、家族→葬儀社→お寺を軸に、状況別の最短ルートまで、一気にわかるようにお話しします。もし、ご家族にもしもの時がおとづれた場合は、すぐに動く必要があります。深夜だから朝まで待って、ということはありません。

目 次
1.48時間の全体像と“電話の順番”の結論
2.電話① 葬儀社:最初の30秒で伝える5点 とその後に3点
3.電話② 家族(一次連絡)と会社:伝える順番と文言
4 電話③ お寺(宗教者):通夜・告別 or 直葬の意思決定
5.まとめ

1.48時間の全体像と“電話の順番”の結論
初動の3本は、葬儀社→家族→お寺。
理由はシンプルで、搬送・安置・火葬候補という“動かせる現実”を先に固めると、家族やお寺へ確度の高い情報で話ができ、混乱と揉め事が激減するからです。
火葬場の葬儀場の空きはあと戻りが利かない。ここを葬儀社が先に押さえると、全体がスムーズに回ります。

2.電話① 葬儀社:最初の30秒で伝える5点 とその後に3点
最初の30秒で伝える5点です
- あなたの名前
- 故人との続柄(ぞくがら長男・配偶者など)
- 故人のフルネーム・年齢
- 亡くなった(いる)場所(○○病院○階○病棟/ご自宅住所)
- お迎え希望の時間(「今すぐなのか/○時ごろか」)
例(そのまま)
「〇〇〇〇と申します。父が亡くなりました(長男)です。故人は(故人名〇〇〇〇・○歳)、(○○病院○階○病棟)におります。できれば“今すぐ”お迎えをお願いしたいのですが、可能でしょうか。」
※ 不明点は「確認中です」と伝えてOK。動揺していても、この5点があれば搬送は動きます。ここを一息で伝えられるだけで、その後の段取りが驚くほど速くなります。
5点の後に続ける “3点セット”
- 搬送:「(病院/自宅)どちらなのか→ 安置先の受入はいつできるのか」
- 安置:「自宅と安置室で迷っています。ご提案いただけますか?」
- 火葬候補:「○日〜○日で希望です。空き状況はいかがですか?」
例(通しの台本)
「(あなたの名前)〇〇〇〇です。母が亡くなりましたの長女です。故人は(故人名・○歳)で、(○○病院○階)におります。お迎えは“どのくらいで来てくれますか”お願いできますか。
それと、病院から自宅に搬送して欲しいです。火葬は○日〜○日を希望していますが、空き状況はいかがですか?対応できますか?」
あると早いメモ(電話口で手元に)
- 病院名・病棟/病室もしくは霊安室か
- 自宅安置の場合は自宅住所・駐車スペース有無
- 死亡診断書の受取時刻もしくは病院側の到着希望時間
- 家族の到着見込み(遠方者の都合)
ポイント:深夜でも“仮決め”ができると、翌日の役所・火葬・お寺の連絡が確度の高い情報で回り、家族への再連絡が短く済みます。ここでの5分が、翌日の1〜2時間を救います。
森の風ホール府中・国立は、安置専用スペースの収容人数にゆとりがあり、個別の相談室も完備しています。
当日に他の通夜・告別式と時間が重ならない場合は、そのままスムーズにご安置とお打ち合わせまでご案内できます。どうぞご安心ください。

3.電話② 家族(一次連絡)と会社:伝える順番と文言
- 親しい親族である 同居家族や喪主候補の方には危篤段階で連絡している場合が多いです。
- そのため いま行うのは、「逝去後の一次連絡」と、「日程確定後の二次連絡」を切り分ける運用となります。
- 私は思うんです、この二段構えにするだけで、質問の雪崩と移動の無駄が一気に減ります。
フェーズA:一次連絡(今すぐ必要な最小連絡)
対象は 配偶者 → 子 → 同居家族 → キーパーソンとなる(喪主候補になる方・遺影や書類を選定することになる方です)。
遠方者や高齢の親族には原則“保留”にします。体調や移動負担を考え、日程確定後に回します。
伝える内容
1)亡くなった日時・場所
2)安置先(住所/アクセス)
3)仮の火葬候補日(確定ではないと明言)
4)「本日19時に確定事項を再連絡」と宣言
〈電話文例〉
「取り急ぎのご報告。○月○日○時、○○病院で逝去。いま安置は○○(住所)。火葬は○日候補で動いています。本日19時に確定情報を再連絡します。移動準備だけお願いします。」LINEやSNSで連絡する場合も上記内容を含めましょう。
フェーズB:二次連絡(日時確定後の“全体配信”)
対象は遠方者・高齢親族・友人筋・ご近所連絡 になります。
内容は確定情報を一本化して送る(集合時刻/式場・火葬場/服装・香典・供花方針/注意事項)。
〈遠方者向けの一言として〉
「移動負担を考慮して確定後のご連絡としました。無理のない範囲でお願いします。」
会社(勤務先・学校)への連絡
〈上長へ電話で伝えます〉
「親が亡くなりました。○日(○)まで休む見込みです。緊急案件は本日中に○○さんへ引き継ぎます。確定した日程は本日19時以降に再共有します。」
“誰に・いつ・どこまで”を二段で整理するだけで、家族の心労は驚くほど軽くなります。再連絡の時刻を決めて言い切る―これが混乱を止める合図です。

4 電話③ お寺(宗教者):通夜・告別 or 直葬の意思決定
- 最初のアクションは電話でOKです 昼間の時間帯で電話連絡し、必要なら来寺(らいじ)して対面するのが最短です。遠方の場合は電話+メール(またはFAX)で行います。
- お寺は“儀礼の専門家”であると同時に“時間の管理者”。火葬の候補枠を先に提示しつつ、ご家族の意向(直葬/一日葬/二日葬)を短く伝えると話が最短で進みます。
- 私は思うんです、「お願いの順番」と「言い回し」を整えるだけで、想像以上に円滑になります。
- 一次連絡(最初の1本・台本)
「○家の○○と申します。いつもお世話になっております。
この度、(続柄)○○(故人名・○歳)が逝去し、火葬は○日(第1)/○日(第2)候補で動いております。
ご相談は〈儀礼の形(直葬/一日葬/二日葬)〉*読経の有無〉〈お布施の目安〉〉です。
お手すきの15分ほど、本日(または明朝)お時間を頂けますでしょうか。」
狙いは いきなり詳細を詰めず、短時間の相談枠をお願いして先方の時間を尊重して心理的に“受けやすい”環境を整えます。
- ヒアリングで伝える“3点セット”
- ご家族の意向として 直葬/一日葬/二日葬 (その理由は簡潔に伝えます)。
- 次に候補枠:火葬場に合わせた第1〜第3候補(日時帯も)伝えます。
- 依頼内容:読経の有無・戒名(お任せ/希望)・当日来訪の可否・代役の可否を伝えます。
「直葬を基本に考えていますが、出棺前の読経のみお願いできないでしょうか。
もしご住職の当日ご都合が難しい場合、代役(代務・ご紹介)はお願いできますか。」
ポイントは「できないですか?」ではなく「お願いできないでしょうか」+代替案を同時提示します。
- お寺側の“よくある懸念”への先回りフレーズ
- 日程調整してもらうためのフレーズ
「火葬は○日午前が最優先です。ご都合に合わせて前夜読経/出棺前読経のみなど、柔軟に調整可能です。」
- 直葬で良い? 一日葬? 二日葬が必要?
「ご事情に合わせて直葬+読経のみ/一日葬(式~火葬)/二日葬(通夜・告別)いずれも検討しています。無理のない形でご指導ください。」
- 当日来られない場合は?
「代務の僧侶のご派遣や、別日に読経(初七日・納骨時)も検討可能でしょうか。」
- お布施はいくら?(核心なのに聞きづらい)
「御布施の作法に不案内です。地域の慣習に沿った“目安幅”を教えていただけますか。御車代・御膳料の扱いも含め、失礼のないようにしたいです。」
※金額を“固定で約束”しない表現が安全。相場の可否は地域差が大きいため“目安幅”で伺いましょう。
⑤想定外(思い通りにならない)ときの“緊張を下げる言い方”
- 二日葬を強く勧められる場合
「お気持ち理解します。ただ、家族の体調と遠方者の事情から、一日での執行を最優先したいのです。出棺前読経を丁寧に、というかたちでご配慮いただけないでしょうか。」
- 費用が不安な場合
「失礼にならない範囲で家計に無理のない額を考えています。御布施・御車代・御膳料の“目安幅”を再度教えていただけますか。」
- 当日ご住職不在の場合
「承知しました。代務の方のご手配、もしくは別日読経(初七日・納骨)に振り分ける案も検討します。」

5.まとめ
初動の3本は、葬儀社→家族→お寺。
“段取りが進む電話”を最初に入れるだけで、質問の雪崩も、日程の綱引きも起きにくくなります。
そして、一次連絡では再連絡の時刻を宣言する。これが混乱を止める合図です。
悲しみの中でこそ、最短で事務を終わらせ、大切な時間を取り戻してほしい。無理なく続けられることが、いちばんの供養になります。


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