「先生から『もう時間がありません』と告げられた瞬間、頭が真っ白になってしまいました」
そう話してくださったのは、あるご相談者のお客様です。お母様が病院で息を引き取られた直後、看護師さんから「ご葬儀の手配はお決まりですか?」と聞かれ、何も考えていなかった自分に気づいて、パニックになったとおっしゃっていました。
こうした経験は、決して珍しいことではありません。大切な方を亡くすという経験は、どんなに覚悟していても、実際にその瞬間を迎えると気持ちがついていかないものです。悲しみと混乱の中で、矢継ぎ早に判断を求められる——その辛さは、経験した方にしかわからないほどです。
そのとき「流れを知っていた」か「まったく知らなかった」かで、その後の対応がまったく変わります。事前に少しだけ知識を持っておくことで、いざというときに「次に何をすればいいか」が見えてくる。それだけで、ご家族の精神的な負担は大きく変わります。 このブログでは、多摩中央葬祭がこれまでの経験をもとに、「病院で亡くなった直後に何が起きて、何をすればいいか」をわかりやすく順番にご説明します。立川・府中・国立・昭島エリアにお住まいの方はもちろん、これからに備えておきたいすべての方に、ぜひ最後までお読みいただければ幸いです。
目 次
1. まず病院で確認すること
2. 病院で亡くなった直後の基本の流れ
3. 病院で慌てて葬儀社を決めるときに、最低限確認したい3つのこと
4. こんな葬儀社なら安心です
5. 逆に、注意したいケース
6. 病院で亡くなったとき、よくあるご質問
7. 多摩中央葬祭では、病院からのご搬送・その後のご相談を24時間承っています
8. まとめ
1. まず病院で確認すること
大切な方が病院で亡くなった直後、悲しみの中でもまず確認しておきたいことがいくつかあります。
最初に受け取るべきは死亡診断書です。担当医が死亡を確認すると、死亡診断書が発行されます。これは葬儀・火葬・死亡届の提出・保険金請求など、その後のあらゆる手続きに欠かせない非常に重要な書類です。受け取ったら内容を確認し、複数枚コピーを取っておくと後々の手続きがスムーズです。なお、夜間や担当医が不在の場合でも、当直の医師が対応してくれることがほとんどです。
次に確認したいのは、病院の霊安室をどのくらいの時間利用できるかという点です。病院の規模や方針によって異なりますが、霊安室の利用時間は数時間〜24時間程度が目安です。看護師やスタッフに確認して、搬送までにどのくらいの時間的余裕があるかを早めに把握しておきましょう。
あわせて、医療費の精算タイミングも確認しておきましょう。多くの場合は後日請求となりますが、病院の規定によって異なります。また、1ヶ月の医療費が自己負担限度額を超えた場合は、後日高額医療費の還付請求が可能ですので、領収書は大切に保管しておいてください。
2. 病院で亡くなった直後の基本の流れ
「何をどの順番でやればいいのか」——これが一番わからなくて困る、という声をよく聞きます。大まかな流れを頭に入れておくだけで、いざというときの対応がずいぶん落ち着きます。
まず死亡確認・死亡診断書の受け取りから始まります。医師が死亡を確認し、死亡診断書を発行します。看護師によるエンゼルケア(遺体のケア)が行われた後、霊安室への移動となります。
次に、近親者への連絡です。葬儀の日程や場所が決まっていない段階でも、亡くなったという事実は早めに伝えましょう。「詳細は追って連絡します」と一言添えておくだけで、相手も段取りしやすくなります。
続いて、葬儀社への連絡・搬送の手配です。病院の霊安室は長時間の安置には対応していないため、搬送先(自宅または葬儀社の安置室)を決めて葬儀社に連絡します。葬儀社が決まれば、搬送はすべて葬儀社が対応してくれます。
搬送が完了したら、葬儀の打ち合わせに入ります。日程・規模・費用・宗派への対応など、この段階でじっくり相談できます。搬送前に葬儀の詳細まで全部決める必要はありませんので、まずは搬送だけを依頼し、落ち着いてから相談するのでも問題ありません。 並行して、死亡届の提出も必要です。死亡診断書と一体になっている書類で、死亡後7日以内に市区町村の役所へ提出します。葬儀社が代行してくれることも多いので、確認してみましょう。
3. 病院で慌てて葬儀社を決めるときに、最低限確認したい3つのこと
「病院から早めに移してほしい」と言われ、時間的な余裕がない中で葬儀社を選ばなければならない——そんな状況は実際によく起こります。限られた時間の中でも、この3点だけは必ず確認してから決めてください。
ひとつ目は、搬送費用を含めた概算費用を教えてもらえるかどうかです。「まず搬送だけお願いして、葬儀はその後ゆっくり決めたい」という希望を伝えたとき、搬送費用の目安をすぐに教えてくれる会社は誠実な対応をしています。費用を明かさないまま「とにかく来てください」という対応の会社には注意が必要です。
**ふたつ目は、搬送後に他の葬儀社へ変更できるかどうかです。**搬送を依頼したからといって、必ずその会社で葬儀をしなければならないわけではありません。「搬送のみのご依頼」であることを明確に伝え、快く受け入れてくれる会社かどうかを確認しましょう。 **みっつ目は、安置場所の環境を確認できるかどうかです。**搬送後から葬儀まで数日間、ご遺体をどのような環境でお預かりするか。自社安置室がある会社の場合、その環境を事前に確認させてもらえるかどうかは、会社の誠実さをはかるひとつの基準になります。
4. こんな葬儀社なら安心です
時間が限られている中でも、「この会社なら大丈夫」と感じられるサインがあります。
費用の説明を最初から丁寧にしてくれる会社は安心です。搬送費・安置費・葬儀費用の概算を、こちらから聞く前に説明してくれる会社は、費用面での透明性が高い傾向があります。
「急いで全部決めなくていいですよ」と言ってくれる会社も信頼できます。搬送だけ先に対応して、葬儀の詳細は落ち着いてから相談できると伝えてくれる会社は、ご家族の気持ちに寄り添った姿勢を持っています。
24時間対応で、実際に担当者と話せる会社かどうかも重要です。深夜や早朝に電話して録音メッセージにつながるのではなく、きちんと人が出てくれるかどうかは、いざというときに大きな差になります。地域の事情に詳しい会社であることも大切です。地元の火葬場の予約状況、近隣の寺院との関係、搬送ルートなどを熟知している会社は、スムーズかつ的確な対応をしてくれます。
5. 逆に、注意したいケース
安心できるサインがある一方で、慎重に判断した方がよいケースもあります。
最初から葬儀プランへの契約を急かしてくる会社には注意が必要です。搬送の依頼をしただけなのに「今日中にプランを決めてください」と迫ってくる場合、ご家族が冷静に判断できない状況を利用している可能性があります。
費用の内訳を聞いても曖昧な回答しかしない会社も要注意です。「プランによって変わります」という回答だけで概算すら教えてもらえない場合、後から予想外の費用が発生するリスクがあります。病院のスタッフから強く勧められた会社についても、一度立ち止まって検討することをおすすめします。病院と葬儀社の間に紹介契約があるケースもあり、必ずしもご家族にとって最適な会社とは限りません。紹介を断っても失礼にはなりませんので、ご安心ください。
6. 病院で亡くなったとき、よくあるご質問
実際にいただくことの多いご質問をまとめました。
Q:病院から「早く移してほしい」と言われました。本当にすぐ動かないといけませんか? A:病院の霊安室の利用時間には限りがありますが、エンゼルケア終了後から数時間〜24時間程度が目安です。「今すぐ」でなければならないケースはほとんどありませんので、まずは何時間以内の搬送が必要かを病院スタッフに確認しましょう。
Q:深夜に亡くなりました。夜中でも葬儀社に連絡していいですか? A:はい、遠慮なくご連絡ください。24時間対応の葬儀社であれば、深夜・早朝問わず対応しています。多摩中央葬祭も24時間ご連絡を承っています。
Q:死亡届はいつまでに出せばいいですか? A:死亡を知った日から7日以内に、市区町村の役所へ提出が必要です。葬儀社が代行してくれることも多いので、依頼してみましょう。Q:搬送を頼んだ葬儀社で、必ず葬儀もしないといけませんか? A:そのような決まりはありません。ただし、「搬送のみのご依頼」であることを最初に明確に伝えることが大切です。事前に意思を伝えておくことで、後からの混乱を防ぐことができます。
7. 多摩中央葬祭では、病院からのご搬送・その後のご相談を24時間承っています
多摩中央葬祭は、立川・府中・国立・昭島を中心とした多摩地域で、病院からのご搬送からご葬儀まで、地域の皆さまに長年寄り添ってまいりました。
深夜でも、早朝でも、「どうしたらいいか」と思ったときにすぐご連絡ください。搬送のみのご依頼も承っています。「まず移動だけお願いして、葬儀はゆっくり決めたい」——そのご希望に、丁寧にお応えします。
事前相談・施設見学・LINEでの相談も無料で承っています。いざというときに慌てないために、元気なうちに一度話だけ聞いておく——それだけで、いざというときの安心感がまったく違います。「信頼できる人に任せたい」というお気持ちに、誠実にお応えすることが私どもの変わらない姿勢です。
8. まとめ
「病院で亡くなったとき」のことを事前に調べるのは、気持ちの上で少しつらい部分もあったかもしれません。それでも、こうして情報を集め、備えておこうとしていること自体が、大切な方への思いやりのひとつだと思っています。
知っておくことで、いざというときに焦らずに済む。急かされても冷静に判断できる。大切な人を、ご家族のペースで、納得のいく形で送り出すことができる——この記事が、そのための小さな一助になれば幸いです。
多摩中央葬祭では、ご相談いただいた方に「病院で亡くなったときの手続きチェックリスト」を無料でお渡ししています。死亡診断書の受け取りから死亡届の提出、葬儀の手配まで、やるべきことを順番にまとめたシートです。いざというときにすぐ使えますので、ぜひ受け取っていただければ幸いです。 LINE・お電話・ご来店、どの方法でもご相談を承っております。スタッフ一同、皆さまのご連絡をお待ちしております。

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