【大人の喪主の挨拶】お葬式直前でも間に合う、大人の 喪主の挨拶。〜大人の喪主挨拶実例集〜

葬儀において、喪主の挨拶は多くの人々が共感し、心に残る大切な瞬間です。しかし、多くの場合、喪主の方々は喪失や悲しみの中で感情的になってしまい、挨拶が上手くいかないこともあるでしょう。

今回は、葬儀直前でも間に合う、大人の喪主の挨拶の心得やマナーについて紹介いたします。49日や一周忌の法要、お別れ会などでも喪主の挨拶はありますが、ここではお葬式中の喪主の挨拶に焦点を当て、ご紹介いたします。記事の中に事例集もありますので、参考にしていただけると幸いです。

※本記事は弊社Youtubeチャンネル「多摩おそうぎch」の動画「【大人の喪主の挨拶】お葬式直前にでも間に合う、大人の 喪主の挨拶です。時間のないアナタ、もう大丈夫です。実例集も上げております。」から作成した記事です。動画の方もぜひご視聴ください。

もくじ

1. 【葬儀での喪主の挨拶】の大切な役割とは?

2. 喪主としての挨拶で気をつけるべきこと

3. 大人の喪主の実例集

4. 喪主の挨拶の動作・所作について

5. まとめ 葬儀のマナーを知っておこう

1. 【葬儀での喪主の挨拶】の大切な役割とは?

まず始めに、喪主の挨拶が果たす役割を理解することが重要です。喪主の挨拶は、故人に対する哀悼の意を表明すると同時に、故人の生涯や人生観を伝え、参列者たちが故人を偲ぶ手助けをする役割があります。また、喪失や悲しみに包まれた参列者たちの心を癒し、故人を偲ぶ時間を提供するという大切な役目になります。

2. 喪主としての挨拶で気をつけるべきこと

喪主の挨拶をする方の中には、人前で話すことが苦手で、失敗しないか不安に感じる方もいらっしゃるでしょう。また、大切な方が亡くなった悲しみの中、葬儀の準備に苦労されている方もいらっしゃるかもしれません。だからこそ、悔いなく故人をお見送りすることができるよう、事前にしっかりとマナーを把握しておくことが大切です。

喪主の挨拶のタイミング

葬儀の中で、喪主が挨拶をする場面はいくつかあります。

1. 通夜

僧侶の読経や参列者のお焼香が終わり、通夜振る舞いやお食事前に行われます。

2. 告別式

告別式では、焼香や僧侶の読経が終わり、弔電の奉読などが済んだ後、もしくは棺を霊柩車に乗せた後に      行われます。

どちらも葬儀担当者がアナウンスしてくれるため、喪主はタイミングを気にする必要はありません。

3. 大人の喪主の実例集

喪主の挨拶は、通夜と告別式の二回のタイミングで行われますが、お通夜の挨拶とほぼ同じであることが多いため、大きく内容を変えなければいけないという心配はありません。以下の実例集を参考にしてみてください。

例1

「本日はご多忙のところ、ご会葬、お焼香を賜りまして誠にありがとうございます。私は故人●●の(続柄)、〇〇です。故人存命中は、皆様方に一方ならぬご厚情を賜りまして、心からお礼申し上げます。皆様方に見送りいただき、故人もさぞ喜んでいることと存じます。残された私(わたくし)たち一同、若輩ではありますが、これからは故人の意思に沿うよう努めてまいる所存です。

皆様方には故人同様のお付き合い、ご指導を賜りますようお願い申し上げます。簡単ではございますが、これをもちまして、御礼に代えさせていただきます。本日は誠にありがとうございました。」

例2

「本日はご多忙中にも関わらず、通夜にご弔問いただきまして誠にありがとうございました。私は故人●●の(続柄)、〇〇でございます。ここに生前賜りました、ご厚情に対し、故人●●に代わり、厚く御礼申し上げます。別室にてささやかながら食事を用意させていただきました。故人の供養となりますので、お時間の許す方はぜひお召し上がりください。本日は誠にありがとうございました。」

例3

「皆様、本日はお忙しいところ●●の告別式にご参列くださり誠にありがとうございました。わたくしは故人●●の(続柄)、〇〇でございます。故人の生前は大変お世話になりました。亡き●●に代わり厚く御礼を申し上げます。残された家族一同、力を合わせ、亡き●●の意思を受け継いでゆきたいと思います。これまで同様のご指導とご鞭撻をお願いいたしまして、お礼の挨拶とさせていただきます。本日は誠にありがとうございました。」

4. 喪主の挨拶の動作・所作について

喪主の挨拶の動作・所作で気をつけるポイントも押さえておきましょう。

以下が気をつけるポイントとなります。

  1. 喪主は数珠を左手で持ち、房を垂らすようにして持ちましょう。
  2. 葬祭ディレクターからアナウンスがあったら、席を立ち、参列者に向かって一礼をし、祭壇前や焼香台辺りまで進みましょう。
  3. その後、参列者全体に向きを変えて一礼をしてから、胸ポケットから手紙を取り出してゆっくり読みます。

この際、繰り返しになりますが、「重ね重ね」や「ますます」といった避けるべき忌み言葉は使わないように注意しましょう。喪主の挨拶は、故人や参列者に対する感謝や思いを伝える大切な場面です。

  1. 挨拶が終わった後は挨拶文をたたみ、胸ポケットにしまいます。
  2. マイクから一歩下がり、参列者に向かって一礼した後、向きを故人にかえて黙礼します。ゆっくりと席に戻り、座ります。

5. まとめ 葬儀のマナーを知っておこう

最後に葬儀での挨拶における大事なことのまとめです。

  1. 喪主への挨拶は紙に書いてから話すことが大切です。
  2. ゆっくりと大きな声で話すように心掛けましょう。
  3. 「重ね重ね」や「ますます」といった言葉は、避けるべき忌み言葉とされています。これらの言葉を使わないようにメモを見ながら、落ち着いてゆっくりと話しましょう。

これらのマナーを守ることで、葬儀に参列する人々への敬意を表し、追悼の気持ちを大切に伝えることができます。

喪主の挨拶は、落ち着いて挨拶を行うことが大切です。また、感情的になってしまうことを避けるために、事前に挨拶文を用意し、練習することをおすすめします。参列者たちに向き合い、自然なトーンで話すように心がけましょう。

葬儀に関する疑問や問い合わせがあれば、多摩中央葬祭の森の風ホールに24時間365日問い合わせることができます。専門スタッフがお客様をサポートいたします。

この記事はYoutube動画「多摩おそうぎch」から作成しました

この記事は弊社Youtubeチャンネル「多摩おそうぎch」の動画から作成した記事です。動画の方もぜひご視聴ください。

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