65歳以上の5人に1人の認知症 防げるか、防ぐには何をするべきか

認知症は他の病気と同じように、早期発見が大事です。早期診断と早期対応で治したり進行を遅らせることができます。認知症は予防することもできます。日ごろから認知症を視野に生活習慣を整えましょう。また、認知症になったかな?と思ったら『自分でできる認知症の気づきチェックリスト』をやってみましょう!1点から4点の設問を10問やって20点以上の場合は医療機関や相談機関に相談しましょう。

認知症の初期症状とはどのようなものか

認知症のサインはどのようなものなのか。認知症は大きく分けると2つになります。

1つめは中核症状と呼ばれる認知機能の低下です。こちらのサインとして、まずもの忘れ。

①数分前、数時間前の出来事をすぐ忘れる。

②同じことを何度も言う

③しまい忘れや置き忘れが増えて、いつも探し物をしている

④約束を忘れる

⑤昔から知っている物や人の名前が出てこない

⑥同じものを何個も買ってくる

まんざら、私もすべて当てはまってしまいましたが、

次に時間・場所がわからなくなるとして、

①日付や曜日がわからなくなる

②慣れた道でも迷うことがある

③出来事の前後関係が分からなくなる。

これはあてはまりませんでした。

次に仕事や家事・趣味、身の回りの事ができなくなる として、

①仕事や家事・趣味の段取りが悪くなる、時間がかかるようになる

②調理の味付けを間違える、掃除や洗濯がきちんとできなくなる

③身だしなみを構わなくなる、季節に合った服装を選ぶことができなくなる

④食べこぼしが増える

⑤洗面や入浴の仕方が分からなくなる

⑥失禁が増える

このカテゴリーも当てはまりませんでした。せーふ。

そして、もう一つの認知症とは認知症に伴う行動・心理症状(BPSD)と呼ばれるもので環境や人間関係が大きく影響します。

①不安、一人になると怖がったり寂しがったりする

②憂うつでふさぎこむ、何をするのも億劫がる、趣味や好きなテレビ番組に興味を示さなくなる

③怒りっぽくなる、イライラ、些細なことで腹を立てる

④誰もいないのに、誰かがいると主張する(幻視)

⑤自分のものを誰かに盗まれたと疑う(もの盗られ妄想)

⑥目的を持って外出しても途中で忘れてしまい帰れなくなってしまう

私は当てはまりませんでした。

認知症の気づきチェックリストは意外と点数が高くなる

チェック1 財布や鍵など、物を 置いた場所がわから なくなることがありますか

まったくない1点ときどきある2点頻繁にある3点いつもそうだ4点

はい、ときどきある 2点です。

チェック2 5分前に聞いた話を 思い出せないことが ありますか

まったくない1点ときどきある2点頻繁にある3点いつもそうだ4点

はい、ときどきある 2点です。

チェック3 周りの人から「いつも同じ 事を聞く」などのもの忘れ があると言われますか

まったくない1点ときどきある2点頻繁にある3点いつもそうだ4点

はい、ときどきある 2点です。

チェック4 今日が何月何日か わからないときが ありますか

まったくない1点ときどきある2点頻繁にある3点いつもそうだ4点

はい、頻繁にある 3点です。

チェック5 言おうとしている 言葉が、すぐに出てこ ないことがありますか

まったくない1点ときどきある2点頻繁にある3点いつもそうだ4点

はい、ときどきある 2点です。

チェック6 貯金の出し入れや、 家賃や公共料金の 支払いは一人でできますか

問題なくできる1点だいたいできる2点あまりできない3点できない4点

はい、問題なくできる 1点です。

チェック7 一人で買い物に 行けますか

問題なくできる1点だいたいできる2点あまりできない3点できない4点

はい、問題なくできる 1点です。

チェック8 バスや電車、自家用車 などを使って一人で 外出できますか

問題なくできる1点だいたいできる2点あまりできない3点できない4点

はい、問題なくできる 1点です。

チェック9 自分で掃除機や ほうきを使って 掃除ができますか

問題なくできる1点だいたいできる2点あまりできない3点できない4点

はい、問題なくできる 1点です

チェック10 電話番号を調べて、 電話をかけること ができますか

問題なくできる1点だいたいできる2点あまりできない3点できない4点

はい、問題なくできる 1点です

はい、結果合計点は16点でした。20点以上の場合は、認知機能や社会生活に支障が出ている可能性があります。お近くの医療機関や相談機関に相談してみましょう。となっています。このチェックリストは医学的診断に代わるものではありません。認知症の診断には医療機関の受診が必要です。ということで、危ないアブナイ。10問中すべて問題なくても10点になります。ときどきある。だいたいできる。が全てだと20点になります。ぜひ皆様やってみて下さい。

認知症はどのように予防するか

生活習慣を整えることが重要です。

食習慣、運動習慣、対人接触、知的行動習慣、睡眠習慣を確認しましょう。

①食習慣では、野菜(大豆)・果物(バナナ)をよく食べる。魚(マグロ、カツオ)をよく食べる。赤ワインを飲む です、牛乳、豚ロース、はちみつも良いです。しかし摂取量は配慮してください。塩分控えめ、お酒はほどほどです。

②運動習慣、週三日以上有酸素運動をする。ウォーキングや体操などの運動を継続的に行います。階段上りや首回し。水泳や踏み台昇降も良いです。1分間正座するのも有効で血管力が改善されるようです。日光浴しながらが効果的です。

③対人接触、人との接触を積極的に行います。家にこもらず地域の活動などに参加してみましょう。

④知的行動習慣、本を読んだり趣味に取り組んだり、映画を見たり、ゲームも有効です。

⑤睡眠習慣、朝目が覚めたらまずは30分以内に太陽の光を浴びて脳にスイッチを入れることで、セロトニンという神経伝達物質の分泌を活発化されます。

この5つの生活習慣の見直しを行うことで認知症を予防できるのです。ぜひ取り組んでみましょう。

幸せホルモン セロトニン

  • 起床の際、セロトニンは太陽の光により分泌が行われます。呼吸、血圧、心拍が活動的になり、目が覚めてはっきりします。朝起きてから30分以内に15~30分の散歩をすると、セロトニンが活性化し、体内時計がリセットされ、副交感神経から交感神経に切り替わり自律神経が整います。 私は、朝犬の散歩をします。 セロトニンを十分活性化しているかもしれません。

セロトニンは朝に合成され、昼間はあまり合成されません。

①同じ動きを繰り返し行うリズム運動も脳のセロトニンの分泌に効果があります。ダンスやウオーキング、食事の際よく噛んで食べるのも、リズム運動です。

②サプリや薬の活用も有用です。

③ストレスがある時は、親しい人と会話することで、セロトニンの分泌になりスッキリします。

④瞑想することでもセロトニンが分泌されます。深呼吸もしましょう。

⑤セロトニンは精神状態を整え、心身の緊張を解き、痛みを感じにくくする作用もあるほか、睡眠を促すホルモン メラトニンの原料にもなります

⑥感情を動かすことでも分泌されます。映画を見て感動したり、お笑いを見て爆笑したりすることも大事です。口角を上げて笑顔のカタチを作るだけでも。脳は幸せを感じセロトニアンを分泌します。

⑦セロトニンは食べ物のトリプトファン、ビタミンB6、炭水化物から接種できます。トリプトファンの1日の摂取量は体重1kg当たり2mgです。体重70kgだと140mgトリプトファンとビタミンB6を多く含んでいるのは、マグロの赤身。マグロの刺身が効果的なんです。炭水化物も必要なので赤身の鉄火巻きにすればばっちりです。

⑧1日の疲れは、入浴によりリラックスします。交感神経が副交感神経に切り替わり自律神経が整えられ、入眠時の寝つきを良くし、質の高い睡眠ができます。これで朝のセロトニンの分泌量が増えます。

セロトニンは4種類の幸せホルモンの一つで、精神を安定させ、身体を目覚めさせ、気分をポジティブにさせてくれます。そしてセロトニンが睡眠誘導物質であるメラトニンを分泌してくれるので、寝つきが良くなり睡眠の質が向上します。セロトニンは、脳の中で記憶や学習を担当している海馬をストレスから守る役割もあるので、記憶力の維持に大変重要です。

まとめ

認知症が気になりましたら、朝起きたら散歩に行って 親しい人 気の合う人と会話をして 読書や映画・ゲームなど楽しいことをして 赤ワインを飲み マグロ丼を食べて お風呂に入り 寝ることで セロトニンを意識して生活すれば 認知症の予防になるでしょう、

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