火葬式(直葬)とは、ご葬儀やお通夜などを行わず、火葬のみで送る葬儀形式の1つです。
近年ではできるだけ費用をかけずに済ませたい方などにお選びいただいており、
その件数も増加しております。
今回は弊社の火葬式プランの中でも人気の「火葬式プラン40」を深掘りしてご紹介いたします。
火葬式ってどんなご葬儀?
火葬式とは先述の通り、お通夜や告別式を行わず、ご火葬のみを執り行う葬儀形式を指します。
火葬式が選ばれる代表的な理由は、以下の通りです。
- 宗教観の変化や、僧侶に読経していただく形式にこだわりが少なくなった
- 長期入院や介護で費用がかさみ、お葬式の費用を捻出するのが大きな負担になってしまった
- 核家族化などにより身内が少なくなり、家族だけで送りたいという希望を持った
- 参列予定者にもご高齢の方が増え、見送る側の体力的に短時間の方がよい
- ご葬儀にお金をかけたくない
火葬式は、葬儀費用を抑えることができるだけでなく、ご遺族の負担を軽減することもできます。
そのため近年では、火葬式を選択するご遺族が増えてきています。
火葬式のメリット・デメリット
火葬式のメリット
火葬式のメリットは、なんといっても「費用を抑えることができる」点。
お通夜を行わないので、通夜振る舞いの費用がかからないことに加え、
式場も使用しないため、式場使用料も必要ありません。
また、ご家族だけで火葬式を行うことであれば返礼品の数も少なくなります。
他に、「参列者の負担を軽減することができる」というメリットもございます。
通夜式と告別式を行うのであれば2日間、告別式のみの一日葬であっても式場への集合から
収骨まで合わせて半日ほど時間を要します。
しかし火葬式であれば1時間半ほどで収骨まで終了します。
参列者の中にご高齢の方がいらっしゃる場合、短時間で葬儀式が執り行える点は魅力的ではないでしょうか。
火葬式のデメリット
火葬式の一番大きなデメリットは、「お別れ時間が短いこと」です。
お通夜や告別式を行う場合、式場に集合して葬儀式を行ったのち、ご遺族やご参列者にお花やお手紙などを
お手向けいただくお別れの時間を2,30分ほどお取りします。その後出棺し火葬場へ向かいます。
ところが火葬式の場合、直接火葬場にご集合いただき5分ほどのお別れを済ませてご火葬を行います。
このように火葬式では十分なお別れ時間をお取りいただけません。
また火葬式だと、多くの参列者をお呼びすることができません。
そのため別日に弔問客の対応をする必要があることもございます。
特に交友関係の広い故人様の場合、多くの弔問客が来ることもあり、かえってご家族の負担になる可能性もあります。
また、「周囲からの理解を得にくい」というデメリットもございます。
火葬式をお選びいただく方が増えてきたとはいえ、地域によっては知名度が低いこともあります。
さらに「お通夜や告別式を行わないと、故人の供養にならない」とお考えの方が多くいらっしゃいるのも事実です。
古くからの慣習やしきたりを重んじる方がお近くにいる場合は、トラブルに発展することもあるでしょう。
多摩中央葬祭・森の風ホールの火葬プラン40
多摩中央葬祭・森の風ホールでは、「お別れの時間が短い」という火葬式のデメリットをカバーした、
「火葬プラン40」というプランがございます。
火葬プラン40のおすすめポイント
⚫︎出棺前に専用のお別れルームでお別れができる
⚫︎お別れ花やラストメイク、遺影写真がプランに含まれている
⚫︎桐の棺だけでなく、白・ピンク・青の布張りの棺から好きなものを選べる
⚫︎リムジン型の霊柩車で出棺できる
火葬プラン40の一番のおすすめポイントは、出棺前にお別れルームでのお別れができる点です。
従来の火葬式であれば、直接火葬場へ集合してお別れを行うため、
10分程度のお別れ時間しかお取りできません。
しかし火葬プラン40であれば、最後のご面会を兼ねて
お棺の中にお手紙やお気に入りの食べ物といった副葬品をお入れいただくなど、
たっぷり1時間のお別れ時間を専用ルームでお過ごしいただけます。
また、お別れ花やラストメイク、遺影写真といった、他の火葬プランには含まれない品物も含まれています。
お別れ花はお棺の中にお手向けいただくお花を指します。
1カゴでお顔周りをお飾りいただくことができます。
オプションで追加していただくと、2カゴで上半身、3カゴで全身をお飾りいただけます。
お棺は4種類からお好きなものをお選びいただけます。
故人様の好きだった色やイメージカラーなどをお選びいただく方が多くいらっしゃいます。
お別れルームでのお別れをお済ませいただいた後は、火葬場へ向けてご出棺でございます。
その際、リムジン型の霊柩車で故人様を火葬場へお連れいたします。
火葬プラン40はこんな人におすすめ
- 十分なお別れはしたいけど、費用は抑えたい方
- 宗教儀礼は不要だが、故人様とのお別れの時間は必要とお考えの方
- 火葬式希望だけど、満足のいくお見送りをされたい方
火葬式の注意事項
- お墓があったり、代々お付き合いのあるお寺(菩提寺)のように、信仰している特定の宗教者様がいたりする場合は、そちらにあらかじめ火葬式を行いたい旨を必ずご相談ください。
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「お通夜・告別式を行わないと、供養にならない」とお考えの宗教者様もいらっしゃいます。納骨できなくなるといったトラブルの原因にもなりますので、必ず事前に宗教者様へご確認ください。
- 火葬式が故人様の希望であっても、ご家族・ご親族の方にあらかじめお声がけいただくことをお勧めいたします。
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ご家族・ご親族の方の中には、お通夜や告別式は行うものだとお思いの方や、火葬式をご存知ない方もいらっしゃる場合がございます。故人様・喪主様のご希望やお考えを伝え、ご理解いただいた上で火葬式をお選びいただくと良いでしょう。
- プラン内容をあらかじめご確認いただき、ご希望通りの火葬式が執り行えるか十分にご検討ください。
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ひとくちに「火葬式」とはいえ、葬儀社によって用意されているプランは様々です。金額だけでプランを決めてしまうとプランに含まれるものが少なく、オプションで追加することが増え、結果として高い葬儀代金になってしまう可能性もございます。また葬儀社に直接ご相談いただき、ご希望をお伝えいただくことで、おすすめのプランを提示できますので、ご活用ください。