【家族葬 VS 一般葬】 日本一わかりやすい!違いと 選び方

突然の別れ・・・その瞬間、あなたは迷います。“家族だけで、ひっそり見送る【家族葬】にするべきか?それとも…“お世話になった方々を迎え、送り出す【一般葬】にすべきか?”

アナタは どちらを選ぶべきか?迷ったことはありませんか?

本当に家族だけで大丈夫なのか?逆に 大勢呼んだ一般葬にしたことで、負担は倍増になり “準備と挨拶対応に追われ 家族は疲れ切り、最期をしっかりと見送れなかった・・・”

実際、選び方を誤ったせいで・・・“ずっと後悔の涙を流すご遺族を、私は結構〜見てきました。そんな不安や 悩みを抱えるアナタに向けて、本日は日本一!分かりやすい『家族葬と一般葬の違い』を 徹底解説します。

最後までご覧いただくことで、“後悔しないお葬式の選び方”が、ハッキリとわかります。

目次

家族葬とは何か?家族葬のメリット

そもそも 家族葬とは何か?家族葬のメリットとは?

家族葬とは、故人の家族やごく親しい方々だけで執り行う、小規模で温かな葬儀形式です。参列者は通常、約5名~30名程度。

近年では、故人の好きだった音楽を流したり、思い出の写真を飾ったり、スライドショーで皆で行った旅の思い出を流して偲んだり、自由な演出が可能です。

例えば、あるご家族は、故人が生前に好んでいたジャズをBGMに、親しい友人たちと共に思い出話を語り合いながら、温かな時間を過ごしました。

雰囲気は身内だけの静かさで、あたたかいお別れです。家族葬の葬儀中の 挨拶・弔辞は家族間での短い挨拶となり、形式にとらわれず、故人との最期の時間を大切にできるのが家族葬の最大の魅力です。

平均費用は約40万円~150万円、準備期間は2~3日程度、招待状・案内は家族間で電話やライン&メール等で個別案内対応が多いです。

司会・進行は、葬儀社が簡易進行するケースが多いです。家族葬の最大のメリットは、気心知れたお身内や 近しい方々だけで執り行うため、他人の目を気にせず対応でき、私は心理的負担が少ないことだと思うのです。

さらに、コストを抑えられる点も大きな魅力です。大規模な準備や返礼品も不要なケースが多いです。特に高齢者や小さなお子さんがいるご家庭では、長時間の参列が難しいこともありますが、家族葬なら短時間で進行でき、体力的な負担も軽減されます。

Aさん宅では、夫の最期を家族だけで見送り、子どもたちがそれぞれ思い出を語り合うゆっくりと、あたたかな式になり、一生の思い出が刻まれたそうです。

家族葬は年々増加傾向にあり、2022年には初めて一般葬を上回りました。

鎌倉新書の 第6回お葬式に関する全国調査(2024年)によれば…

2015年 家族葬 31.3% / 一般葬 58.9%

2024年:家族葬 50.0% / 一般葬 30.1%

この背景には 高齢化や核家族化で、お葬式に「呼べる人」、お葬式を「手伝える人」が物理的に減り、 ご近所づきあいで 義理参列の圧力が弱まった背景があります。

コロナ禍による人との接触を避ける傾向が影響したのもありました。費用も準備も“家族だけで完結”したほうが合理的、つまり、“お葬式はオフィシャルなものから プライベートなもの”という考え方へ変わってきました

故に親しい家族だけで静かに送りたいというニーズが、最近 本当に増えています。 

一般葬とは何か?一般葬のメリット

一般葬とは、親族だけでなく、故人の友人・知人、職場関係者など幅広い参列者を招く、昔から行なってきた お葬式です。参列者数は数十名〜数百名に及ぶこともあります。

 雰囲気はフォーマルで厳粛。弔辞や焼香の時間が長くなり、華やかさと気品が感じられます。地域の習慣や職場関係を重視し、故人の功績を称える場にもなります。

事例1地域の名士を偲ぶ一般葬 地域の町会長として長年活躍したAさんの一般葬には、近隣住民や町内会の関係者が200名以上参列。故人の功績が語られ、式後の会食で再会を喜ぶ声や、涙と感謝の言葉があふれ、故人の功績をあらためて実感できました。

事例2友人同士が再会する一般葬 Cさんの一般葬では、学生時代の友人たちが久しぶりに集まり、思い出話で盛り上がりました。弔辞では「またいつか集まりましょう」と語られ、会場は温かい雰囲気に包まれました。式後の会食では、顔見知り同士が語り合い、新たなネットワークが生まれました。「故人が残したもの」を実感できる式となりました。

このように、一般葬は故人の社会的なつながりを反映し、多くの方が最後の別れを告げる場になります。平均費用は120万円から300万円以上、準備期間は5日から7日程度。招待状・案内は、会葬礼状・案内状郵送。

お葬式の司会はプロの手配が必要なケースもあります。ポイントとしては近隣一軒一軒への案内状配布、町内会や職場への広報も視野に入れます。

一般葬のメリット:社会的ネットワークを総動員し、感謝を伝えやすい。地域・職場関係者への礼儀が果たせる。思い出話や弔辞で家族でも知らなかった故人を知ることができ、故人を多角的に偲べることができます。

そして、故人やご遺族を支えてくれた ご近所の方や会社関係などの幅広い方々への感謝の気持ちを、 「一般葬にすれば 直接お礼を伝えやすい」という利点があるのです。

家族葬/一般葬 それぞれのデメリット

家族葬のデメリットは:これ1つだけと思ってもらってもいいくらいです。知らせなかったことがトラブルになると言うことです。

Aさんのご家族は、故人の遺志「身内だけで静かに見送ってほしい」という思いを尊重し、家族葬を選びました。しかし、葬儀後、次々と電話が鳴り響きました。「なぜ教えてくれなかった?」「最後にお別れしたかった…」

ご近所や親しい友人たちからの批判の声が相次ぎました。さらに、式後も親しい人たちが弔問に訪れ、「やっぱり一目会いたくて…」と涙を流す人も。

 予想外の訪問に慌ただしく香典を受け取り、後日、個別に返礼品を送ることに。本来、故人を静かに偲ぶ時間が、次々と訪れる人々への対応で消えていきました。

 Aさんの家族は「こんなに大変なら、最初からお知らせすべきだった…(一般葬にすべきだった)」と深く後悔したのです。家族葬は気軽で静かに見送れる一方、知らせなかったことで、後悔やトラブルが生じることがあるんです。  

特に故人と同居していたり、近くに住んでいた場合は、“不義理”と見られ、その地域に住みにくくなってしまうこともあるのです。

それから、家族葬は参列者の選定でトラブルが生じる可能性があります。家族葬は、参列者を限定するため、誰を呼ぶかの判断が難しいことがあり、呼ぶ範囲を明確にしないと、呼ばれなかった人が不満を抱き、トラブルにつながる可能性があります。

家族葬は、一般葬に比べて費用が抑えられる傾向がありますが、参列者が少ないため、香典収入が減り、葬儀費用を賄えなくなる可能性があります。

また、家族葬という形式に抵抗がある親族がいる場合は、反対や不満が生じることがあります。この場合、故人が家族葬で行なって欲しいという意向があり、それを尊重し家族葬を選ぶとしても、反対する親族の気持ちも大切にしたいとの思いの間で、板挟みになることになり、葬儀までの限られた時間の中で、丁寧に説明し、理解を得るための説得を試みているご遺族も見ています。

本来、故人と静かに過ごすべき家族葬の時間が「説得の時間」に変わり、喪主や遺族は心身ともに疲れ切り、疲労困憊になるケースもあり、大きな負担を抱えることが結構あるのです。

 次に一般葬のデメリットです。

①費用が膨らみやすいです。実例エピソードです。 Aさんのご家族は、故人のつながりが広かったため、一般葬を選びました。当初の見積もりは100万円。しかし、参列者が増え、返礼品や会食の追加、式場の大きなホール利用で、最終的には250万円を超える出費に。葬儀後、家族は「もっとコンパクトにできなかったのか…」と後悔したケースです。

 一般葬は参列者が多くなるほど、返礼品、会食、式場費用が増え、コストが急激に膨らむリスクがあります。

Bさんの家族は、故人の職場関係や友人も含めた一般葬を行うことにしました。しかし、葬儀前日は受付係や焼香の順番、弔辞をお願いする人の確認でバタバタ。式当日は、受付や会葬礼状の配布で家族はほとんど故人に向き合う時間がありませんでした。「慌ただしくて、最期をゆっくり見送れなかった」と涙を流す遺族もいました。

 式の進行、参列者対応、受付、返礼品準備など、多くの手配が必要となり、遺族が故人と静かに向き合う時間が奪われるリスクがあり、喪主や遺族は心身ともに疲れ果てることがありました。

まとめ・後悔しない選び方

家族葬は 静かに、近しい家族だけで、心を込めて見送るお葬式。

大切な人と最後の時間をゆっくり共有し、絆を確かめることができる。

一方、一般葬は 故人のご縁を感じる大勢の参列者と共に、その生涯を偲び、感謝と別れを伝える場。ご家族は少し忙しくなりますが、多くの人々の想いに包まれます。

でも…どちらを選んでも、ひとつだけ大切なことがあります

それは、『悲しいお知らせだけど、あなたに訃報を伝えたかった”・・・』その気持ちを伝えること。今回、家族葬にしました。でも、あなたにはお知らせしたくて…』

そう伝えるだけで、きっと相手も安心します。今はLINEやメール、SNSという方法もあります。

最後に後悔しないためには、たった一つ大切なことがあります。

 それは、『お知らせ』と『配慮』です。

家族葬であっても、親しい方には“最後の別れ”を伝えること。一般葬であっても、参列者への心配りを忘れないこと。

どんな形で見送るかはあなたの選択です。でも、その選択が家族の心を守り、故人との思い出を温かく残すことにつながります。

この記事が、あなたの大切な選択に少しでも役立てば幸いです。

SNSへのシェアはこちらから
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!