軽自動車の霊柩車ってどうなのか⁉️乗ってみると意外といい!

ご遺体を搬送するには寝台車が必要です。ご遺族が自分や親族で搬送する場合は普通車(自家用車)でも大丈夫です。

日本の新車の登録台数の40%は軽自動車です。軽自動車の霊柩車がたくさん走っていても不思議ではありません。

目 次

1.軽自動車の霊柩車とは

1.軽自動車の霊柩車とは

霊柩車とは国土交通省による一般貨物自動車運送事業の許可が必要で、緑ナンバーがついています。軽自動車の霊柩車は国土交通省に貨物軽自動車運送事業経営届出をすることで、黒ナンバーがつきます。 許可と届出の違いがあります。

ご遺族目線

軽自動車の霊柩車はまだまだ多くはありません。外見は黒ナンバーをつけているので宅急便の車と変わりません。最近では各世帯の経済的自立やネットショッピングが普及し、近所付き合いをしない世帯が増えてきています。そのような中でも、近所の目は気になるもので、霊柩車が自宅に止まっていると近所の方に、ご不幸があったのですかと聞かれるのを煩わしく思う方も多くいらっしゃり、まさか軽自動車でご遺体を搬送しているとは考えないため、選ばれる方が多くいらっしゃいます。

葬儀社目線

軽自動車の霊柩車は先にお伝えしたように、運送事業の許可と運送事業の届出と事業を開始するにあたり、ハードルの高さが大きく異なるます。

またご遺体をお迎えに行く病院の中には、霊安室が地下にあることが多く、地下にある故、地下への通路がカーブしていたり地下で方向転換ができなかったり、道路幅狭かったりということで、幅の広めの寝台車では運転技術の高い人しかお迎えに行けない病院も存在します。

寝台車で多く運行されている普通寝台車のエスティマの場合、全長4820mm全幅1810mm 全高1745mmです。弊社の導入した軽寝台車のサンバーの場合、全長3395mm全幅1475mm 全高1890mmです。平面席で比較すると8.724m2に対し5.007m2しかありません。57%の大きさです。使いやすいです。この寝台車、乗り心地は大事ですが、スピードは出すものではありません。現行の軽自動車はエンジン音も気にならず乗り心地も悪くはありません。

3.霊柩車と寝台車とは何が違うのか

霊柩車と寝台車の違いはありません。車検証の表示は同じです。元々は葬儀場所から火葬場に搬送する車両を霊柩車と呼び、病院や警察から自宅や安置場所、自宅や安置場所から葬儀場所へ搬送する車両を寝台車と呼んでいました。

最近では霊柩車メーカーでも霊柩寝台車と名付けた車が販売されていたりし、クラウンワゴンが製造されなくなったため、アルファードやエスティマのへの霊柩車への移行があり、宮型霊柩車の乗り入れを火葬場が制限したことにより、霊柩車も寝台車も変わらなくなっています。

4.車を気にしない人が増えた

家族葬が増えたこと、直葬と呼ばれる火葬式が増えたことにより、大勢の方が参列するお葬式が減りました。一昔前なら高級アメ車やベンツが良い宮型霊柩車にしたいという方も多くいましたが、家族だけなので霊柩車は何でもよいという方が増えてきてしまいました。葬儀場から火葬場へ移動するだけなら何でもよいのは。と言われてしまえばそうですかとなってしまいます。

5.まとめ

軽自動車の霊柩車は貨物自動車運送事業という経営面でハードルが低く、外見も霊柩車にみえない。取り回しが容易で、乗り心地も悪くない。世の中の価値観が変わり今までの霊柩車が良いというこだわりのある方が減ったことによりこれからは軽自動車の霊柩車が増えていくことでしょう。

本日は軽自動車の霊柩車について紹介いたしました。

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