【お葬式】通夜・告別式・出棺・火葬場まで 流れ わかりやすく解説

目次

当日に慌てず、きちんとお別れするために

大切な人が亡くなったあと、悲しみの中でも、お葬式は静かに、そして確実に進んでいきます。

本当は、故人様のお顔を見つめながら、落ち着いて最後の時間を過ごしたい。
「ありがとう」「お疲れさまでした」と、心から伝えたい。
そう思っていても、実際のお葬式当日は、次から次へとやることがやってきます。

お葬式当日、

「次は何をするのか?」

「自分はどこにいればいいのか?」

「焼香って、どうやるんだろう」
「喪主の挨拶は、どのタイミング?」
「火葬場では、どう動けばいいの?」

分からないことが重なると、人はそれだけで緊張します。
しかも、お葬式の場では「知らないことを知らないと言いづらい」と感じる方も少なくありません。

その結果、ただ立って、ただ待って、流れについていくだけで終わってしまう。
そしてお葬式が終わったあとに、心のどこかに残ってしまうのです。

「もっとちゃんと見送りたかった」
その、静かな後悔が…。

だからこそ、お葬式の流れを知っておくことは大切です。
流れが分かるだけで、心に少し余裕が生まれます。
そしてその余裕が、故人様ときちんと向き合う時間をつくってくれます。

この記事では、お通夜、告別式、最後のお別れ、出棺、火葬場までの流れを、できるだけ分かりやすく、丁寧にご紹介します。
「何が行われるのか」だけでなく、その場でどんな気持ちになりやすいのか、どんなことに気をつければよいのかもあわせてお伝えします。

流れを知ることは、故人様との最後の時間を、心で受け止める準備でもあるのです。

「ちゃんと見送ることができた」
そう思えるお別れは、偶然できるものではありません。
少しだけでも流れを知っていることが、その大きな支えになります。

お通夜の流れ:開式前——ご家族が迎える大切な時間

お通夜は、一般的に夕方から始まることが多く、18時前後に開式となるケースがよく見られます。
そしてご家族は、一般の参列者より少し早く式場へ入り、準備を整えます。

この時間には、祭壇の確認、席順の確認、供花や弔電の確認などを行います。
一見すると事務的な時間に見えるかもしれませんが、実はここは、ご家族にとってとても繊細な時間でもあります。

たとえば席順です。
「ここは長男側が座るべきだろうか」
「前に出すぎるのも気が引ける」
「この方には、どの席がよいのだろう」
そんな小さな確認の中に、家族としての想い、遠慮、気遣い、時には親族間の微妙なお気持ちが表れることがあります。

悲しみの中にいると、普段なら流せることが気になったり、言葉を選ぶことに疲れてしまったりするものです。

だからこそ、この時間は「全部を自分たちだけで決めなければ」と抱え込まないことが大切です。

多摩中央葬祭では、席順の基本的な考え方や一般的な流れを丁寧にご説明しながら、ご家族それぞれのお気持ちやご事情をうかがい、どうしたら皆さまが落ち着いて故人様を見送れるかを大切に整えていきます。

お葬式は、完璧にこなすことが目的ではありません。
ご家族が、心を込めて送り出せること。
それがいちばん大切です。

参列者を迎えるときは、立派な挨拶より「気持ち」が大切

開式が近づくと、参列者の方が少しずつ来られます。
受付で香典や記帳を済ませ、静かに会場へ入っていかれます。

このとき、ご遺族の方が悩みやすいのが「どのように挨拶をすればよいのか」です。
けれど、ここで無理に長い言葉を用意する必要はありません。

「本日はご丁寧にありがとうございます」
「恐れ入ります」
その一言で十分です。

ご家族は、すでに深い悲しみの中にいます。
そんな中で、完璧な受け答えをしようとする必要はありません。
むしろ、短くても、静かでも、その一言のほうが自然に気持ちが伝わることも多いのです。

無理に明るく振る舞う必要もありません。
無理に長く話す必要もありません。
その場にいてくださることへの感謝を、ひと言で丁寧に伝えられれば、それで十分です。

お通夜は、静かに始まり、厳かな空気の中で進んでいきます

参列者が着席し、式場の空気が整うと、司会者の開式の言葉によって、お通夜が始まります。

「ただいまより、故〇〇様の通夜式を執り行います」

その言葉が響くと、会場の空気は一段と引き締まります。
僧侶が入場し、お読経が始まると、「ああ、いよいよ始まったのだ」と実感されるご家族も少なくありません。

お通夜の一般的な流れは、次のようになります。

僧侶のお読経
ご焼香
閉式
喪主の挨拶
通夜ぶるまい

地域や宗派によって多少の違いはありますが、大きな流れとしてはこの形をイメージしておくと安心です。
ご焼香の順番は、喪主、ご遺族、ご親族、一般参列者の順で進むことが多く見られます。

いちばん緊張しやすいのが、お焼香の場面

お葬式の中で、多くの方が「ここがいちばん緊張する」と感じるのが、お焼香です。

順番が来たら、焼香台の前へ進みます。
まずご遺族へ軽く一礼し、そのあと故人様へ一礼します。
数珠をお持ちの場合は、左手に持つのが一般的です。
抹香をつまんで香炉にくべ、合掌し、終わったら再び故人様に一礼して席へ戻ります。

文章で見るとシンプルですが、実際の場では独特の緊張感があります。
周囲が静かであるほど、自分の所作が気になってしまうものです。

しかも、お焼香は宗派によって回数や細かな作法が異なります。
そのため、前の方のやり方を見て参考にする方はとても多く、それは決して恥ずかしいことではありません。
むしろ自然なことです。

分からないときは、無理にひとりで悩まなくて大丈夫です。
前の方の流れを見ながら進めてもよいですし、スタッフに確認していただいても構いません。

大切なのは、作法を完璧にこなすことではなく、故人様を想って手を合わせることです。
その気持ちが何より大切です。

通夜ぶるまいは、ただの会食ではありません

お読経が終わり、僧侶が退席され、司会者から閉式の案内が入ると、お通夜はひと区切りとなります。
そのあとに設けられるのが、通夜ぶるまいです。

通夜ぶるまいとは、ご遺族やご親族、参列者の方々が同じ席で食事を囲む時間です。
けれど、その意味は単なる食事ではありません。

以前、お酒が大好きだったお父様のお通夜で、ご遺族が「父の行きつけの店の銘柄なんです」と、特別に日本酒を用意されたことがありました。
最初は皆さま静かに席についておられましたが、杯が進むうちに、あるご親族がぽつりと「あいつらしい酒だな」と笑ったのです。

その瞬間、場の空気がふっとやわらぎました。
悲しみでいっぱいだったはずの時間に、故人様らしさが戻ってきたような、あたたかな空気が流れました。

通夜ぶるまいには、そういう力があります。
悲しみで食事が喉を通らないときでも、誰かと故人様の思い出を語りながら少しずつ箸を動かす。
それは、ただ食べるということではなく、故人様が結んでくれたご縁をあらためて感じる時間でもあるのです。

悲しみで食べ物が喉を通らない時でも、誰かと故人の思い出を語りながら箸を動かす。それが、明日への生きる力に変わっていくのです。

2.告別式の流れ

告別式は、より「公式なお別れの場」

お通夜の翌日に行われるのが告別式です。
お通夜が、ご親族や近しい方々と故人様をしのぶ時間であるのに対し、告別式は、より広く一般の参列者もお迎えする公式なお別れの場という意味合いが強くなります。

ご家族にとっても、ここで
「いよいよ本当に最後なんだ」
と実感される方が多く、心の重みが一段と増す時間です。

告別式は、司会者の開式の言葉で始まり、僧侶のお読経、その間のご焼香へと進みます。
その後、弔辞や弔電の紹介など、お通夜にはない場面が入ることもあります。
式の後半では、お別れの儀、お花入れ、喪主の挨拶、そして出棺という流れになります。

全体としては、1時間から1時間半ほどで進むことが多いです。

近年は、初七日法要を続けて行うことも増えています

最近は、葬儀・告別式のあとに、そのまま初七日法要を続けて行うことが増えています。
本来は亡くなってから七日目に営まれる法要ですが、ご親族が集まりやすい葬儀当日に繰り上げて行うことが一般的になってきました。

その場合、告別式のお読経のあとに、あらためて初七日法要のお読経があり、もう一度ご焼香を行う流れになります。
そのため、「今日は二度お焼香があるのですね」と驚かれる方もいらっしゃいますが、近年ではよくある形です。

こうした流れを知っておくだけでも、当日の戸惑いは大きく減ります。

もっとも気持ちがあふれやすいのが、最後のお別れの時間

告別式の後半には、お別れの儀があります。
ご家族や近しい方が、お棺にお花を手向けながら、故人様へ最後の言葉をかける時間です。

「ありがとう」
「お疲れさまでした」
「今まで本当にありがとう」

この時間にかけられる言葉は、どれも短いのに、胸の奥まで深く届きます。
華やかな言葉は必要ありません。
飾らない言葉ほど、その人らしい想いがにじみます。

この場面では、故人様に直接触れられるのも、本当に最後になります。
だからこそ、ここで初めて「もう会えるのも最後なんだ」と実感される方も多くいらっしゃいます。

以前、あるご家族が、お花を入れながら静かに涙を流し、こうおっしゃいました。

「この時に初めて、“会えるのももう最期なんだ”って実感しました」

その言葉には、説明しきれない重みがありました。

お葬式の中でも、この時間は特に、感情があふれやすい時間です。
けれど、それでいいのです。
涙をこらえる必要も、気丈に振る舞う必要もありません。
その涙も、その沈黙も、故人様への大切な想いです。

喪主の挨拶は、上手に話すことより、感謝を届けることが大切

お別れの儀のあとには、喪主の挨拶があります。
参列してくださった方へのお礼、ここまで無事に見送れたことへの感謝を、短く丁寧にお伝えする場面です。

喪主の挨拶と聞くと、「失敗してはいけない」「きちんと話さなければ」と緊張される方が少なくありません。
けれど、本当に大切なのは、上手に話すことではなく、感謝の気持ちがまっすぐ伝わることです。

長く話す必要はありません。
難しい言葉を並べる必要もありません。
故人様のために集まってくださった皆さまに、「ありがとうございました」とお伝えできれば、それで十分に心は届きます。

喪主の挨拶と聞くと、「失敗してはいけない」「きちんと話さなければ」と緊張される方が少なくありません。
けれど、本当に大切なのは、上手に話すことではなく、感謝の気持ちがまっすぐ伝わることです。

喪主の挨拶について

多摩おそうぎチャンネルでは、例文つきで詳しく解説した動画も公開しています。「お葬式直前でも間に合う喪主の挨拶」はぜひご参照ください。

出棺、火葬場、収骨へ。お別れは少しずつ心で受け止めていくものです

喪主の挨拶が終わると、いよいよ出棺です。
お棺をお見送りし、火葬場へ向かいます。

火葬場では、最後のお焼香を行い、そのあと火葬炉へと進みます。
火葬の間は、1時間ほど待機することが多く、その後、**収骨(お骨上げ)**を行います。
ご家族で故人様のお骨を骨壺へお納めしていくこの時間が、お見送りの最後の節目になります。

告別式は、いきなり終わるのではありません。
お経を聞く。
焼香をする。
お花を手向ける。
お棺を見送る。
お骨を拾う。

この一つひとつの時間が、少しずつ、少しずつ、「亡くした悲しみ」を「きちんと送ることができた感謝」へと変えていく時間でもあります。

流れを知っているだけで、お葬式は「ただ過ぎる時間」ではなくなります

お葬式の流れを知らないままでいると、その場その場で戸惑い、気づけば流れについていくだけで終わってしまうことがあります。
けれど、あらかじめ知っているだけで、その一つひとつを心で受け止めやすくなります。

「次は何だろう」ではなく、
「今はこの時間なんだ」と分かる。

「どう動けばいいの」ではなく、
「故人様に手を合わせよう」と思える。

その違いは、とても大きいのです。

お葬式の流れを知ることは、知識のためだけではありません。
当日、迷子にならず、真っ直ぐ故人様を見つめるため。
それが、本当の意味なのだと思います。

不安なことは、どうか私たちに預けてください

お葬式は、人生の中でそう何度も経験するものではありません。
だから、分からないことがあるのは当然です。
不安になるのも、戸惑うのも、当たり前です。

大切なのは、その不安をひとりで抱え込まないことです。

多摩中央葬祭は、ただ式を進めるだけではなく、
ご家族が故人様との最後の時間にきちんと向き合えるよう、心を込めてお手伝いしています。

席順のこと。
ご焼香のこと。
喪主の挨拶のこと。
火葬場での流れ。
小さなことでも、気になることがあれば遠慮なくお尋ねください。

あなたの不安なことは、私たちに預けてください。
あなたはただ、大切な方との思い出を胸いっぱいに抱きしめてあげてください。
そのために、私たち多摩中央葬祭はここにいます。

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