お葬式の種類は何がある?費用と時間と参列者を比較!

お葬式には、目的や予算などに応じて様々な種類から選べることをご存知でしたか?呼びたい人数やコスト、家族の時間的負担などに合わせて、実は数種類のお葬式のスタイルが存在しています。

今回は、お葬式の種類と各お葬式の費用・所要時間・参列可能者数について、それぞれ比較表でまとめてみました。これからお葬式を予定している方は、ぜひ本記事を参考に適切なスタイルのお葬式を検討してみてください。

目次

1. 葬儀にはどのような種類があるの?

葬儀には、主に以下のスタイルが存在します。

  1. 直葬・火葬
  2. 一日葬
  3. 家族葬
  4. 一般葬(2日葬)
  5. 社葬

どのスタイルの葬儀を選ぶかは、費用や時間、参列者数などに応じて決定します。それぞれの特徴と違いを紹介するので、目安に応じて選ぶ参考にしてみてください。

直葬・火葬式とは? 

直葬・火葬式とは、お通夜や告別式を行わないスタイルの葬儀です。一般的にイメージされる葬儀は、会場を設けて執り行うタイプですが、直葬・火葬式は火葬場の火葬炉の前で故人とのお別れをします。そのため、コスト面・時間面で負担がなく済ませられることがメリットです。近年では急激に増えつつある葬儀スタイルでもあります。

多摩中央葬祭では、3種類の火葬式プランをご用意しているので、ご希望に合わせたプランでご提案が可能です。プランの詳細はこちらを御覧ください。

一日葬とは?  

一日葬は、葬儀・告別式・火葬を一日で執り行う葬儀で、通夜はありません。葬儀の全てを一日で終わらせることができるため、ご家族の時間的な負担がないことがメリットです。

とくに、体力に不安のある高齢者が参列する場合や、遠方の近親者が宿泊をせずに参列したい場合には、一日葬がよく選ばれています。また、通夜を執り行う必要がないことから、身内のみで、こじんまりと葬儀をしたい場合にも適しています。

なお、一日葬はその一日のスケジュールがとてもタイトです。喪主はとくに、故人とのお別れの時間をゆっくりと過ごせない可能性もあるため、葬儀社の担当者と綿密にスケジュールを組んで時間の配分を考える必要があります。

家族葬とは?  

家族葬は、文字通り家族や近親者、それと同等に親しい人のみで執り行う葬儀のことです。一日葬とは違い通夜も執り行う場合もありますが、一般葬よりも規模が小さいため、親しい人だけで故人との別れの時間をゆっくり過ごせることがメリットです。

なお、家族葬は、親しい人のみで執り行う反面、葬儀後にご不幸を知り、「連絡がなく参列ができなかった」と苦言されるリスクを防ぐため、訃報連絡をする際に家族葬をする旨を連絡しておく必要があります。

そのため、葬儀社の担当者のサポートを得ながら、葬儀前から段取りすることをおすすめいたします。当社では家族葬プランも3つご用意しておりますので、ぜひ一度プランのご相談にいらしてください。

一般葬(二日葬)とは?  

一般葬は、一日目に通夜、二日目に葬儀・告別式・火葬を執り行う一般的なスタイルの葬儀です。家族や親族だけではなく、友人や会社関係者などもお呼びします。二日間かけて執り行うため、故人との別れの時間をゆっくりと過ごすことができますし、たくさんの人を呼ぶことができるため、賑やかな雰囲気が好きな故人の場合は一般葬がおすすめです。

また、家族葬などの小規模な葬儀と比べると、葬儀後のトラブルが少ないこともメリットです。「不幸を知らなかった」など苦言されるリスクもないため、人間関係でのトラブルを回避できる最も安全な葬儀スタイルともいえるでしょう。

ただし、メリットが大きいぶん、葬儀費用が高くなります。二日間かけて執り行う会場費用やお食事代などを諸々追加すると100~200万円は見積もる必要があります。もちろん、一般葬でも、できる限りご予算に合わせて執り行うことは十分に可能です。当社では予算を伺った上でできること・できないことを精査しながら最適なプランを提案いたします。ぜひ、当社にご相談ください。

社葬とは?

社葬は、企業が主体となって執り行うスタイルの葬儀です。主に会社経営者や役員などの葬儀を行う場合に選ばれています。参列者には会社の社員だけでなく、取引先や株主など広範囲に渡るため、規模感は他のスタイルの葬儀に比べると大きくなります。

また、企業と遺族が合同で葬儀を執り行う「合同葬」と呼ばれるスタイルの葬儀もあります。この場合、葬儀費用は会社負担となるため、会社側は損金算入にできるメリットがあります。そのほかにも、後継者が決まっている場合は事業承継を周囲に知らせることができるなどのメリットがあります。

2. 各お葬式の費用相場

今回ご紹介した5種類の葬儀の費用相場についてご紹介します。コロナ前は規模の大きい一般葬が主流だったことにより、費用相場は以下のような金額でした。その後、コロナ禍では家族葬や直葬・火葬式など、小規模で葬儀を執り行う方が増えたため、葬儀全体の費用総額は、以下の費用相場よりも安くなっております。

葬儀

費用相場 

直葬・火葬式

約80万円

一日葬

約134万円

家族葬

約137万円

一般葬(二日葬)

約239万円

参考:第4回お葬式に関する全国調査(2020年/鎌倉新書)

3. 各お葬式の所要時間

続いて、各お葬式の所要時間についてご紹介します。こちらは火葬、通夜、葬儀告別式、通夜振舞、会食(お清め)の時間も考慮して算出しています。事前準備など諸々考慮すると、もう少しかかることを想定しておきましょう。

葬儀

平均所要時間

直葬・火葬式

2時間

一日葬

5時間

家族葬

8時間

一般葬(二日葬)

8時間

参考:第4回お葬式に関する全国調査(2020年/鎌倉新書)

4. 各お葬式の参列者数

最後に、各葬儀の参列者数の推移をご紹介します。コロナ前の葬儀で一番参列者数が多かったのは一般葬で、直葬・火葬式と家族葬、一日葬は、20〜30人の参列者数でした。しかし、コロナ禍の葬儀では一般葬が減少し、家族葬や直葬・火葬式が注目されるようになったため、全体的に参列者数は以下よりも減少しています。

葬儀20人未満~40 人未満~60人未満100人以上
直葬・火葬式65.6%14.0%20.4%0.0%
一日葬51.0%21.6%8.8%4.9%
家族葬54.2%31.4%8.3%2.3%
一般葬(二日葬)3.7%15.0%22.6%31.2%
※太字が最も多い参列者の割合

参考:第4回お葬式に関する全国調査(2020年/鎌倉新書)

5. まとめ

今回ご紹介した通り、葬儀にはいくつかのスタイルがあります。コストや参列者数に応じて最適なスタイルを選びたいところですが、主観だけで決めてしまうと親族や故人と親しかった人とのトラブルに発展するリスクも少なくありません。そのためには葬儀社に相談を仰ぎながら、参列者の範囲・予算・葬儀スタイルなどを綿密に打ち合わせをして選択することをおすすめします。

多摩中央葬祭では、年中無休・24時間でお電話一本でご相談可能です。もちろん、「まずは予算だけでも把握したい」といったご相談でも構いません。ぜひ、お気軽にご連絡ください。

SNSへのシェアはこちらから
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!