お葬式を経験した人のなんと6割以上の人が、何らかのかたちでお葬式を後悔していることがわかりました。
人生には避けては通れないものの一つに、お葬式があります。故人を偲び、最後のお別れをする大切な儀式。しかし、そんなお葬式も準備不足や思い込みから、後悔や失敗につながることがあります。葬儀は突然にやってきて、2日から3日程度で終了し、実際、その現場は慌ただしいものです。全てが短い時間の中で喪主やご遺族の方々は、様々な決断をし、実行しなければならず、葬儀が終わってから「ああやればよかった」「こんな筈ではなかった」などと後悔することが多いようです。そして葬儀はやり直すことができません。
そして、葬儀を執り行ったり喪主になったりなんて、一生にそう何度もあることではありません。しかも、大切な家族を亡くした悲しみの中、完全に満足のいく葬儀や、完璧な葬儀を行うことは、実は、とても難しいことなんです。葬儀をされた方の約6割以上は「もっとこうすれば良かった」と後悔しているという調査結果があります。
本日は お葬式で後悔していることのトップ3をご紹介しながら、そんな経験を皆さんと共有し、これからお葬式を迎える方々が同じ失敗を繰り返さないための学びを共有していきましょう。
近年「終活」といった言葉が浸透してきましたが、実際に「終活」をしている人は未だ未だ少数だと思われます。恐らく生前にお葬式について考えるのは不謹慎と感じ、逆に死を早めてしまうのではないか?と躊躇してしまう人も多いはずです。しかし、その結果、いざ葬儀を執り行う局面になって、はじめて情報収集するため、情報が不十分なまま葬儀をむかえてしまうケースが多いのではないでしょうか。
大手インターネット葬儀社『いい葬儀』が行ったアンケート調査
https://www.e-sogi.com/guide/18458/によると、
第3位:お葬式の価格(56.6%)
第2位:葬儀社(58.9%)
第1位:情報収集(62.7%)です。
全体の64.2%がお葬式で「後悔していることがある」と回答している結果でした。
56.6%と半数以上が「価格が不透明なままお葬式をしてしまった」と後悔しています。お葬式の費用は、祭壇や棺、葬儀会場など、お葬式・葬儀にかかる「葬儀一式費用」と、飲食や返礼品など参列者の人数によって金額が変動する、通夜振る舞いなどの「飲食接待費用』と、更にお布施など『宗教者への謝礼』と、火葬代からなります。この中で、祭壇や棺、葬儀会場など、お葬式・葬儀にかかる葬儀一式費用と火葬代は金額が事前に分かりますが、参列者への飲食や返礼品などの、おもてなしの飲食接待費用は 実際に参列された人数次第で金額が変わるので、実際は葬儀を終えてみないと分からない、確定しないということも起こります。
では一体、相場・平均はいくらくらいか?と一般的なことを言いますと、「第4回お葬式に関する全国調査」鎌倉新書(2020年3月)によると、葬儀一式費用の平均は119万1,900円、飲食接待費は65万1,400円、宗教者の謝礼は23万6,900円という結果が報告されています。
しかし、これもあくまで目安です。地域や葬儀社によっても費用は変わるため、あくまで参考程度にご確認ください。
第2位:葬儀社(58.9%)が「複数の葬儀社を比較しなかった」ことを後悔しているという結果でした。次いで47.8%が「優良な葬儀社がわからなかった」、37.8%が「予算や希望の内容を伝えられなかった」という結果になっています。いずれの場合も、ある意味「情報収集が不足していた」といったことに集約される内容です。1社でも「信頼できる」と思える葬儀社に出会えればいいですが、ある意味、担当者との相性といったこともあります。
もし可能であれば、いくつかの葬儀社の話を聞いてみる。またはせめて見積もりや資料を見比べてみることはしておくと、もしもの時の負担は減らすことができます。信頼できる葬儀社がある場合も、他社と比較することで、よりその信頼が厚くなるというケースもあるでしょう。つまり忙しいと思いますが事前相談が大切になります。どこの葬儀社も事前相談は無料で行っているはずです。
これまで、お葬式を経験した喪主の方々へのインタビューでは、病院でご家族がお亡くなりになってはじめて葬儀社を探した。また、事前に葬儀相談していた場合でも、ご家族が体調を崩され、余命を宣告されて初めてお葬式について考え始めたという方も多く、情報収集もあわただしい中で行っている様子が伺えます。このような場合、やはり地元の葬儀社が一番になります。地域特有のお葬式の習わしなどにも精通しているのが地元の葬儀社です。ぜひ1社は地元の葬儀社に相談してみるのがオススメです。
きちんとしたお葬式を、納得のいくかたちで行うためにも事前の情報収集は欠かせません。もしもの時は、ご葬儀前もご葬儀終わった後も永遠に相談無料の多摩中葬祭『森の風ホール立川・府中・国立』をご活用ください。
最後に 第1位【不十分な情報収集】です。もっとも後悔していることは、「情報収集が不十分だった」ということでした。インターネットやメディア、書籍などで、ある程度の情報を集めたものの、その収集が不十分だったという内容でした。その要因として考えられるのは、1、時間が不足していた、または、2、自分用にカスタマイズされた情報が得られなかったといったことが考えられます。
(1)の時間が不足していたという点については、「終活」という言葉が知られるようになった今も、実際に「終活」に取り組んでいるという方は、実際にはまだ少ないことが予想されます。
また、例えば親世代など、せっかく「終活」を進めていても、その内容を子世代に伝えていないということもあるかもしれません。更に「終活」といっても実態は、お葬式のことまでは手が回っていないといったことも考えられます。
できるだけ後悔しない葬儀を行うためには「事前の情報収集」と、「葬儀社との綿密な打ち合わせ」に尽きるでしょう。情報や知識を持っていれば、バタバタと慌ただしい中での葬儀社選びも、プランの選択も、失敗が少なくなります。時間に余裕があれば、複数の葬儀社に相見積もりを出してもらい、比較検討するのもお勧めです。それをすることにより葬儀社のサービスや対応を体感することができます。見積書は細かく把握し、曖昧な点があれば納得いくまで質問しましょう。自分の考えや希望をはっきりと葬儀社に伝えてください。家族をなくしたご遺族の方は、悲しみの中で 精神的にも不安定で、知識や経験も乏しく自分の考えをはっきり言うことが困難な状況にあるかもしれません。しかし、「こんな筈ではなかった」と後悔しないために自分の意見・要望はハッキリ言いましょう。
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