森の風ホール府中にて人形供養祭『やっと、ちゃんとしたお別れができたわ』

令和5年3月26日(日)、あいにくの雨の中でしたが『森の風ホール府中』にて人形供養祭が開催されました。多磨霊園南参道の桜が満開の中、地域の方々より大切にされてきたお人形をたくさんお持ちいただきました。

供養に出される人形が雨に濡れないように最後まで大切にされていました。
丁寧にビニールをかぶせて自転車でお持ちいただいた方、足元の悪い中でカートに入れてお持ちいただいた方、まるでお孫さんを抱きかかえるようにご持参いただいた方、お一人お一人のお人形との関わりが伝わってきました。

受付の際に、お人形のエピソードをたくさん聞かせいただきました。ご家族が手作りで作られたお人形であること、ご自身が生まれた時に買ってもらったもので数十年間ご一緒だったこと、寄せ書きがされたぬいぐるみなど、素敵なお話がございました。

ホール3Fで受付後、2Fに移動し設置された祭壇にご自身の手で人形を並べていただきました。

中には暗い表情に見えたお人形も、祭壇に置かれると心なしか穏やかな表情に変わったようにも見えました。

お線香をあげ丁寧に合掌されるお姿、お人形に「ありがとうね」と何度も声をかけて手を振ってお帰りになるお姿がとても印象的でした。

午後1時よりお読経が始まり、数名の方が参加されました。
ご僧侶より人形へ供養の経が送られた後、お話があり人形供養祭は終了。

「やっと、ちゃんとしたお別れができたわ」と安堵のお声を多くいただき、私どもも人形供養祭を開催してよかったと感じました。

「本当は、まだまだたくさん人形があるんです」
「またこのようなイベントは開催されますか」と事前からも多数お問い合わせいただきました。

また人形供養祭は今後も企画する予定となっております。ふるってご参加くださいませ。
ありがとうございました。

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