お正月のお墓参り。実は、やり方を間違えると、恥をかくだけじゃなく「お墓を傷める」「霊園のルール違反」「親戚トラブル」に発展することがあります。
例えば、「お供えを置いて帰る」「お酒を墓石にかける」「掃除でゴシゴシこする」。これ、善意でやってる人ほど危ないんです。
今日は、年末年始に毎年増える質問、お正月のお墓参りで絶対やってはいけないNG7選を、プロ目線で一気にまとめます。見終わる頃には「何をすれば安心か」がハッキリします。
本日の目次
- 結論:お正月のお墓参りは行っていいの?
- NG①:供え物を置いて帰る
- NG②:お酒や水を墓石にかける
- NG③:たわしでゴシゴシ強くこする
- NG④:火の始末が甘い
- NG⑤:混雑で焦って掃除ゼロ・挨拶ゼロ
- NG⑥:寺院・霊園のルールを無視する
- NG⑦:正しいことを周りに押し付ける
- よくある質問(元旦・喪中・持ち物)
- まとめ
1.結論の先出し
結論から言うと、お正月のお墓参りは行ってOKです。元旦でも大丈夫。
ただし、墓地や寺院のルールが最優先。そして今日のNGを避ければ、マナー的にも、墓石的にも、家族関係的にも安全です。
ではいきます。お正月のお墓参り、絶対NG7選。
2.NG① 供え物を置いて帰る
これ、一番多いです。みかん、お菓子、缶コーヒー、お酒。置いて帰りたくなるんですが、基本NGだと思ってください。
理由は3つあります。
1つ目、カラス・猫・虫が荒らして、周りのお墓まで迷惑になる。散乱したゴミが風で飛んで、隣のお墓の前まで広がることもあります。
2つ目、食べ物が傷んで、ニオイやカビの原因になる。特に冬でも日が当たる場所だと、意外と早く傷みます。
3つ目、霊園や寺院によっては、明確に禁止されています。張り紙で「お供え物の放置厳禁」と書いてある場所も増えています。
じゃあどうするか。お供えはしてもいい。でも手を合わせたら持ち帰る。これが一番トラブルになりません。
「え、持ち帰ったら失礼じゃないですか?」と思う方もいますが、むしろ逆なんです。周りへの配慮ができる人です。故人も、周りに迷惑をかけるより、気持ちよく帰ってほしいと思っているはずです。
私は思うんです、お供えは「置く時間の長さ」じゃなくて、「手を合わせた瞬間の気持ち」が大事だと。
3.NG② お酒や水を墓石にかける
これも、気持ちはわかります。「お父さんお酒好きだったから」「お水をかけてあげたい」。でも、墓石の種類によっては、シミや変色、劣化につながります。
特にお酒は糖分や成分が残って、乾いた時に跡が出るケースがあります。一度ついた跡は、なかなか取れません。
それから水も、かけっぱなしにすると、冬場は凍って膨張して、細かいヒビの原因になることもあります。
どうしても水を使うなら、掃除の時に最低限。最後にかけるのではなく、拭き上げまでセットが安全です。濡れたまま放置しない。これが基本です。
お墓は「気持ち」だけでなく「長く守る」場所。結果的に、墓石を痛めないことが、いちばんの供養になります。
4.NG③ たわしでゴシゴシ強くこする
年末年始って寒いし、手がかじかむし、早く終わらせたくなりますよね。だからつい、力で落とそうとします。
でもこれ、墓石の表面に細かい傷が入って、汚れがつきやすくなることもあります。文字の色が落ちる場合もあります。特に金箔や着色してある文字は要注意です。
正解は、柔らかめのスポンジや布、水は少なめ。どうしても汚れが強いなら、無理に落とすより、専門業者に相談が確実です。
「きれいにしてあげたい」が、逆効果になるのが一番悲しいので、ここは要注意です。優しく、丁寧に。これが墓石を長持ちさせるコツです。
5.NG④ 火の始末が甘い
お正月は風が強い日が多いです。線香の火って、思った以上に危ない。風で火の粉が飛ぶ、枯葉に燃え移る、ゴミ袋に近い。
これ、霊園側が一番嫌がるトラブルです。実際に、お正月の時期は火災の警戒を強めている霊園も多いんです。
対策は簡単。風に強いライターや着火具を使う。線香は短めに折ってもOKです。そして最後に確実に消す。手であおがない、火の粉が飛びます。
「ちゃんと消したつもり」が一番危険。消えているのを目で確認してください。風が強い日は、水をかけて完全に消すのも手です。
6.NG⑤ 混雑で焦って掃除ゼロ・挨拶ゼロ
元旦から三が日は混みます。駐車場が埋まって、後ろも詰まって、焦って「とりあえず手を合わせて帰る」になりがち。
それ自体が悪いわけじゃありません。でも最低限、これだけは。ゴミがあれば拾う。枯れた花が残っていれば片付ける。周りのお墓に配慮して静かに。
「完璧な掃除」じゃなくていいです。「荒らさない・残さない」だけで、十分きれいな参り方になります。
それから、隣のお墓にも軽く一礼する。これだけで、霊園全体の雰囲気が良くなります。お正月は特に人が多いので、譲り合いの気持ちが大切です。
7.NG⑥ 寺院・霊園のルールを無視する
これ、意外と多いんです。例えば、花の種類の決まり、お線香の扱い、供え物の扱い、門が閉まる時間、駐車のルール。
お正月は管理事務所が短縮営業の場合もあります。「去年は大丈夫だった」でも今年は違うことがある。だからルールは、可能なら事前に確認。確認できないなら、迷うことはやらない。これが安全策です。
特に注意したいのが、お線香やロウソクの火気。場所によっては禁止されている霊園もあります。LED線香を推奨しているところも増えています。
それから駐車場。お正月は本当に混みます。路上駐車は絶対にNG。近隣の方に迷惑がかかりますし、霊園側からも注意されます。時間をずらす、公共交通機関を使う、これも選択肢です。
8.NG⑦ 正しいことを周りに押し付ける
最後はこれ。お墓参りって、家族や親戚と行くことが多いですよね。この時に、「それ違うよ!」「そういう作法じゃない!」って言い方をすると、空気が一気に凍ります。
大事なのは、故人の前でケンカしないこと。言うなら、「こうするとお墓が傷むことがあるみたい」「霊園によっては置きっぱなしがNGなんだって」みたいに、相手を立てながら伝える。
私は思うんです、お正月のお墓参りは、「正しさ」の競争じゃなくて、家族の関係を整える時間でもあるんだと。
特に年配の方は、昔からのやり方で慣れています。そこを無理に変えようとすると、関係がギクシャクします。どうしても気になることがあれば、後日、落ち着いた時に話す。これが円満な方法です。
9.まとめ
今日のポイント、もう一回だけまとめます。
お正月のお墓参りは行ってOK。でも、やらない方がいいのはこの7つ。
- 供え物を置いて帰る
- お酒や水を墓石にかける(拭き上げなし)
- たわしでゴシゴシこする
- 火の始末が甘い
- 混雑で焦って荒らす
- 霊園・寺院ルール無視
- 正しさを押し付けて家族が揉める
結局いちばん大事なのは、「荒らさない・残さない・揉めない」。これだけで、お墓参りは十分に気持ちの良い供養になります。
形より、気持ちが大切なんです。完璧を目指す必要はありません。故人を思う気持ちがあれば、それが一番の供養になります。
もし、「うちのお墓はこういう場合どうすれば?」「喪中での参り方、家族の意見が割れていて困っている」、そんな時は、無理に一人で抱えず、気軽にご相談ください。
多摩中央葬祭 森の風ホールでは、無料の事前相談・ホール見学も承っています。 それでは、今年も良い一年になりますように。

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