親や家族が亡くなる。どなたにも起こりうることです。そして亡くなった直後から、やるべき事がたくさん発生します。まさに悲しみにくれる間はありません。
今回は、家族が亡くなったら知っておくと安心なことについて、5回のシリーズに分けてご紹介します。
シリーズ① 知っておくと安心!親や家族が亡くなった当日にやること4つのポイント
シリーズ② 知っておくと安心!親や家族が亡くなった2日目~7日目迄にやること
シリーズ③ 知っておくと安心!親や家族が亡くなった8日目~14日目迄にやること
シリーズ④ 知っておくと安心!親や家族が亡くなった14日目~49日迄にやること
シリーズ⑤ 知っておくと安心!親や家族が亡くなった49日頃~一周忌迄にやること
- 親や家族が亡くなった当日にやること4つのポイント
- いい葬儀社選びのわかりやすいアドバイス!
- とりあえず葬儀社を決めてしまう失敗例
1. 親や家族が亡くなった当日にやること4つのポイント
1-1. 近親者への連絡
亡くなった方から近い順番、血縁者、親族、姻族の順番で、電話で連絡します。深夜、早朝でもマナー違反にはなりません。 ご友人などは早朝、深夜は控えましょう。葬儀の日取りや場所が決まっていない段階であっても、亡くなった、という事実を伝えましょう。
1-2. 死亡診断書の取得
医師が発行する書類です。亡くなった場所が病院であるケースが約80パーセントと言われていますが、臨終に立ち会った医師が死亡診断書を作成します。ご自宅で亡くなった際は、かかりつけ訪問医に死亡診断書を依頼します。病気以外、原因不明で亡くなった場合、自殺などは警察に連絡し死体検案書を医師が作成します。死亡診断書か死体検案書を医師から受け取ります。死体検案書は警察で受け取ります。
死亡診断書(死体検案書)はA3の用紙になっていて、右半分が死亡診断書、死体検案書、左半分が死亡届になっています。死亡診断書(A3用紙の右半分)に医師が亡くなった日時、場所、死亡の原因などを記載します。死亡届(A3用紙の左半分)に、亡くなった方の本籍、名前、死亡に関する項目を書いていきます。記載する方は、親族、同居者、家主、後見人などです。死亡診断書は保険の手続きなどで様々な用途で必要になるので、役所に提出前に5枚はコピーを保管しておきましょう。死亡診断書は大体、5千円くらいです。葬儀社でもコピーしますので依頼してみてください。コンビニでコピーして原本を忘れてしまっては取り返しのつかないことになります。
1-3. 葬儀社を選定し、葬儀社に連絡およびご遺体の搬送
葬儀社に電話し、搬送車で直ぐにお迎えに来てもらい、安置先へ移動の手配を依頼します。
何故、早々に葬儀社に連絡しないといけないか?と疑問に思う方もいらっしゃると思います。
実は病院で亡くなった場合、なるべく早く病院を出るように病院関係者から急かされます。
亡くなって間もないのに看護師から、『早く葬儀屋さんを呼んで、2、3時間ぐらいで病院から安置施設へ移動するように』と言われることはよくある話です。(看護師さんが悪いわけではありません)
そこで、ご家族がご遺体をすぐに病院からどこかへ搬送できないことの方が多いと思います。
ご遺族は故人の安置先を決定してください。(ご自宅?葬儀社の安置室?他の安置施設?)
安置先を決定し、病院から葬儀社の搬送車でご遺体を移動します。
1-4. 入院費の精算・退院手続き
また、搬送と同時に入院費の精算など退院手続きも行うため、ある程度の必要な費用も用意しておくと良いでしょう。誰が、どの費用から払うのか、親族で話しあい、決めておくと後々のトラブル防止に繋がります。
1-5. (菩提寺がある檀家の方は)お寺に連絡
病院を出て搬送を終え、ご遺体の安置ができたら、多少の時間の余裕は生まれます。
菩提寺がある檀家だという方のみ、お寺(菩提寺)に亡くなった旨の電話連絡をお願いします。
「葬儀社との打ち合わせ」は、死亡当日に行われることもありますが、シリーズ②知っておくと安心!家族が亡くなって2日目から7日目までに行うことでご紹介いたします。
2. いい葬儀社選びのわかりやすいアドバイス!
ご家族が病院で亡くなった直後、葬儀社が決まっていない場合、どのように決めれば良いか?
亡くなってから葬儀社を探す場合、ごく限られた時間の中で決定しなければなりません。ただでさえ大切な人を亡くした深い悲しみの中、すぐに葬儀社探しをすることは心身共に負担が大きいことだと思います。
いい葬儀社選びのわかりやすいアドバイスをご紹介します。
まず、すぐに思いつく葬儀社は、次の3種類に分けられます。
- 病院から紹介された葬儀社
- 地元、近所などの葬儀社
- そしてネットで探した全国規模の葬儀社、など
オススメは、次の3つのポイントに該当する葬儀社です。
ポイント1 地元の葬儀社
ポイント2 創業20年以上
ポイント3 経済産業大臣認可の全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)に加盟している葬儀社
『病院付き葬儀社』と言われる病院で待機している葬儀社でも、この3つに該当していれば信頼のおける良い葬儀社ですので、依頼しても心配ないと考えられます。
病院付き葬儀社はぼったくり、病院とズブズブの関係と、昔は言われていたことがありますが、今はコンプライアンスの時代です。そんなことは、近年聞かなくなりました。
上記3つに該当している葬儀社ならば、病院付き葬儀社でも安心ですので依頼してみてください。
3. とりあえず葬儀社を決めてしまう失敗例
亡くなったばかりで葬儀社を直ぐに決められない、そこまで気持ちが進まないことがあると思います。
しかし、病院から早く出るよう言われているので(病院が悪いわけではありません)
取りあえず、病院から別の安置場所まで、よく調べないでA葬儀社に搬送依頼だけ頼み、葬儀は後で調べてB葬儀社にお願いすると、トータルの費用が高くなる場合がほとんどです。
多くの葬儀社は、葬儀を執り行う場合、この病院からの搬送費用はセットプランで無料になっている場合が多いからです。
葬儀をするB社に最初から寝台車で病院から葬儀社の霊安室までの搬送もお願いすれば、この搬送費用は込み込みプランで無料になります。
A社に搬送依頼した場合、おおよそ5万前後A社に搬送代を払う必要が出てしまいます。
事前相談をしていれば、そのような損をしない方法も知ることが出来ますし、事前相談された方は、更に割引サービスもあり、お客様の事情を葬儀スタッフが前もって把握し、柔軟に対応やアドバイスできるメリットもあります。
急にお亡くなりになる場合を除いて、葬儀について事前相談を最低2社の葬儀社で行い、ある程度の予算や規模を決めておきます。そして、なにより葬儀社の対応を体感し、信頼できるかどうか判断しておくことをおススメします。
そして万が一の時に、決めておいた1社に連絡してすぐに病院へ来てもらうようにしましょう。
多摩中央葬祭では、突然のお別れに悔いのない葬儀のお手伝いを致します。
お葬式や法事に関するお悩み事や問題に対していつでもご相談を承っております。
・森の風ホールにご来館いただいて、葬祭ディレクターとご対面でのご相談
・365日24時間お電話でのご相談
・忙しくてお時間が取れない方はwebサイトから資料請求・お見積もり等のお問合せ
・森の風ホールへのご来館が難しい方は葬祭ディレクターがお伺いし、ご自宅やご希望の場所でのご相談