年末年始に亡くなったらどうする?通常葬儀との違いや注意点を解説!

身内の不幸というのは急に訪れるものです。特に冬はお亡くなりになる方が一年の中で比較的多く、年末年始に身内の危篤や訃報をのお知らせを聞くこともあるでしょう。

年末年始に亡くなった場合、普段の葬儀と違う点はあるのでしょうか?葬儀をあげる際の注意点や費用面など、年末年始ならではの葬儀の違いをお伝えします。

目次

葬儀の日程は三が日以降がおすすめ

まず葬儀の日程ですが、原則として年末の12月30日~年明けの1月3日は避けて執り行います。年末年始は何かとイベントを入れがちな時期なので、参列者への負担になるため、避けたほうがよいでしょう。ただ小規模な家族葬についてはこの限りではありません。

火葬場は正月休みがある

そして、もう一つ理由があります。それは火葬場の年末年始休暇の兼ね合いです。火葬場は基本的に友引と年末年始はお休みとなっています。立川市・国分寺市・国立市・府中市にある火葬場も以下の日程で年末年始休暇が設けられています。

  • 立川聖苑…12月31日午後~1月3日
  • 日華斎場…1月1日~1月3日
  • 府中の森市民聖苑…1月1日~1月3日

そのため、葬儀場の休みが終わる正月3が日以降に葬儀をする必要があります。休み明けは火葬申し込みが殺到するため、火葬場が混雑する可能性があることを心に留めておくとよいでしょう。

葬儀場は365日連絡できる

火葬はすぐにできませんが、ご遺体の安置方法や日程調整など、やるべきことはたくさんあります。葬儀会社・葬儀場は年中無休かつ、24時間連絡可能です。

当社も年末年始・24時間365日休まず営業しております。ご遺体の安置場所も確保しておりますので、火葬場の年末年始休暇をはさむ場合でも安心して葬儀を執り行うことができます。

年末年始の葬儀費用は増える?そのまま?

葬儀の基本的な流れや料金は、弊社ですと変わりません。年末年始は火葬場の休みの兼ね合いで火葬まで時間がかかる場合が大多数です。そのため、火葬まで待つための費用が若干増える場合があります。

そのキーポイントとなるのがご遺体の安置期間です。

ご遺体の安置で追加費用がかかる場合が多い

火葬まで時間がかかりますので、ご遺体の安置期間も長くなります。そのため、ご遺体をきれいに保つために追加料金がかかってきます。ちなみに当社の葬儀プランでは、当社に安置する場合、安置料金+ドライアイス代がかかります。家族葬プラン120・140ですと、ご安置4日目から安置料金11,000円(税込み)+ドライアイス代11,000(税込)/1日がかかります。火葬プランの場合は預かり安置のみで、預かり安置+ドライアイス代がかかります。詳細はこちらをご覧ください。

また、ご自宅安置の場合は、ドライアイス代11,000(税込)/1日+自宅出張費5500円(税込)がかかります。ご自宅安置の場合は、腐敗防止のため、年末年始でも冷房をつけることをおすすめいたします。

年内に終わらせたい場合は追加料金が発生する

どうしても年内に葬儀を終えたい場合は、葬儀場と相談する必要があります。というのも、年内に利用できる火葬場を抑えなければいけないからです。

年末年始は火葬場が混雑します。利用時間や利用者に制限がかかる場合があり、必要に応じて遠方の火葬場を使う場合もあります。そのため通常より料金が高くつきますので注意しましょう。

また、亡くなってから24時間経過しないと火葬ができません。12月30日以降に亡くなった場合、年内に葬儀を終えることは難しいということを把握しておきましょう。

年末年始に亡くなった際に気を付けること

葬儀には多くの方が関わることになるため、年末年始ならではの注意点が数多く存在しています。今回はその中でも特に注意すべき4つのポイントをご説明します。

菩提寺の予定

1つ目は、お経をあげてもらう菩提寺などの予定確認です。年末年始は菩提寺や教会では様々な行事が執り行われます。僧侶や司式者の方々も大変忙しくなります。希望する日程で葬儀ができるよう、できるだけ早く連絡を入れましょう。

金融機関の年末年始休暇

2つ目は、銀行に関することです。葬儀では何かと現金が必要となることが多々あります。どの金融機関も12月31日~1月3日は休みになっており、窓口業務はしていません。ATMでも手数料が高くつくだけでなく、ATMが利用できない場合もあります。このため、できるだけ多くの現金を手元に準備しておくとよいでしょう。

面会の可否

3つ目は、故人との面会についてです。特に公営斎場にご遺体を安置した場合、正月3が日のお休み中はお線香をあげられない可能性があります。面会のための出入りも制限される場合があるので注意してください。

親戚・参列予定者への配慮

最後に注意すべき点は、参列される皆様のご予定です。年末年始の慌ただしい時期に葬儀にお招きするのは気が引けてしまいます。訃報の連絡すら「どうしよう…」と悩むこともあるでしょう。どのように進めるのがご遺族や参列者にとって一番良いのか、ぜひ当社にご相談ください。

年末年始に葬儀を執り行う際の注意点

どうしても年末年始に葬儀を行う際、通常より制限がかかる場合があります。そんな中でも満足のいく葬儀にするためにできることが3つあります。

危篤になった段階で事前準備を

菩提寺がある方や葬儀場を決めている場合は、危篤の段階で連絡を入れておくとよいでしょう。年末年始は、行事で多忙な菩提寺の僧侶の方も事前に状況が把握できれば、万が一の際にすぐ準備することができます。葬儀の内容や予算についても事前に話しておくことで、いざ亡くなった際にスムーズに準備が進められます。また、家族が亡くなったばかりで気が動転している中、さまざまな判断をすることもなくなり安心です。

年始の葬儀は希望の日程でできない場合がある

火葬場がお休みのため予約が取りにくかったり、僧侶や司式者が多忙でなかなか日程が合わなかったりする可能性があります。そのため、理想の日程で執り行うことが難しく、ご遺体の安置期間が長引く場合もあることを心にとめておきましょう。

安置期間が長くなると、「年末年始のおめでたい時期なのに…」と気が滅入ることもあります。この場合、「故人様と向き合う時間が増えた」「最期に一緒に居られる期間が伸びた」と、前向きにとらえることで精神的負担が少し減るはずです。

必ずしも皆様が揃うわけではない

葬儀に呼びたい方はたくさんいらっしゃると思います。しかし、年末年始は帰省や家族の集まり、旅行などで葬儀の日程が重なることもあるでしょう。参列してほしい方が欠席してしまうことや、想定より参列者が少なくなる可能性を理解して準備を進めてください。

どうしても皆様に集まってほしい場合は先に火葬のみ行い、1月8日以降に遺骨の状態で葬儀やお別れの会をしてもよいでしょう。

まとめ

年末年始に親族がお亡くなりになった場合、葬儀の流れや費用など、注意する点がいくつかあります。火葬場のお休みの兼ね合いや僧侶や司式者などのご予定により、ご遺体を長期間安置することで、安置費用とドライアイス代が増えることを頭に入れておくとよいでしょう。葬儀場は365日空いていますので、不幸があった場合や何か迷った際は、すぐにご相談ください。

立川市・国分寺市・国立市・府中市に密着した多摩中央葬祭では、悔いの残らないご葬儀を行えるよう、事前相談を承っております。また、入会金のみでお得にご葬儀を執り行うことのできる、独自の会員制度「たまチュウ安心クラブ」もございます。お近くにお住まいの方は親族と終活の話を兼ねて、後々のことも相談してみませんか。詳しくはこちらをご覧ください。

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