親や家族が亡くなった14日目頃から49日以内にやることをご紹介します。
この時期になると相続の手続きがメインに始まりますが、49日法要や納骨に向けた準備も行います。
相続人が集まる機会も限られ、貴重な機会を有効にするためにわかりやすくご紹介していきます。
- 49日法要(四十九日法要)の準備を行う
- お位牌、仏壇、納骨の準備を行う
- 遺品整理の準備、形見分けの準備を行う
- 香典返しの準備を行う
1. 49日法要(四十九日法要)の準備を行う
葬儀を終えて、公的手続き(国民年金、国民健康保険、介護保険、世帯主変更届など)、葬儀社への葬儀代金の支払い、葬儀の際や生前にお世話になったご近所やドクター、菩提寺様への挨拶が終わり一息ついたところです。
疲れも出てくる頃ですが、49日法要の準備を始めます。
まずは、49日法要の日程、招待する人の範囲(親族や近しい方)、お寺の都合、会場(お寺でやるのか、葬儀場でやるのか、食事会場)を決めます。決まったらそれぞれに連絡、出欠確認も必要です。集まりやすいお盆やお彼岸などに合わせるのも良いです。直前のスケジュール調整は相手に負担もかかるので、日程と参列者、場所は早めに決めましょう。
ご自宅には49日法要50日祭を迎えるまで、ご遺骨が後段(後飾り祭壇)に飾られているはずです。この期間を忌中といいます。毎日お水やお花の水を交換し、お供えをされていることと思います。この後段は49日まで利用します。49日法要でご遺骨を残し、お位牌は、本位牌に魂を移し、仏壇に引っ越しされます。49日法要は、49日経過する前に行います。忌明け後の法要は仏に失礼とされています。
2. お位牌、仏壇、納骨の準備を行う
2-1. 本位牌の手配
法要の際は、本位牌が必要です。本位牌とは通常、黒塗りの位牌のことです。いろいろな種類がありますが、一般的なものはロイロ位牌と言って、何度も塗り仕上げをして製作されたもので、10万円を超える高価なものですが、最近では、見た目は同じでお求めやすいものが多く出回っています。
リビングにマッチするようウォールナット素材、ホワイトやグリーン、ワイン色のもの、花柄が模様されたものだと、現代風にデザインされたものが多く出回っています。こちらに俗名や法名、戒名を彫ったり、書いたりしてもらい、49日法要で魂を入れてもらいます。在庫があるとも限りませんので、早め早めの注文が大切です。
2-2. 仏壇の準備
同様に、仏壇も購入する場合は、49日に間に合うように用意します。赤も同様です。通常、菩提寺のある方は、49日法要に合わせ、そのまま納骨されます。
2-3. お墓の手配
お墓に納骨される方はお墓の手配が必要です。
新たに墓地を購入される方は間に合わない場合が多いため、100か日法要、一周忌法要の際に納骨することになります。墓地を購入されない方もいらっしゃいます。合祀墓に埋葬される方、海洋散骨される方、自宅に置かれている方と様々です。
合祀墓や樹林墓、海洋散骨される方は、49日に合わせてどのような供養をするか、お決めになる予定を決める必要があります。
3. 遺品整理の準備、形見分けの準備を行う
故人の遺品の整理もあります。忌明けに行うものと認識している方も多いかもしれませんが、賃貸マンションや老人ホームに入居していた場合は、のんびりとはしていられません。
その後の家賃も必要になります。また、ご家族が集まる機会は49日法要以降、激減してしまいます。49日までに遺品整理屋さんに整理してもらい、大切なものを49日に集まった時に形見分けするのがベストです。
高級品や貴金属は相続財産に分類されますので安易な取り扱いは注意が必要です。
捨てるもの、分けるもの、使うもの、高級品に分類する必要があります。
遺言書や現金が出てくる場合もありますのでトラブルにならないよう行いましょう。
4. 香典返しの準備を行う
葬儀の際の香典返しは49日法要が終わった時点での発送をすることになります。
香典帳の整理を行い、後返しの品物を決める必要があります。葬儀当日にお返しものをお渡しした場合でも、高額のお香典をいただいたかたには別にお返しをします。目安としては香典額から1万円を引いた額の半分程度の品物に礼状を添えて送ります。
葬儀が終わったと安心しているのもつかの間です。49日に向け、元の生活に戻るにはまだまだたくさんすることがあります。
葬儀が終わったと安心するのもつかの間です。49日法要に向けて、もとの生活に戻るにはまだたくさんのすることがあります。
いざ、そのような状況になった時に、意外にも葬儀社スタッフがお手伝いする部分、ご相談を承り、手続き方法をご案内するなど、サポートできる部分が多くあります。葬儀後であっても、法要、位牌、仏壇、墓地、海洋散骨、遺品整理、香典返し、相続手続き、こんなこと葬儀屋さんに聞いたら変だなと思われるかなということがありません。
なんでも聞いていただければ、必ず回答致します。葬儀社スタッフは大切なご家族を亡くされた方のお力になりたいと思っております。お困りの際はお気軽にご相談ください。
葬儀の後も、相談無料ダイヤルへお電話ください。
多摩中央葬祭では、突然のお別れに悔いのない葬儀のお手伝いを致します。
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