おひとりさま終活!ペットの将来を考え、次の飼い主さんを探しておく

現在、ひとり暮らしで、ペットとともに生活をされている方もいらっしゃるかと思います。

残念ですが、自分の方が先に他界してしまう可能性がないわけではありません。

自分が亡くなってしまってから、次の飼い主さんに引き渡されるまでの間に放置される時期が生じないようにしたいものです。

今回はペットを飼われている方の将来の準備についてご紹介致します。

目次

将来、自分のペットの飼い主を探しておく

2022年の一般社団法人ペットフード協会による全国犬猫飼育実態調査では、
犬の平均寿命が14.76歳、猫の平均寿命が15.62歳で、
いずれも2010年に比べ伸びているという調査結果が出ています。

参考:一般社団法人ペットフード協会「令和4年 全国犬猫飼育実態調査」

ご自身が先に亡くなる、もしくはペットが存命のうちに
介護施設等に入所する可能性もゼロではありません。

そこでお元気なうちに、飼っているペットをどうするか考える必要がございます。

・親戚
・近所の方
・すでに他のペットを飼っている身近な方
など、お声がけする方がなんとなく浮かぶ場合は、お早めにご相談されることをおすすめいたします。

ペット信託

ペット信託とは、ペットの飼い主さんが将来お亡くなりになったり飼育が困難になった時に備えるペットのための信託です。

信託とは自分の財産を信頼できる「人」や「団体」に託して、自分の決めた人のために管理運用してもらう制度のことです。

自分が亡くなるまでの間、将来ペットの飼育をしてもらうための費用を自分の財産の一部を託して、委託した人・団体が資産管理をします。亡くなった後は、その運用された資産をもとに委託した人・団体にペットを飼育してもらいます。

委任者(もともとの飼い主)と受託者(死後事務委任受任者や信頼できる第三者)の間で信託契約を結び、信託専用口座も開設して資金を入金します。

「ペット信託」にかかる費用の目安は?

準備する飼育費は任意で幅があります。
えさ代の他にシャンプー、トイレシート、ペット用おむつ、ノミ・ダニ予防、
ペットの治療費、予防接種費用など、ペットの種類や飼育先(個人か施設)によって異なってきます。

1匹につき飼育費は、50~150万円くらいが多数のようです。

施設によってはその規定に従いますが、平均で猫は200万円、犬は300万円くらいかかるそうです。

この他に、司法書士や行政書士に対し、契約書作成費用などが発生します。

里親を募集している団体を探す

地元の里親募集の活動を行っている団体を知っておく
万が一の際に役に立つかもしれません。

インターネットなどであらかじめ、
ご自身の理想に合う団体を探しておくと良いでしょう。

引継ぎがしやすいようにペットの特徴をまとめておく

動物は話すことができません。

好き嫌いやアレルギー、性格や特徴、元保護犬でネグレクト歴があったことなど、
ペットに関することをできる限りノートなどにまとめておきましょう。

些細な情報でもまとめておくと、引き取ってくださる方の役に立つこともあります。

また希望として、ペットが最期を迎えた時の埋葬方法(ペット霊園、ご自身のお墓の近くに埋葬してほしいなど)もご相談してもよいかもしれません。

まとめ -ペットの幸せのためにー

いつまでもペットと一緒に幸せに暮らしたい気持ちは理想ですが、自身の身体的・精神的限界がいつやってくるかはわかりません。

将来のプランを立て、契約や準備を行っておかないと、ペットの飼育放置、保健所に引き取られて最悪のケースとして殺処分の可能性もあります。

ペットの幸せを願いながら、少しずつ将来の手段も見つけておくことをおすすめいたします。。

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