荒々しい手口の窃盗・強盗が増えています。ウチは お金ないから大丈夫!と思っていませんか?でも それは間違っています。
最近は お金がありそうな家よりも、強盗犯はもっと違うことを重要視します。それは 侵入しやすく 逃げやすい!!捕まりにくい家なんです!
更に 非常〜に 恐ろしいことに、最近の強盗は わざわざ 人が家に居るときを狙って侵入して来るという犯行が凶悪化しています。強盗に入られてから対策するのでは遅すぎるのです!
2023年1月 東京 狛江市の住宅に侵入。女性(当時90才)をバールで殴るなどして死なせ、高級腕時計など4点(計約59万円相当)を奪った事件が起こり 凶悪化された事件は世間に衝撃を与えました。
防犯アドバイザーの話から、狙われやすい家には共通点があるというのです。一体どのような共通点でしょうか?戸建てであるとか、老夫婦だけで住んでいるとかでしょうか・・・。
窃盗グループに狙われないよう「犯罪を予防」できる防犯対策をしておくことが重要だとのことです。
あなたの家は 犯人に諦めさせる 防犯対策ができていますか?
以前の強盗は 基本的にお金のある家を ある程度 特定して、留守の時に侵入していたケースが多かったが、今は そういう選び方ではなく、侵入に時間が掛からなそうな家や、防犯意識が低そうな家に 狙いを定めます。
怖いですね・・・。
この記事では、あなたと大切なご家族を守るために、狙われやすい家に共通する危険な特徴を明らかにし、簡単で 低コストで実践できる防犯対策を解説します!
家族の安心を守る第一歩!!ぜひ最後までご一読ください!
狙われやすい家の 共通の特徴
①郊外の 築30年以上たっている古い戸建
築30年以上たっている家は 高齢者が住んでいる確率が高く、ガラスが割りやすく、ドアが壊しやすいなどセキュリティーも低い場合が多いです。
そして築年数が古い住宅では、元々シャッターがついていなかったり、ついていても、経年劣化やレールの傷み等により 外れやすくなっている場合も多々あり、簡単に壊せて侵入しやすい家になっている場合があります。
令和4年 警視庁発表のデータによると、侵入窃盗の発生場所として最も多かったのは戸建て住宅の33%でした。3階建て以下の 共同住宅(アパート等)は7.8%、4階建て以上の共同住宅は4.3%となっています。
圧倒的に戸建てが多いです。共同住宅に比べて 戸建ての侵入窃盗が多い理由には
「侵入口となる窓や玄関 勝手口や裏口など 1階に複数あるため、入りやすく逃げやすい」といった要素が考えられます。
また、雨戸やシャッターが貧弱、または設置していない家があったり、玄関の鍵が古い・ドアの立て付けが悪いなどで、防犯性が低い印象があります。
そして 戸建ての場合、どこから侵入するのが1番多いと思いますか?ガキを壊して玄関からでしょうか?
実際は玄関からではなく、ガラスの窓を破って侵入するのが約3割で「ガラス破り」が多いです。
ガラス破りとは、窓ガラスを小さく割り、そこから手を入れて鍵を開けること。掛かる時間はわずか15〜20秒ほどだそうです。
更に、よく見かける 当たり前の風景ですが近隣からの視線を遮るために設置した目隠しフェンスや、窓や玄関ドアの近辺に背の高い植木があったり、周囲が高いブロック塀で囲まれていたりする家は、かえって強盗が侵入した時に 外から 見えなくさせてしまい、近隣住民の死角になる場所が多くなるので、強盗からすると、入りやすいとされています。
まずは植木などは切って見通しよくしましょう。
②戸建てはオートロックや監視カメラなどのセキュリティがない家が多い!
近年、起こっている強盗事件は、たった数万円から 数十万円の、家にあるお金を狙って侵入してきます。だから どこの家が狙われてもおかしくない状況なんです。マンションのオートロックや防犯カメラなどの わかりやすいセキュリティ設備は、泥棒に心理的なプレッシャーを与えて 犯行をあきらめさせる効果もあります。
一戸建てには こうした外から見ても目立つようなセキュリティ設備がないことも、狙われやすい要因となります。
ではどう対策したらいいのでしょうか?安くて簡単に対応できる防犯対策をご紹介していきましょう。
強盗犯が嫌う おススメ防犯対策
空き巣の多くは下見をしており、侵入に時間が掛からなそうな家や、防犯意識が低そうな家に狙いを定めます。つまり、侵入に時間が掛かりそうで、面倒なことになりそうな家にすることで、強盗を遠ざけることができるのです。
注意ポイント
侵入口になりやすい窓を中心に防犯機能を強化し、短時間の外出でも必ず施錠するなど、大切な住まいを犯罪から守りましょう。
警視庁の統計によると、泥棒の7割は侵入に5分以上かかったら犯行をあきらめ、10分以上ともなるとほとんどの泥棒は断念して 何も盗らず逃走するそうです。
強盗犯が嫌う おススメ防犯対策 4選
①ガラスに防犯フィルムを貼る
防犯ガラスでない家は 防犯フィルムをガラスに貼ることを、おススメします。
防犯フィルムとは ガラスを割れにくくするために窓に貼るフィルムのことです。防犯ガラスよりは効果は低くなりますが、それでも窓ガラスが割れにくくなるため、ガラス破片の飛散を防げたり 侵入されるリスクが低くなります。
防犯ガラスに変えるよりもコストを抑えられ、既存の住宅にも対応しやすいといった点がメリットです。目隠しやUVカット、虫よけなどの機能が付いたフィルムもあります。
②.補助錠を取り付ける
補助錠とは、もともと備え付けられている鍵とは別に、補助的に取り付ける鍵のことです。侵入する際には解錠に時間がかかります。補助錠を取り付けることで、解錠するまでの時間がさらに長くなり、犯行をあきらめさせる効果が期待できます。
防犯フィルムよりもさらに低コストで対策でき、かつ大きな防犯効果が得られるのがメリットです。
また、特に外付けタイプのものであれば、防犯対策をしていることがわかるため、犯行を躊躇させるという効果も得られます。この犯行を躊躇して、侵入のターゲットにならないことが大事です。
③防犯面格子(ぼうはん めんごうし)を取り付ける
防犯面格子とは窓の外側に設置される格子のことです。マンションやアパートの通路側の窓には防犯面格子が設置されていることが多いです。物理的に窓からの侵入を防ぐことができます。
防犯ガラスや防犯フィルム、補助錠は侵入する際にはじめて防犯対策が施されていることがわかりますが、防犯面格子は外から見て侵入できないことがあからさまとなるため、非常に高い防犯効果を得られるのがメリットです。
面格子は意味ないと言う意見もありますが、壊すのに一手間かかりますし、音も出ますので 確実に 侵入抑止への1つになります。
④シャッター・雨戸を閉める・設置する
本来シャッターや雨戸は 強風や突風時の飛散物で窓ガラスが割れるのを防ぐものですが 防犯にも非常に高い効果があります。特に夜寝る前、旅行や出張などで長期間家を空ける際には、雨戸やシャッターを閉めておきましょう。
強盗に 家に入られてしまったら
万が一、強盗に家に入られてしまったらどうすればいいのか。
一番は命を守ることを考えましょう。おかしな物音が聞こえたら、確かめに行ったり、声をかけたり、立ち向かうことはしないで、とにかく外に逃げ出しましょう。外に逃げることができないなら、携帯を持って 鍵がかかる部屋に行き警察へ通報してください。
犯人に見つかってしまった場合は、信じられないかもしれませんが、言うことを聞いて『出せ』と言われたものは 隠さずにすべて出し、1秒でも早く家から 出ていってもらう努力をしてください。恐ろしいことに 家にお金があることを知って侵入している場合は、出すまでは 暴行され続けることもあります。
市川の緊縛強盗では、暗証番号を聞き出すために、50代の娘を誘拐するなど、犯行が凶悪化しています。
いつどこで強盗事件が起きるかわからない世の中となりました。
下見をした泥棒に「この家はやめておこう」と思わせる防犯意識が高く 対策されている家にし、大切な住まいと命を犯罪から守りましょう。
まさに備えあれば患いなしです!
この記事が少しでもアナタのお役に立てれば幸いです。