亡くなる前に自分のお葬式の準備はできます!
お葬式は時代や世間の変化にあわせて、また故人や遺族の考え方によって”お葬式のかたち”が変わってきています。
多様化していくお葬式のかたちにあわせて自分でお葬式の準備をしたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は生前にお葬式の準備をするメリットや生前にできる準備についてご紹介します。
事前準備をすることのメリット
- 遺族の負担を減らせる!
亡くなってから行う手続きは複雑なものが多く、多岐に渡ります。そんな中で初めて行うお葬式の手配をすることを負担に感じられる方が多いようです。また大切な家族を失った哀しみで心理的な余裕がない方もいるでしょう。
ご自身でご両親をお見送りした経験でそれを知っている方もいるのではないでしょうか。そうした負担を減らすためにも生前に自分の考えや希望を提示することで遺族の負担を減らすことができます。例を挙げると希望するお葬式の規模や形式、斎場やお墓の場所などがあります。 - 自分の希望にあったお葬式ができる!
家族にだけ見送ってもらいたい。祭壇に飾るお花は生前好きだったものにしたい。お式の最中に好きだった音楽を流してほしい。お棺には趣味にしていたものや思い出の品を一緒に入れたい。
最後のライフイベントを理想のかたちにすることで人生の幕引きを納得することができるものになるのではないでしょうか。 - お葬式にかかる金額の見通しをたてることができる!
お葬式には様々な費用が発生します。お金は有限です。お金をかけて盛大にお葬式をすることも出来ますし、費用を抑えてこじんまりとしたお葬式をすることも出来ます。
亡くなった後に多くの葬儀社から見積もりを取り、希望の条件にあったところを探すのは困難でしょう。葬儀社の言い値でプランやオプションを決めてしまう方もいるようです。それを避けるためにも本当にお金をかけたいところはなにか、お金をかけなくてもよいと考えるのはなにか。それらを整理して希望にそってくれる葬儀社に事前に相談し選んでおきたいところです。
生前にできるお葬式に関する準備
- お葬式の形式を決める
最近では「家族葬」と「一般葬」と「火葬式」の3種類があります。家族葬と一般葬はなにがちがうのでしょう?また火葬式はどのようなお葬式なのでしょう。
まずは家族葬と一般葬の違いをご説明します。
家族葬とは親族で行うお葬式のことを指します。稀にご近所の方も参列される場合もありますが、基本的に親族のみでお葬式を執り行うものは家族葬になります。
一般葬とは親族だけでなく友人や会社の同僚など不特定多数の方が参列されるかたちになります。
しかし家族葬と一般葬に明確な線引きはありません。自分の希望にあった形式を選びましょう。
また近年増加傾向にある形式で火葬式というものがあります。お通夜と告別式・葬儀を行わず、ごく限られた親しい方のみで火葬場に直接行くシンプルなものです。
火葬式ではお通夜・葬儀の準備をしないため経済的・精神的にも負担が少なくてすみます。以前は身寄りのない方や経済的困難な方などに限られていましたが、現在ではご家族だけでこじんまりとお葬式を執り行いたいという方が増えてきています。 - 参列者・連絡先の確認
最後に旅立つ際に自分を見送ってほしい方、故人を見送りたい方がいらっしゃると思います。亡くなった後に参列者や各所への連絡先をリストアップすることは大変な作業です。少しでも遺族の負担を減らせるよう参列者や連絡先をまとめておきましょう。 - 遺影写真やお棺・骨壷に納めたいものを準備する
遺影写真は亡くなった後もご自宅に飾られるものです。自然な表情やいい表情で写っているものをご家族に見てほしいですよね。人生を振り返りながらアルバムを見返してみるのもいいでしょう。
またお棺の中に一緒に納められる物(副葬品)は決められています。金属製品やガラス製品等は副葬品に適しません。いざ火葬場でお棺に思い出の品を納めようとした時に納められないとご家族の方も悲しい思いをされるかと思います。スムーズなお別れになるようになにが納められるのか事前に確認しておきましょう。 - 財産や遺品の内訳、自分の情報を記録しておく
所有している銀行の預貯金口座や有価証券等の財産、生命保険の証券や不動産の権利書等相続の際に必要になってくる書類など大切なものを保管している場所。借入金の有無。また、遺言書の作成の有無や相続の分配の比率、形見分け。そして自分の情報を記録し、ご家族と共有しておきましょう。亡くなった際の手続きをスムーズに進められます。
こうした記録を残す際に便利なものとして「エンディングノート」があります。当社でもご用意がありますのでお気軽にお問い合わせください。
生前にできるお葬式についての事前準備やメリットのご紹介はいかがでしたでしょうか。
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