【終活】エンディングノートって何?何を書けば良いの?

終活をしている方、あるいは終活を始めようと思っている方は、
一度はエンディングノートという言葉を耳にされたことがあると思います。

エンディングノートとは、終活をする中でこれまでの人生を振り返るため、
またご家族に伝えておきたいことやご家族への想いなどを書き残すために使用するノートを指します。

書き方には決まりがありませんが、具体的にどんなことを書けば良いのか、
また何を書けばご家族の助けになるか、よくわからない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

このブログではエンディングノートに書くべき項目についてご紹介いたします。

このブログはこんな方におすすめ

●エンディングノートに何を書けば良いか分からない方
●終活を始めようと思っている方
●終活をしたいけどどれから始めれば良いかわからない方

目次

エンディングノートって何?

エンディングノートとは冒頭でもお伝えしましたとおり、
ご自身のこれまでを振り返る
万が一の際にご家族が困らないように、伝えておきたいことを書き残す
といった役割がございます。

一言でまとめると、備忘録のような役割を担うものです。

エンディングノートには決まった形式がないため、
市販のノート
wordやexcel
エンディングノート
といったご自身のお好みの媒体を使って書き進めることができます。

しかし、どんなことを伝えれば良いかわからない方や、
伝え抜かりが不安な方はエンディングノートをご活用いただくことをおすすめいたします。

多摩中央葬祭・森の風ホールでは
オリジナルのエンディングノートを制作し
ご希望の方にお配りしております。
いつでもご来館くださいませ。

また、遠方の方などでご来館が難しい場合は
郵送も承っておりますので、
お気軽にご相談くださいませ。

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エンディングノートと遺言書って何が違うの?

「ご自身の想いやお考えをご家族にお伝えする」という観点では、
エンディングノートと遺言書は似ているんじゃないの?と
疑問に思われた方も多いのではないでしょうか。

この2つは似ているようで異なります。

遺言書は法的効力を持ち、また記載できる内容が
遺産相続や子供の認知などに関する事項のみと限定的です。

また遺言書の検認も必要で、作成を思い立ってからすぐに完成するものではありません。

一方エンディングノートには法的効力はありませんが、
記載できる内容を自由に決められたり、すぐに作成できたりと
より手軽なものとなっています。

ご自身が伝えたい内容や、その内容に法的効力が必要かどうかで
エンディングノートと遺言書のどちらがよいか決めると良いでしょう。

エンディングノートに書くべき項目

エンディングノートに書くべき項目は、以下のつございます。

書くべき項目

ご自身に関すること

まずは、氏名学歴趣味大切な思い出など、
冒頭として書きやすいものから書いてみるのはいかがでしょうか。
思い出のお写真などを見返してみると、遺影写真として使ってほしい
お写真も見つかることと思います。クリップなどで止めておきましょう。

これまでを振り返る目的でエンディングノートを作成される方は、
愛読書好きな食べ物など、さらにご自身について深掘りしてみても良いと思います。
財産がある方は、どんな財産があるのかまとめておきましょう。

書くべき項目

遺言書の有無

財産分与の際の混乱を防ぐために、遺言書の有無についても忘れずに記入しましょう。
遺言書がある場合は、その保管場所種類まで記入しておくと、
ご家族様の探す手間や時間を節約でき、スムーズに手続きが行えます。

同時にご親族の相関図も書いておくと、相続問題が発生した時に
相続人とその順位を把握することができますので、おすすめです。

書くべき項目

SNSログイン情報や銀行口座など、身の回りのこと

スマートフォンパソコンなど、普段お使いの端末にパスコードを設定している場合は、
忘れずに記入します。
そしてよく使っているwebサイトやSNSなどのログイン情報をまとめます。

パスコードもログイン用のパスワードも分からず、サブスクリプションを解約できなかった、
という方は実際多くいらっしゃいます。
もしもの時に備えて、わかるうちにまとめっておくと良いでしょう。

また、銀行口座クレジットカードパスポートなどを保有している場合は、
その情報も記入しておくと、亡くなった後の手続きをする際にご家族の助けになると思います。
この時、銀行口座やクレジットカードの暗証番号絶対に書かないように注意しましょう。
それを見つけた第三者に悪用される危険性がございます。

他に住宅や車のローンが残っている場合も、のちのトラブルを防ぐために
金額や満了日を書いておきましょう。

書くべき項目

医療や介護に関するご自身の希望

医療や介護についてもし望んでいることがあれば、エンディングノートに記載しておくと
ご家族様の助けになるかもしれません。
例えば、完治が見込めないような病気にかかった時や、余命を宣告された時、
そのことを本人に伝えるか思い悩むことは少なくありません。

同様に延命治療を望むのか、それとも緩和ケアが良いのか、
ご家族だけではなかなか判断が難しいこともあるでしょう。

そんな時、「余命は伝えてほしい」「延命治療ではなく、緩和ケアが良い」といった
ご自身お希望が記載されていれば、辛い選択を迫られたご家族の助けになるのではないでしょうか。

書くべき項目

ご葬儀に関すること、訃報を伝えたい方の連絡先

近年では、生前よりご自身のご葬儀の準備をされている方も多くなってきました。
多摩中央葬祭・森の風ホールで承っている事前相談でも、
ご自身の相談をされる方が増加してきています。

このように希望の葬儀社やご葬儀の形式が決まっているのであれば、
もしもの時にご家族様が依頼しやすくなりますので、記入しておくと良いでしょう。

また、喪主になってほしい人参列してほしい人などが決まっているのであれば、
ご家族が困らなくて済むかもしれません。

特に参列してほしい人、すなわち訃報を伝えてほしい人ですが、
ご自身の交友関係の全てをご家族様が把握されているとは限りません。
あわせて連絡先連絡手段も書いておくと、万が一の際の訃報も流しやすくなります。

書くべき項目

ご家族様へのメッセージ

最後に、普段はなかなか口には出せないご家族様への感謝の気持ちなども
ノート上であれば書くことができる、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

もちろん生前直接お伝えできれば、それに越したことはないですが、
さまざまなご事情があり難しい方もいらっしゃると思います。

エンディングノートとは、ご自身のお気持ちをお伝えできる最後の機会ですので、
メッセージを書き残すのも良いでしょう。

エンディングノートを保管する場所

エンディングノートを作成した後は、その保管場所に注意する必要があります。

今回ご紹介した通り、エンディングノートにはご自身の個人情報だけでなく、
財産やSNSのログイン情報など、他人には知られてはいけない情報が多く含まれています。
ですので悪用されないよう、紛失・盗難には十分に気をつけなければなりません。

とはいえ、ご自身が亡くなった後、ご家族様がエンディングノートを見つけられないのでは
作成した意味がありません。

第三者から見られないような場所に保管し、
ご家族様にはその保管場所をお伝えしておくと良いでしょう。

まとめ

本日はエンディングノートに書いた方が良いことについてご紹介いたしました。

エンディングノートには、作成における決まりは特にありません。
ご自身が書きやすい項目から少しずつお書きいただけます。
また、今は何も浮かばない項目があれば一度飛ばしていただいても問題ありません。
ゆっくりご自身のペースでご記入いただければと思います。

エンディングノートには、これまでを振り返る目的と
ご家族様に想いを伝える目的の2つの意味がありますが、
万が一亡くなった後、ご自身の言葉で紡がれたノートを振り返ったご家族様の
心の支えにもなるのではないでしょうか。

エンディングノートを初めて知った方も、これから書き始めようと思っていた方も
ぜひこの機会に作成してみてはいかがでしょうか。

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