『ご愁傷さまです』以外に、なんて言えばいいのでしょうか?

お通夜やお葬式に行った時、参列者として葬儀場ホールへ入り、ご遺族にお会いしたら、どんな言葉をかけていいものか?分からない、、と言う方いらっしゃいませんか?何て言えばいいか分からない、、また、何となく知っているけど間違っていたら恥ずかしいしと思ったことありませんか?お通夜やお葬式の時、ご遺族にどんな言葉をかけていいものかは誰もが悩むところだと思います。お悔やみを伝える際のマナーは、社会人としても身に付けておきたいものです。しかし、訃報に接する機会は多いものではない故に、正しいマナーを守れているか自信が持てないと思っている方もいらっしゃるでしょう。

だからといって、ご遺族に声をかけずにその場を辞することは、何よりも失礼にあたりますので、この動画を見ていただければ、どういう状況で、何を言えばいいかズバリ例文も案内してますのでもう大丈夫です。

本日は、ご質問いただいた中で多かった、『ご愁傷さまです。以外に何と言ったらいいのでしょうか?』にお答えしていきましょう。弊社ブログ記事は、ご葬儀関連で、一生ものの正しい敬語・上級の大人の気遣いマナーをご紹介しております。

冠婚葬祭の中でも、失敗できないのがお通夜とお葬式です。悲しみに満ちた場では、実は、ちょっとした失礼や失言が人を深く傷つけることになることもあります。そうならない為にも、知っていることが大切です。そして「もし自分が言われたら嫌かも・・・」という想像力を持っておくようにしましょう。最初に一般的な言い回しとされていて、あたかも正しいものの言い方マナーとしてお葬式で使われているが、実はNG!というもからお話ししていきます。

代表的なNGワード(お葬式で当たり前のように使われている)

「がんばってね!」又は

『頑張ってください』は絶対NGです!

私もお葬式会場で、参列者のご誘導をしている時に、

よーく耳にするNGワードなんですが、

きっと深い悲しみから一日も早く立ち直ってほしいという思いでお話しされていると思うのですが、使わないようにしましょう。配慮が足りず、とても不適切な言葉になるからです。何故かというと、ご遺族は、これ以上頑張れないくらい辛い思いをしているので、励ましや元気付けるためだとしても「がんばって」は絶対にNGです。禁句ですので意識して使わないよいうにしていただければと思います。

次の代表的なNGワードです。

「お力を落とされないように」です。

力を落とさずにいられない状況であるのに、力を落として当たり前な状況なのに、これはうさん臭い、ご遺族の心情をわかってあげられない人、なおかつ寄り添う気持ちに欠ける印象をご遺族に与えてしまいます。それでも、どうしても『お力落とし。。』のフレーズを使う場合は、

まずは「お力落としのことと存じます」と傷心のご遺族に心を寄せた上で、

「何かお手伝いできることがありましたら、おっしゃってください」と、

どんなことでもいいから力になりたいという気持ちを伝えてみてください。この使い方ならば、思いは、きっと届くはずです。1つだけ注意して欲しいことは、この言い回しは、場を辞する時に言うことが多いので、お通夜に駆けつけて最初にご遺族に挨拶をする時は「ご愁傷様です」と言い、葬式会場で同じ言葉ばかりを使うのは、幼稚なイメージになるので、帰り際、場を辞する時、ご遺族にお会いしたら、「お力落としのことと存じます。何かお手伝いできることがありましたら、おっしゃってください」と、シーン別に使っていただけると、大人のお気遣いとなります。

代表的なNGワード SNS編

親しい友人などに対して、「大丈夫?」など、言ってしまったり、ラインやメールで『大丈夫?』と送ってしまうことがあると思いますが、「?」(はてな)で終わる文。質問系を送ってしまうことがあると思います。そうすると返信をしなければならないプレッシャーを与えてしまうので、疑問文で終わらないようにしましょう。 SNS等で返事がないからといって、何度も返事を催促したり、怒ってしまっては絶対いけません。

本日の本題 代表的なお悔やみの言葉4つ!

①「ご愁傷様です」

②「お悔やみ申し上げます」 

③「哀悼の意を表します」

④「ご冥福御祈り致します」

この4つです。

🔳お悔やみの言葉①

「ご愁傷様」にはお悔やみの意味と、からかいの意味の2つがあります。意味は、ご愁傷様の「愁」は訓読みでは「愁う(うれう)」と読み、嘆き悲しむ人を心配する意味を持ちます。また「傷」(しょう)には、心を痛める、感情などが損なわれるという意味があります。なので、ご愁傷様は「(あなたが)心を痛めることを心配している(つらく思っている)」という意味になります。亡くなった人の遺族に対してお悔やみの言葉として1番多く使われていて、丁寧さを表す接頭語の「ご」と、「だ」の丁寧表現「です」を付け加えて「ご愁傷様です」のように使います。相手を気の毒に思うさま。身内を失った人に対するお悔やみの語です。「ご愁傷様です」は、通夜や葬式で遺族と対面した際に口頭で使うのが一般的です。メールや文面でお悔やみの言葉を述べるのは、失礼に当たる、不適切だと考える風潮もあるので、避けたほうが無難でしょう。

『ご愁傷様です』は別の意味もあります。これらの気の毒に思う気持ちををもじって、軽いからかいの意を含めていうこともあります。例えば「休日にも出勤とはご愁傷様」〜という使い方も聞いたことあると思います。

次に、正式なマナーとは少しそれますが、親しい方のお通夜に駆けつけたときの第一声は、いきなり「ご愁傷様」ではなく、「このたびは……」と声がけし、言葉にならない悲しみをご遺族と共有する形でもいいかもしれません。お悔やみの言葉はハキハキと明瞭に言う必要はなく、時として、言葉にならない気持ちをそのままにご挨拶する、という方が思いが伝わることもあるのです。

例文としては

・「この度は ご愁傷様でございます」 

・「この度は ご愁傷様です」 で問題ありません。

🔳次のお悔やみの言葉②

「お悔み申し上げます」です。「お悔み申し上げます」とは、「悔み(くやみ)」を丁寧にした表現です。悔みとは「くやむこと、後悔」という意味のほかに、「死を悼み悲しむ」という意味があります。口語(会話)・文面どちらにも使えることが可能で、

例文としては、

遺族に対して「心よりお悔やみ申し上げます」と直接伝えたり、

弔電やメールに書いたりして使える言葉です。大切な方を亡くした遺族に対して思いやりを持ってかける言葉が、お悔やみの言葉です。大切な方を亡くして悲しい思いをしている遺族に対してかける言葉なので、思い入れのある方が亡くなった場合でも長い言葉をかけないようにしましょう。声のトーンは抑えて、小さめの声で短く挨拶することがお悔やみの言葉を伝えるうえで大切なポイントです。

「お悔やみ申し上げます」の使った例文は、

 ・「この度は心からお悔やみ申し上げます。」 

「この度は御愁傷様です。突然のことで驚いております。心からお悔やみ申し上げます」 などがあります。

🔳お悔やみの言葉③

「哀悼の意を表します」の使い方と例文

「哀悼の意を表(ひょう)します」はそのまま、亡くなった方のことを思い悲しんでいる、心を痛めている、などの意味を持ちます。故人の死を悲しんでいる気持ちを表現する言葉で、弔電やメールで使用します。遺族にお会いした際に口頭で使う言葉ではありませんのでご注意ください。

🔳お悔やみの言葉④

ご冥福を御祈り致します」の使い方と例文

「ご冥福御祈り致します」は、上で紹介してきた3つの言葉と異なり、遺族ではなく死者に対しての言葉になります、亡くなった本人に語り掛ける言葉になります。棺(ひつぎ)の前で語り掛けるときやスピーチで、「心より◯◯様のご冥福をお祈りいたします」のように使われます。遺族に対して対面で使うことは避けて、メールで

「心から◯◯様のご冥福をお祈りしております」のような使い方は可能です。「◯◯様の」と、故人の名前を付けるのを忘れないようにしましょう。他例文として

・「突然のできごとで驚いています。心からご冥福御祈り致します」

 ・「謹んでお悔やみ申し上げますとともに、心からご冥福御祈り致します」などがあります。

また、辞書で「冥福」の意味について調べてみると、「仏事」とありますが、仏教の思想からきた言葉ではありません。「冥福」という言葉はキリスト教や神道的には使うべきでないなどという意見がありますが、そもそも仏教由来の言葉ではないため、宗教の区別なく使える言葉であると言えます。そのため、葬儀の場などでの使っていただいても問題ありません。 ただ、デリケートな問題であり、相手を気遣う必要があるので、遺族の方の気持ちを考慮して「ご冥福をお祈りいたします」と話すのは避けた方が、トラブルは起きにくいかもしれません。

本日のまとめ

大切な方を亡くした時、遺族は辛い気持ちを抱えながらも、葬儀の準備など慌ただしい時間を過ごします。状況や遺族の心情に配慮しながら、負担にならない簡潔な短い文章で伝えましょう。

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