葬儀前後の防犯対策:空き巣や香典泥棒から身を守る方法

葬儀の準備や実施中に、空き巣や香典泥棒に対する注意が必要です。葬儀当日に自宅や会場が標的とされることがありますが、その被害を未然に防ぐための対策を考えてみましょう。私の個人的体験ですが、実際にあった、少し怖かった体験話しです。同居していた祖父のお葬式で、当時高校生の私は、香典泥棒対策で、家で留守番するように親に言われました。通夜の翌日の告別式中に、家で1人で留守番していた時に、家の門を開け、ピンポンを鳴らさずに、真っ直ぐ奥の庭内に入ってきた男性がいました。庭内をウロウロし始めたので、怖くて、リビングの前を通った時に、ガラス越しに、大きな声で、『何でしょうか?』と聞き、男性が『お葬式に来ました』と答え、『ここではなく◯◯寺です、お名前は?』と伺い、『▲▲です、今からすぐにいきます』と言って去りましたが、後で、親に確認したら、伺った▲▲のお名前の参列者の該当は無かったとのことでした。もしかしたら、香典泥棒だったかもしれません。

葬儀の前後に犯罪が多い理由

昔はご自宅で葬儀を行うことが多かったですが、最近では葬儀式場や寺院で行うことが増えています。これにより、葬儀当日に家族が留守になるケースが増え、空き巣被害が発生しやすくなりました。葬儀の日程は地域の回覧板や新聞で広く知られることが多く、空き巣にとっては家に誰もいない時間帯が分かりやすくなり、計画的な犯罪が行われやすくなります。また、葬儀前後には家に香典が保管されることもあり、それが狙われることもあります。

葬儀当日の自宅の防犯対策

葬儀当日に自宅を守るためにできる対策を考えてみましょう。

  1. 戸締りを確認する: 葬儀当日は感情的な状況で、基本的なことがおろそかになることがあります。ドアや窓の鍵を確実に施錠し、家の中と外をしっかりと区別しましょう。
  2. 留守番を頼む: 葬儀に出席する家族以外の信頼できる人に留守番を頼むことで、家を守る安心感が得られます。近所の方や友人に頼むことを検討してみましょう。
  3. テレビやラジオをつけておく: 音が鳴っているように見せることで、空き巣が近づきにくくなります。外出する際にはテレビやラジオをつけておくことを考えてみてください。
  4. 防犯用の砂利を敷く: 庭先に防犯用の砂利を敷くことで、歩く音が鳴るため空き巣が近づきにくくなります。普段から防犯対策としても有効です。
  5. 合鍵を隠さない: 鍵を隠すことは避け、持ち歩くようにしましょう。鍵を見つけられれば、不正な侵入の可能性が高まります。
  6. 足場になるものを置かない: 犯人の足場になり得るものを敷地内に置かないよう気をつけましょう。侵入を難しくすることが大切です。
  7. 貴重品は保管する: 貴重品は金庫などで保管しておくことで、犯罪の誘因を減少させることができます。特に不要なリスクを避けるためにも大切な対策です。

葬儀の留守番について

留守番を依頼する際に注意すべきポイントを考えてみましょう。

  1. 誰に依頼するか: 葬儀に参列しない家族や親しい友人など、信頼できる人に依頼するのが良いです。信頼性がある人を選びましょう。
  2. 依頼する内容: 留守番の方には家にいてもらうだけでなく、電話対応や弔問客の案内などをお願いすることが考えられます。必要なタスクを明確に伝えておくことが大切です。

葬儀後のお香典の保管にも注意

近年は葬儀費用を後払いにすることが多く、お香典が家に保管されることが増えています。その間に盗難被害が発生する可能性があるため、細心の注意が必要です。留守番を頼むか、慎重な保管を心がけましょう。

まとめ               

葬儀の際は、感情的な状況にあるため、防犯対策がおろそかになることがあります。しかし、葬儀前後は犯罪が狙われやすい時期でもあります。家や会場の防犯対策をしっかりと行い、被害を未然に防ぐことが大切です。この情報が皆さんの防犯意識の向上に役立てば幸いです。

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