【葬儀 支払い】葬儀費用ってどうやって支払うの?

お葬式では、数十万円から数百万円もの費用がかかります。その費用はどのようにして支払うかご存じですか?
ここでは、お葬式にかかる費用の内訳から、支払い方法についてご紹介いたします。

目次

葬儀費用の内訳

葬儀費用は大きく分けて以下の6種類があります。

状況によって変動するものや、不要なものもありますが、基本的にはこれらの費用が必要です。
詳しくご紹介していきます。

葬儀基本料金

祭壇やお棺を含めた基本のプラン料金です。具体的には以下のようなものが含まれています。

プランに含まれるもの(一例)

祭壇・棺・仏衣・骨壷・寝台車・霊柩車・焼香用具・受付用品・運営スタッフ・手続き代行料 など

お葬式の形式やプランによって含まれているものや金額が異なります。

式場費

お通夜や告別式を執り行う時などに必要になります。
また火葬終了後に、式場に戻り食事を行う場合にも別途式場使用料が加算されることもあります。

火葬料

故人様の住所地によって費用が異なりますので、基本料金には含まれていないことがほとんどです。
例えば多摩地域では、立川市・国立市・昭島市にお住まいの方であれば、立川聖苑を無料で利用できます。
府中市民の方は、府中の森市民聖苑を無料でご利用いただけます。

反対に国分寺市や小金井市など公営の火葬場がない地域にお住まいの方は、10万円前後の火葬料がかかります。

お布施

宗教者にお支払いいただく費用です。寺院様や戒名の位、お付き合いの度合いなどによって大きく異なります。
あらかじめ菩提寺などお付き合いのある宗教者の方にご相談いただくのもおすすめです。
お付き合いのあるお寺様などがなく手配を希望される場合は、15万円から40万円程度のお布施がかかります。

また、宗教者をお呼びしない無宗教葬を執り行う場合、お布施は不要です。

無宗教葬については以下の記事もご覧ください。

おもてなし

ご葬儀に参列してくださった方にお渡しする会葬御礼や香典返しのお品物、通夜振る舞い・精進落としなどの
飲食費が含まれます。1人一膳ずつの本膳料理や、大人数でシェアする大皿料理など様々な種類があります。

各おもてなしにかかる費用は、予想される参列人数によって大きく異なります。

その他

その他には、式場にお飾りするご供花など、基本料金に含まれないオプション品を追加する場合の費用などが含まれます。加えて、基本料金に含まれる安置やドライアイスの日数を超過する場合、その日数分の費用が加算されます。

支払い方法

葬儀費用の支払い方法は、葬儀会社によって異なります。ここでは一般的な3つについて、メリット・デメリットを踏まえながらご紹介いたします。

1. 現金

現金での支払いは従来の支払い方法で最も一般的なものです。現金での支払いと言っても、

  • 葬儀社の担当者に集金に来てもらう
  • 現地で支払う
  • 指定の銀行口座へ振り込む

といった方法があります。

現金払いのメリットは、すぐに支払いが終わることです。お葬式が終わった後も法要の準備や各手続きなど
やるべきことがたくさんあります。
できるだけ早く葬儀費用の支払いが済むと、精神的な負担の軽減にも繋がるのではないでしょうか。
また、利息がつかないことも利点の1つです。

反対にデメリットは、まとまったお金を用意することが難しい点が挙げられます。
何十万、何百万もの費用の一括支払いはご遺族の負担になる可能性もあります。
また、生命保険などの保険金を葬儀費用に充てようと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
保険金が手元に来るまで時間がかかることもあるかもしれませんので、
この場合はあらかじめ葬儀社に相談しておくと良いでしょう。

その他、葬儀費用を故人様の銀行口座から賄おうとお思いの方もいらっしゃると思います。
しかし銀行が死亡の事実を知ると口座が凍結されます。凍結された口座から預金を引き出す場合は、
相続人全員の同意のほか、必要書類も増え、多くの時間や労力がかかります。
基本的には、ご遺族様が口座名義人の死亡を申し出ると凍結されますので、申告前に引き出しておきましょう。
この時、後のトラブルを防ぐためにも、前もってご家族間で預金を利用することを共有し
了承を得ておくことがおすすめです。

2. クレジットカード

葬儀会社によっては、クレジットカードでの支払いが可能なところもあります。
クレジットカード払いのメリットは、現金を用意する必要がないことと、
カード会社のポイントが貯まることが挙げられます。葬儀費用は多額ですので、多くのポイントが貯まるでしょう。

反対にデメリットとして、分割払いだと利息がつく点や、限度額がある点が挙げられます。
クレジットカードや契約内容によって、分割可能回数や利用限度額が異なります。
どちらもあらかじめカード会社に確認しておくと良いでしょう。

また、葬儀費用のすべてをクレジットカードで済ませることはできません。
具体的には以下のような項目で現金が必要になるケースがあります。

現金が必要なケース(一例)

お布施、火葬料、心付け、バスやタクシーの代金、火葬場での飲食費、お手伝いいただいた方へのお礼

中には状況に応じてカード支払いが可能であったり、葬儀社が立て替えて支払ったりすることもあります。
前もって葬儀社に確認し、必要に応じて現金も用意しておきましょう。

3. 葬儀ローン

まとまった現金が用意できず、かつクレジットカードも保有していない場合は、葬儀ローンを活用するのも一案です。細かく分割設定ができるので、月々の支払いに対して負担が少ないところがメリットです。

反対に、分割払いにすると利息が発生すること、ローンなので審査があり必ず利用できるとは限らないこと、
葬儀社によっては対応していないことなどが挙げられます。
他に銀行やカード会社でもローンを組むことができますので、葬儀費用の支払いに心配がある方は、
一度検討してみてはいかがでしょうか。

葬儀費用を支払うタイミング

葬儀費用は基本的に葬儀終了後に支払います。
なぜなら、返礼品や食事の数など当日まで定まらないものがあるからです。
数が確定したのち、葬儀終了後2週間以内を目処に支払うよう設定している葬儀社が一般的です。

反対に前もって互助会での積立や生前契約などで、ある程度支払いを済ませている方もいらっしゃると思います。
しかし当初の予定よりも人数やプランが変更した場合や、亡くなってから葬儀までに日数が空いた場合など、
追加で支払いがあることも考えられます。
いずれにせよ最終的に金額が確定するのは、葬儀終了後と覚えておきましょう。

まとめ

今回は、葬儀費用の内訳と支払方法についてご紹介いたしました。

お葬式では多額の費用がかかりますが、費用を抑えるポイント・豪華にするポイントは
人それぞれ異なると思います。
葬儀社では事前相談や事前見積を受け付けていますので、そちらを利用して
前もってどれくらいの金額が必要なのか、大まかでも把握しておくとよいでしょう。
金額が分かれば、カードの限度額を上げておく、カードローンの情報を集めておくといった対策も
できるかもしれません。

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