2026年9月25日(19:30〜20:00)、立川市錦町の錦みよし会館で、町会「錦みよし会」の水害をテーマにした防災講習会を開き、約40名の方にご参加いただきました。講師は錦みよし会 防災防犯部長の森山泰文(多摩中央葬祭 代表取締役)です。錦町3・4丁目は多摩川・残堀川の大きな浸水想定区域からは外れていますが、短時間の大雨で下水道の排水が追いつかなくなる「内水氾濫」には注意が必要です。講習では動画3本と立川市のハザードマップを使い、「水が来る前に動く」ための知識をお伝えしました。

講習会の概要
| 日時 | 2026年9月25日 19:30〜20:00 |
|---|---|
| 会場 | 錦みよし会館(立川市錦町) |
| 参加者 | 約40名 |
| 主催 | 錦みよし会(立川市錦町3・4丁目) |
| 講師 | 錦みよし会 防災防犯部長 森山泰文(多摩中央葬祭株式会社 代表取締役) |
| テーマ | 大雨が来たら、錦町3・4丁目では何が起きる? ― 水害から命を守る25分 ― |
1. 避難は「警戒レベル4」までに
避難のタイミングは、5段階の警戒レベルで判断します。レベル5になってから逃げるのでは遅く、危険な場所にいる人はレベル4までに避難を終えることが大切です。ご高齢の方や、避難に時間がかかる方はレベル3で動き始めます。
- レベル3(高齢者等避難):高齢の方や避難に時間がかかる方は避難を始める
- レベル4(避難指示):危険な場所にいる人は全員避難
- レベル5(緊急安全確保):すでに災害が起きている状態。ここからでは遅い
避難所へ行くことだけが避難ではありません。外がすでに危ない時は、頑丈な建物の2階以上へ移ることも避難になります。

2. 錦町で身近なのは「内水氾濫」
水害には、川があふれる「外水氾濫」と、雨水が下水道で流しきれずに街にあふれる「内水氾濫」があります。
- 外水氾濫:多摩川・残堀川があふれる水害。立川市の外水ハザードマップでは、錦町3・4丁目の大部分は浸水想定の着色区域から外れています。
- 内水氾濫:短時間の猛烈な雨に、下水道や雨水ますの排水が追いつかず、道路や敷地に水があふれる水害。立川市の内水ハザードマップでは、錦町3・4丁目にも浸水が想定される箇所が点在しています。
「川から離れているから大丈夫」とは言い切れません。ご自宅の状況は、立川市のハザードマップで一軒ずつ確認してください。

3. 冠水した道路には「入らない・引き返す」
道路に水がたまった時、「いつもの道だから大丈夫」と車で入るのが最も危険です。水深は車の中からは分かりません。歩く場合も、濁った水の下には蓋の外れたマンホールや側溝が隠れていることがあります。冠水してから動くのではなく、水が来る前に動くことが大切です。

4. 今日からできる6つの備え
- ハザードマップで自宅の浸水想定を確認する
- 家の周りの雨水ます・排水口の落ち葉やごみを取り除く(大雨が始まってから外に出て掃除はしない)
- 玄関や低い場所に止水板・水のうを用意する(ゴミ袋に水を入れた簡易水のうでも可)
- 大切な物や電気製品を高い位置へ移せるようにしておく
- 道路が冠水してから車を動かさない
- スマホとモバイルバッテリーを充電し、立川市の情報を受け取れるようにする

5. 避難所は開設情報を確認してから
風水害のときの避難所は、災害の規模に応じて立川市が開設します。錦町周辺には錦学習館、第三小学校、第七小学校などがありますが、すべてが一度に開くわけではありません。「とりあえず近くの小学校へ」ではなく、立川市が発表する開設情報を確認してから移動してください。避難情報や避難所の開設情報は「立川見守りメール」で受け取れます。

講習で使用した動画
- 政府広報オンライン「【いつ逃げる?】大雨や台風シーズン前に知ってほしい“レベル4で全員避難”のサイン」
- 東京都下水道局「ポタンとマリンの下水道大冒険」より「下水道と雨」
- JAF「道路冠水時、車両の走行性能・安全性は?~冠水路に見立てたコースを各車両で走行検証~【JAFユーザーテスト】」
よくある質問
Q. 錦町3・4丁目は多摩川から離れていますが、浸水の心配はありますか?
A. 多摩川・残堀川の氾濫(外水氾濫)による大きな浸水想定からは、錦町3・4丁目の大部分は外れています。ただし、短時間の大雨で下水道の排水が追いつかない「内水氾濫」は起こり得ます。立川市の内水ハザードマップでご自宅周辺を確認してください。
Q. 避難はいつ始めればよいですか?
A. 危険な場所にいる人は警戒レベル4(避難指示)までに避難を終えます。高齢の方や避難に時間がかかる方は、レベル3(高齢者等避難)が目安です。外がすでに危険な場合は、頑丈な建物の2階以上へ移ることも避難になります。
Q. 大雨のとき、どの避難所へ行けばよいですか?
A. 風水害時の避難所は、災害の規模に応じて立川市が開設します。すべてが同時に開くわけではないため、立川市のホームページや「立川見守りメール」で開設情報を確認してから移動してください。
講習会資料・参考リンク
講師プロフィール
森山泰文(もりやま やすふみ)
錦みよし会 防災防犯部長。多摩中央葬祭株式会社 代表取締役。立川・府中・国立・昭島で「森の風ホール」を運営し、地域の町会活動を通じて防災・防犯の取り組みを続けています。
前職時代には、平成16年(2004年)に発生した福井豪雨の被災地・福井市で、「月見・みのり雨水貯留管」の建設工事に従事。大雨の際に下水道からあふれる雨水を一時的に貯めて浸水を防ぐ施設づくりに携わった経験から、内水氾濫への備えを地域に伝えています。

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